龍馬伝 あらすじと感想

大河ドラマ「龍馬伝」のあらすじ、感想、視聴率をまためました。 主演の龍馬役の福山雅治さんや広末涼子さんなど他の出演者たちの情報・エピソードをまとめた龍馬伝レビューブログです。



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大河ドラマ「龍馬伝」 あらすじ一覧

【第一部】SEASON1 RYOMA THE DREAMER
第 1回 「上士と下士」(幼少期)   (1/3 放送)
第 1回 「上士と下士」(青年期) (1/3 放送)
第 2回 「大器晩成?」    (1/10放送)
第 3回 「偽手形の旅」    (1/17放送)
第 4回 「江戸の鬼小町」   (1/24放送)
第 5回 「黒船と剣」    (1/31放送)
第 6回 「松蔭はどこだ?」  (2/7放送)
第 7回 「遥かなるヌーヨーカ」 (2/14放送)
第 8回 「弥太郎の涙」     (2/21放送)
第 9回 「命の値段」      (2/28放送)
第10回 「引き裂かれた愛」   (3/7放送)
第11回 「土佐沸騰」      (3/14放送)
第12回 「暗殺指令」      (3/21放送)
第13回 「さらば土佐よ」    (3/28放送)

【第二部】SEASON2 RYOMA THE ADVENTURER
第14回 「お尋ね者龍馬」    (4/4放送)
第15回 「ふたりの京」     (4/11放送)
第16回 「勝麟太郎」     (4/18放送)
第17回 「怪物、容堂」    (4/25放送)
第18回 「海軍を作ろう!」  (5/2放送)
第19回 「攘夷決行」     (5/9放送)
第20回 「収二郎、無念」   (5/16放送)
第21回 「故郷の友よ」    (5/23放送)
第22回 「龍という女」    (5/30放送)
第23回 「池田屋に走れ」   (6/6放送)
第24回 「愛の蛍」      (6/13放送)
第25回 「寺田屋の母」    (6/20放送)
第26回 「西郷吉之助」    (6/27放送)
第27回 「龍馬の大芝居」    (7/4放送)
第28回 「武市の夢」      (7/11放送)

【第三部】SEASON3 RYOMA THE NAVIGATOR
第29回 「新天地、長崎」    (7/18放送)
第30回 「龍馬の秘策」     (7/25放送)
第31回 「西郷はまだか」    (8/1放送)
第32回 「狙われた龍馬」     (8/8放送)
第33回 「亀山社中の大仕事」 (8/15放送)
第34回 「侍、長次郎」     (8/22放送)
第35回 「薩長同盟ぜよ」    (8/29放送)
第36回 「寺田屋騒動」     (9/5放送)
第37回 「龍馬の妻」      (9/12放送)
第38回 「霧島の誓い」     (9/19放送)

【第四部】FINAL SEASON RYOMA THE HOPE
第39回 「馬関の奇跡」     (9/26放送)
第40回 「清風亭の対決」    (10/3放送)
第41回 「さらば高杉晋作」  (10/10放送)
第42回 「いろは丸事件」   (10/17放送)
第43回 「船中八策」     (10/24放送)
第44回 「雨の逃亡者」  (10/31放送)
第45回 「龍馬の休日」     (11/7放送)
第46回 「土佐の大勝負」   (11/14放送)
第47回 「大政奉還」     (11/21放送)
第48回 「龍の魂」(最終回)  (11/28放送)

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龍馬伝 第48回(最終回) あらすじ

第48回 「龍の魂」(最終回)  (11/28放送)

大政奉還の後、龍馬は陸奥陽之助のはからいで川原町通の近江屋に居場所を移し
そこで書き上げた 『 新政府綱領八策 』 を各藩に送る龍馬。

坂本龍馬

そして帝を中心とした新政府の体制が整うのを
京に留まり見届けようと思っていた。


その頃、旧幕府の者たちは大政奉還を将軍に迫った土佐藩、
幕府に従おうとしなかった薩摩藩、長州藩への怒りを煮えだぎらせていた。



翌日、龍馬は越前藩主 松平春嶽に謁見するため
新撰組がうろつく京の町を密かに抜け出し越前へ向かった。

越前城では松平春嶽と龍馬の話を側で聞いている三岡八郎(中川家礼二)

龍馬 松平春嶽

『 新政府綱領八策 』 があれば皆が同じ方向を向いて
新しい国の形を話し合うことができると言う龍馬。

○○○を盟主とし」の○○○とは何だ?と春嶽に問われ
皆の先頭に立って帝の元で政を取り仕切る御方の名前が入ると答える龍馬。

その○○○に入るのは誰だ?と聞かれ
それは私にも分からないと答える龍馬。

この○○○に誰が入るのか?とこれを読んだ者は皆、疑心暗鬼になると春嶽。
自分がその○○○になるべきだという者もおるかもしれないと三岡八郎。

その○○○に誰が入るがか、誰が相応しいべきかを
皆が真剣に考え始めるからそれでいいのですと答える龍馬。

「お前は承知の上で皆を煽ったと言うのか?」

「春嶽様、日本人はもう皆が前を向かんといかんがです!」

と真剣に言い微笑む龍馬に微笑み返す春嶽。


龍馬が言った通り、皆その○○○を巡って議論し始めた。

木戸貫治




龍馬を探しに京 土佐藩邸を訪ね龍馬の居場所を必死に尋ねる弥太郎だが
坂本龍馬は大殿様をたぶらかした曲者だとそっけない土佐藩士。

龍馬を探し出し 『近江屋』 に乗り込んできた弥太郎を笑顔で迎え入れる龍馬。

土佐藩邸に出入りできず、薩摩藩邸に世話になるわけにもいかないと
言いながら弥太郎を二階へ案内する龍馬。


「おまんは大政奉還を成し遂げて幕府を倒した英雄様じゃろうがぁ!
 薩摩にとっても長州にとっても大恩人じゃ!」と嫌味な口調の弥太郎。

「そう簡単にはいかんちや、それよりまさか弥太郎が此処に訪ねてくるとはの
 ほぉ~お、今日はどういたがぜ?」と笑顔の龍馬。

「おまんと会うがはこれで最後じゃき!
 これから言うことをよう聞きや」と真顔の弥太郎。


「ミニエー銃九千丁を売って五千二百四十五両 儲けたがじゃ~」

「ごっ、五千・・二百・・四十五両~!」と驚く龍馬。

「これはその手形ぜよ、土佐商会とは関わりないわしが儲けた金じゃ」

「オオッ~ おまんっ!ほんまの大金持ちになったがかい弥太郎~!
 これは凄いことぜよ~!やったのう~!」と嬉しそうに驚く龍馬。

「けんどのう、この金はいらんがじゃ」と真顔の弥太郎。

「はあっ?」と困惑する龍馬。

弥太郎 龍馬


「わしはのう、戦が起こると見越して九千丁仕入れたがじゃ。
 おまんの言う大政奉還らあり得んと思うちょったぁ・・・けんどのう・・・

 けんど、もしかしたらおまんは、おまんはやってしまうかもしれんと
 わしは弱気になったぁ・・・おまんを信じてしもうたがじゃ!

 こんな悔しいことがあるかえっー!

 おまんに儲けさせてもろた金らー欲しゅうないっ!
 こらおまんの金じゃー!おまんにくれてやるぜっー!

 わしには自信があるがやき、坂本龍馬ら足元にも及ばん男になってみせるがじゃあ!」

と吐き捨てて立ち去ろうとする弥太郎。


「待ちやー!」とずっと黙って聞いていた龍馬が叫ぶと立ち止まる弥太郎。

「弥太郎・・・おまんはそんなにわしのことが嫌いかえ?」と険しい表情の龍馬。

「オウッー!嫌いじゃ!この世の誰よりものうっ!」と振り向かず叫ぶ弥太郎。

「そうかえ、けんどわしはのう・・・
 おまんの事を嫌うたことはいっぺんも無いがじゃ
 岩崎弥太郎いう男は土佐におる頃からわしゃ死ぬまで友達じゃと思う・・」

「そおいうところが嫌いだがじゃあ!」と涙目で振り向く弥太郎。


「おまんは、自分の思うように生きて
 それがどーゆー訳かことごとく上手ういって!

 おまんと一緒におったら、わしゃのう、わしゃ自分がもぅ何ちゃあ出来ん
 こんまい、つまらん人間に思えたがぜよぉ」

唇を震わせる弥太郎。 「・・・・」何も言えずやりきれない表情の龍馬。


「けんどのう龍馬ぁ・・・人がみんなぁ自分のように
 新しい世の中を、新しい世の中を望んじゅうと思たら大間違いじゃぞ。

 口ではどお言うちょったち、いざ扉が開いたらぁ・・・

 戸惑い、怖気ずく者は山のようにおるがじゃき!
 恨みや、妬みや、恐れ、保身、そのうち怒りの矛先はおまんに向くろ!

 わしには分かる、眩し過ぎる日の光は・・・
 無性に腹が立ついうことを知っちゅうきの」


「おまんの言う通りかもしれん・・・・
 わしゃ・・・わしゃ気付かんうちに・・・
 人を傷付け、人に恨みを買うちゅうかもしれん」
と静かに言いながら弥太郎に近付く。

「世の人が、我を何とも言わばいえ 我が成すことは我のみぞ知る」
と窓の外を眺めながら言う龍馬。

「わしゃのう弥太郎、自分に出来ることをしただけぜよ。おまんもそうじゃ、
 おまんの思うように、思うように好きに・・好きに生きたらええ」


龍馬をじっと見つめる弥太郎。弥太郎の手を取り離さない龍馬に
「やっ、やめや」と手を離そうとする弥太郎。

「わしのことは、わしのことは~相手にせんでいい」と優しく語りかける龍馬。

「やめっ、やめやー!やめっ!やめやっ!」と必死で手を離そうとする弥太郎。

「弥太郎ー!おまんは!このっ、この金で世の中と繋がっちゅうじゃぞぉ!」

と倒れ込んでもがく弥太郎の手をそれでも離さない龍馬。


「弥太郎ー!おまんは!この金で、この金で日本一の会社を作って
 日本人みんなを幸せにせんといかんがやき。

 それはのう、それはわしには到底出来ん。
 この世で岩崎弥太郎いう男だけが出来る大仕事ぜよ!」

と目を見張って聞く弥太郎を起こす龍馬。

「わしに・・・やるべき事があったように
 おまんにも必ず、必ずやるべき事があるがじゃ!」

と手形を弥太郎の懐に押し込み、じっと弥太郎を見つめる龍馬。

「達者での・・・達者での弥太郎!」とうっすらと微笑み頭を下げる龍馬。





海辺で龍馬からの手紙を読むお龍。

≪お龍、達者で暮らしゆうか?退屈はしちゃあせんかえ?

 わしは今、自分の役目の最後の仕上げに掛かりゆう。
 これが終わったら、もうわしの出番は無いがぜよ。
 そうしたら、わしはおまんを連れて土佐に帰り皆で世界を旅して周るがじゃ。

 その前に、おまんもイギリス語を学ばんといかんのう。
 実は海援隊の皆にイギリス語の辞書を作るよう言いゆう。

 わしゃのうお龍、子供らがこの国に生まれてきて
 まっこと良かったと思うような、そおいう日本を作りたいがじゃき。

 おまんに一つ簡単なイギリス語を教えちゃる、“ アイラブユウ ”言葉ぜよ。
 アイはわし、ラブは好き、ユウはおまん、わしはおまんが好きじゃいう意味ぜよ。
 よ~お覚えちょきや、わしらにとっては一番大事な言葉じゃきの≫

「アイ、ラブ、ユウ・・・」と微笑むお龍。

「アイラブユウじゃ、お龍」と微笑む龍馬。




龍馬が○○○に徳川慶喜の名を書くつもりではないのかと危惧する西郷に
龍馬は皆で日本のことを考えようとしているのだと説得する中岡慎太郎。

西郷吉之助

それならば龍馬の真意を確かめてくる、もし言うてはならない名を口にした時は
その場で龍馬を斬ると覚悟を決めた目で西郷を見る中岡に、無言でうなずく西郷。



土佐藩邸に届けられた中岡からの手紙を受け取る龍馬。
居場所を教えて欲しいと書いてあった。



京の町を中岡慎太郎が歩いていると、新撰組の近藤勇に
坂本と一緒にいてた者だな?と声を掛けられる。

中岡慎太郎

思わず逃げる中岡を追ってくる新鮮組たち。
中岡慎太郎と近藤勇の一騎打ちでの斬り合いが始まる。

近藤勇 中岡慎太郎

その様子をそっと見ている見廻組の与力頭 今井信郎(市川亀治郎)
佐々木只三郎(中村達也)、渡辺篤(SION)たち。

佐々木只三郎 渡辺篤


追い詰められた近藤は思わず中岡の腕をおもいっきり噛みつく。
痛い!と近藤を突き放し、中岡は自ら剣を投げ捨てて近藤に近付く。

「この刀がっ!何の役にも立たん世が目の前に来てるがじゃ!」

何も言えずにたちすくむ近藤勇。

「おんし・・・これからどうするか」と問いかける中岡。

「分からん!そんなことは分からん!」と苦笑いしながら言うと立ち去っていく。





弥太郎が宿で酒を煽るように飲んだくれていると外に連れ出され
龍馬の居所を教えろと今井信郎(市川亀治郎)たちに囲まれるが
龍馬とは関わらないようにしてるから知らないと言い張る弥太郎。

今井信郎(市川亀治郎)

「龍馬をどうするつもりぜよ?殺すつもりかぇ?

 おんしら誰ぜぇ?幕府の者かえ?
 新撰組・・・見廻組かえ!薩摩かえ!長州かえ!

 もしかしたらいろは丸で負けた紀州、それとも長崎奉行所の者かい」
と半笑いで聞く弥太郎。

「たくさんおるのう、坂本を恨んでいる者は。お前もその一人か?」と聞く今井信郎。

「そうじゃ!あんな奴はのう殺されて当然ぜよー!」と叫ぶ弥太郎。

すると次々と去って行く今井たち。


「待ちやー!待ちやー!」と追いかけて今井の前に立つ弥太郎。

「けんどのう、けんどのう!
 龍馬は殺される程の、殺される程のことらしちゃあせんがじゃきー!

 アイツは、アイツは日本の為を考えちゅうだけやきぃ!

 そら出過ぎた事をしたかもしれんけんど!
 龍馬にはのう、何ちゃあ悪気は無いがぜよー!クソォー!」と振り返り

「いかんぞ!龍馬を殺したらいかんぞぉー!」と叫ぶ弥太郎。


無視して弥太郎の目の前を通り過ぎようとする今井を
「オッ、待ちや、待ちや」と思わず制止する弥太郎。

「殺さんとってくれ、殺さんとってくれ、殺さんとってくれ!
 そうじゃ、そうじゃ、そうじゃ、金ならあるき!金ならあるき!
 これをおまんらにやるき、のっ、五千両ある!おまんらに全部やるき!」

「坂本龍馬は、その男は、徳川に忠義を尽くす我ら侍の苦労した
 我等の全てを、我等の全てをっ・・・無にしたんだー!」
と叫びながら弥太郎のミゾオチに一発入れ去って行く。

その場にうずくまってもがく弥太郎。




近江屋の二階の部屋で風邪をひき咳き込む龍馬。

仕事のし過ぎだと心配する寅之助に
「今日はわしがこの世に生まれた日ぜよ」と言う龍馬。

無理をしないようにと龍馬に羽織をかけると帰る寅之助。


新政府に携わる人名をずらっと並べて書いた巻物を広げ
その前に正座して一人で話しだす龍馬。

「武市さん・・・新しい政府には志を持った者が集まらんといかんがじゃき。
 ほんで、考え方の違う者をおらんといかん。色んな考えがあってええがじゃき」

盃に酒を注ぎ目の前に置く。

「ここに・・・武市さんの名を書きたかったのう・・・」
と少し微笑み盃を一気に飲み干すと少し微笑んで盃を置く。

「以蔵、おまんは優しい男じゃき人を助ける仕事が向いちゅうの~う」
と二杯目の盃を飲み干す。

「おまんの事も忘れちゃあせんぜよぉ長次郎」と写真立を置く。

「おまんにはのう世界中を飛び回ってもらう・・・
 そんな大仕事を任せるがじゃ~」
と三杯目の盃を一気に飲み干し笑顔になる。

「高杉さん、高杉さんが夢見た新しい日本が来るぜよぉ」
と四杯目の盃を飲み干す。




どしゃぶりの雨の中を傘を差さずに険しい表情で歩く中岡慎太郎。
その様子をこっそりと見張っている今井信郎たち。


近江屋にたどり着いた中岡が龍馬のいる二階へと案内される。

「おう中岡、待っちょったぞ~。
 そんなとこに突っ立っちょらんで中に入りや」

「ずっと此処に隠れちょったがか」と険しい表情の中岡。

「そ~ゆ~わけではないきぃ。あっちこっち駆けずり回っちょった」

部屋に入りフスマを閉めて座る中岡。

「ちっくと~新政府の重役を考えゆうところじゃったぁ。
 これを元に木戸さんや西郷さんらに
 新政府のたたき台を考えてもらわんとのう」と紙を広げて見せる龍馬。

「・・・」険しい表情のままの中岡。


「中岡、おまんもちっくと見てくれや」

と龍馬に言われ○○○に入っている名前を確認する中岡。

「三岡八郎・・・松平春嶽・・・」と紙を龍馬の方に向けて見せる中岡。

「松平春嶽様は心の広い御方じゃ。新政府には必ずや必要なお人じゃき」

「春嶽公は徳川御家門ぜよ!」と顔がひきつる中岡。

「・・・・腹が減ったのう」と真っ直ぐ中岡を見つめる龍馬。

軍鶏鍋が食べたいから軍鶏を買ってきてほしいと
階下にいる世話役の峯吉(大和田健介)に頼みに行く龍馬に
「龍馬ー!」と大声を出す中岡。

「軍鶏鍋でも食いながらゆっくり話すがぜよ~」と呑気な口調の龍馬。


「いかんぜよ龍馬、徳川を新政府に入れてはいかん!」と必死の中岡。

「中岡、これはのうっ、日本人による日本の為の新政府だがじゃ」

「龍馬、人の気持ちはそれほど割り切れるもんではないがぜよ!」

「それは弥太郎にも言われた。
 けんどのう中岡、二百六十年も前の・・」と龍馬が言いかけると

○○○誰の名前が入るがじゃ?」と鬼気迫る感じで聞く中岡に黙る龍馬。

「答えや、龍馬あー!!」

「それはの・・・みんな~じゃ」と睨むような眼つきで低い声で答える龍馬。

首をかしげる中岡の手を握り締め、真っ直ぐ見つめる龍馬。


「あの○○○には、みんなが入るがじゃ。
 上士も下士もない商人でも百姓でも志がある者やったら
 あの○○○には誰もが入れるがぜよ!」

手を振り払い立ち上がる中岡。

「それを皆で選ぶがじゃ、志のある者をみんなで選ぶがじゃ!」
とまた中岡の手を握り締めて離す龍馬。

「ほんで皆で選んだそのお人を、この人らで支えたらええがじゃ。
 それがわしの考えじゃ」と名前を書いた紙を広げて見せる龍馬。

「中岡・・・わしを斬る前に、よーお考えてくれや」と座って中岡を見つめる龍馬。

「おまんの名前が無い」と紙を拾い上げて静かに言う中岡。

「わしはのう、役人になる気らぁこれっばあも無いがじゃ」と微笑む龍馬。



土砂降りの雨の中、転びながらも「龍馬あ!龍馬ー!」
と龍馬の元に駆けつけようと必死で走る弥太郎。



「わしゃのう中岡、長崎の海援隊の仲間らと一緒に世界の海を見て周るがじゃ。
 アメリカがイギリスがどればぁの国かわしがこの目で確かめてきちゅう」

無言でじっと突っ立っている中岡。


「ええか中岡!これからのう、この日本は大きゅう変わるがじゃ!

 世界中の知恵と、世界中の技術と、世界中の人々日本に持って帰ってきて

 まぁだわしらが見たことの無いもん、珍しいもん、面白いもん
 蒸気船のようにわしらが驚くもんがこの世界には満ち溢れちゅうがじゃ!」

と地球儀を持ち出して嬉しそうに語る龍馬。


「この日本に、この日本に世界中から知恵と技術と人とが集まったら
 この国はまぁだわしらが感じたことの無いような
 夢と希に溢れた国になるがじゃぞ」と地球儀を抱えて興奮して語る龍馬。

「のぞみ・・・」

「そうじゃ、希じゃ!」とニッコリ笑顔の龍馬に顔がほころぶ中岡。


地球儀を挟んで座る二人。

「船があったら、この北の蝦夷地まで行けるがじゃ。
 わしゃのう、この蝦夷を開拓して一から新しい村を作ろうと思ちゅう」

「ハッ・・・それも面白そうじゃのう」とやっと笑顔がこぼれる中岡。

「そうじゃろ~ そうじゃろ~」と中岡の肩を持つ龍馬。

「この海を渡るがじゃぞ!わしらには船があるがじゃ!
 船があれば何やち出来るがぜよぉ~」

「海かえ~」と中岡の目から涙が頬を伝う。

「そうじゃ~」



近江屋の戸を叩く音がして、軍鶏を買いにいった峯吉が戻ってきたのでは?
それにしては早過ぎるのでは?と主人の新助(東根作寿英)や藤吉たちが不思議がる。

女将のスミ(星野真里)が声を掛けると中岡の妻だと名乗る女性が返事をする。



「ほいじゃけんど龍馬ぁ」

「はあ?」

「誰にも言わん通せよぉ」と龍馬に近寄り顔を近付ける中岡。

「どおいたぁ?」

「わしゃ泳げんがじゃ!」と真顔で言う中岡。

「・・・ウァハッハッハッ!そりゃ誰にも言えんの」と二人で笑いあう。

階下でドスン!と騒がしい音がするので「ほたえな!」と叫ぶ龍馬。


とその瞬間、「いかんっ!」と叫ぶ中岡。

今井信郎(市川亀治郎)、佐々木只三郎(中村達也)、渡辺篤(SION)たち
見廻組が突然 部屋に押し入って襲撃し龍馬に斬りかかる。

「龍馬ー!」叫びながら必死で応戦する中岡。

薄暗い部屋の中で繰り広げられる殺戮の後
「もうよい」と引き上げていく見廻組たち。

瀕死の状態で横たわる真っ赤な血で染まった龍馬と中岡・・・

力を振り絞り必死に龍馬に近付こうとする中岡。

「わしの船は・・・どんな嵐やち沈まんっ!」
と必死に起き上がり壁にもたれ掛かる龍馬。

「アアッ・・・ほんなら安心じゃのう・・・」と必死に答える中岡。

「りょ・・・龍馬ぁ・・・」

「何ぜえ・・・」

「世界いうがはどればぁ広い・・・」

「すんぐに見に行けるきぃ・・・」

「そうじゃの・・・」

「中岡・・・わしは・・・わしはこの命を使いきれたがかえ」

「何言うがじゃ・・おまんはまだまだ・・・まだまだー!」

「そうかえ・・・そ~かえ・・・まだ・・まだかえ・・
 ハッハッ・・・そうじゃのう・・・」



「龍馬ー!」と京の町を走り抜ける弥太郎と見廻組が鉢合わせする。

目を見開き大きく口を開けて愕然とその場に膝をつく弥太郎。
刀を持つ今井信郎は真っ赤な返り血に染まっている。

「ハッ・・・ウワアアアアアー!!!
 おんしらー何ちゅうことをしてくれたー!」と駆け寄り胸ぐらを掴む弥太郎。

「何ちゅうことをー!何ちゅうことをー!」と叫び倒す弥太郎。

弥太郎を引き離し放り投げると「ほっとけ」と歩いていく見廻組。

激しい雨にうたれながら、顔をくちゃくちゃにして悔しがる弥太郎。




「そうじゃのう・・・」薄れいく意識の龍馬。

「龍馬ぁ・・・」弱々しく声を掛ける中岡。

静かに目を閉じていく龍馬。したたり落ちる雨の音が響く。

「龍馬・・・りょ・・うま・・・龍馬あー!」

横たわる龍馬の側に行こうと這いつくばりながら必死でもがく中岡。

龍馬の手元には真っ赤な血で染まった名前が書かれた紙が虚しく残る。




雨の中、地べたを激しく叩き嗚咽する弥太郎。

「返してくれー!返してくれ!俺の龍馬を返してくれー!
 返してくれー!龍馬を返してくれー!大事な人やぁ・・・何でやぁー!」
と地面を這いながら泣き崩れる弥太郎。




龍馬の故郷 高知の桂浜で佇むお龍。
海を眺めていると龍馬の声がして静かに振り向くと龍馬の姿が・・・

「気持ちがええのう~ この海の向こうに広い広い世界があるがじゃぞ~。
 ええかお龍、海じゃぞ~ う~み アッハッハハハ」と笑顔で語りかける龍馬。

龍馬

また海を見つめるお龍。もう一度振り向くとそこにはもう龍馬の姿はない・・・
涙を堪えてその場にじっと立ち尽くすお龍。


微笑みながら歩いてくる乙女と権平。

「お龍さん」と乙女に優しく声を掛けられて振り向くと
少しはにかんだ笑顔を見せて「う~み」と涙ぐむお龍。

楢崎龍

えっ?と意味が分からない乙女だが、砂浜を歩いていくお龍を
穏やかな顔で見守る乙女と権平。

坂本乙女 権平





三菱汽船社長 岩崎弥太郎の話を聞く新聞記者の坂崎紫瀾。

「明治政府も西郷、木戸がおらんなった今、醜い勢力争いばっかりじゃ!」

「時はかかるかもしれんけんど
 龍馬さんが思い描いてた国にきっと!きっとなると思います」と答える坂崎。

「そんな甘いことではないがぜよ!」とうっすら涙を浮かべる弥太郎。

杖をついてソファーから立ち上がろうとするが転倒してしまう弥太郎を
起こそうとする坂崎に「わしに触るなー!」と突き飛ばす。


「龍馬・・・龍馬・・・龍馬・・・龍馬・・・龍馬はのうー!

 能天気で!自分勝手で!人たらしで!おなごに好かれて!
 あれっばー腹の立つ男はおらんかったがじゃきぃ!

 わしはこの世でアイツが一番嫌いやったー!

 あんな男! あんなっ・・・
 あんな龍はどこにもおらんがぜよー!」と涙を流す弥太郎。


明治18年(1885) 2月7日 岩崎弥太郎 死去


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第48回 「龍の魂」(最終回) レビューへ→

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龍馬伝 第47回 あらすじ

第47回 「大政奉還」     (11/21放送)

慶応3年(1867) 10月 京に戻ってきた龍馬と同行する陽之助。
世の中の先が見えなくなって京の町は混乱していた。


その頃、徳川幕府も混乱に陥っていた。
二条城では象二郎が持ってきた建白書をめぐり議論されていた。

「政権を帝にお返しせよだと!」と目を剥いて建白書を読む慶喜。

慶喜

政権を手放すなど言語道断!と幕府の重臣たちが反対する中
幕府若年寄格 永井玄蕃頭(石橋蓮司)が意見する。

「しかし容堂公は世の中の流れを読むことにたけておりまする。
 今、政権に固執すれば徳川は滅ぶと忠告なされておるのでは」

結局意見はまとまらないままで苛立つ慶喜。




土佐藩邸では幕府からの返答を今か今かと待つ龍馬と苛立つ象二郎。

「山内容堂公から政権を帝にお返し申せと言われて
 幕府の中は大騒動になっちゅうはず、
 何とか、何っとかもう一押しできませんろうか?」と必死の龍馬。

「そりゃわしやちそう思うちゅう、けんどこっから先は
 慶喜公がお決めになることぜよ。待つしかないがじゃ・・・」と溜息をつく象二郎。





長崎 土佐商会では新しい仲間たちと
ミニエー銃 九千丁の取引を密かに進めている弥太郎。

戦になるのを見越してどこの藩も最新式のミニエー銃を欲しがっていた。



『引田屋』で集まっている弥太郎たち。

「わしの読み通りじゃ!みんな戦の準備を進めゆうぜよ」とどや顔の弥太郎。

「岩崎さんは戦になってほしかとばいね」と大浦慶。

「戦が起こったら、わしゃ儲かる。
 おまんらもわしに貸したミニエー銃九千丁の代金、
 倍になって戻ってくるぅ~。 みんな~万々歳ぜよぉ~ アッハハハ」

と料理を頬張りながら上機嫌の弥太郎の話を少し冷めた目で聞く皆。


「ばってん!大政奉還とかいう動きもあると聞いとります」と冷静な小曽根乾堂。

「坂本さんが動いとるとでしょ~」と大浦慶。

「坂本さんは山内容堂公に大政奉還の建白書ば書かせたとか」と小曽根。

「坂本さんには勝算があるのです」とグラバー。

「そうそう坂本さん・・・」と大浦慶が龍馬を立てようとすると

「うるさいー!なんぜー!坂本、坂本とー!」と立ち上がって怒鳴る弥太郎。

呆れた表情のグラバーとワインを飲む小曽根。


「奴に何が出来るがじゃ!おおっ!」とからむ弥太郎。

「薩長ば結ばせたじゃなかですか」と言い返す大浦慶。

「所詮そこまでじゃ、徳川様動かすらっ
 そんな大それたことが出来るわけがないろっ!」と毒ずく弥太郎。

「いやいや~ばってん、坂本さんの行動力は!
 あなたは!真近で見てきたはずです」と小曽根。

「あん人の底知れんところもねぇ~」と大浦慶。

「その通り」とグラバー。

「・・・」何も言い返せない弥太郎。





京の町を新撰組に警護されて駕籠に乗って移動する
幕府若年寄格 永井玄蕃頭の前に突然、堂々と土下座した龍馬が現れ驚く近藤勇。

「永井玄蕃頭様に聞いていただきたいことが御座います」

「そこをどけ!無礼者!」

「土佐藩士 坂本龍馬に御座います。
 土佐の山内容堂公に大政奉還の建白をお願いしたがは私にございます」

斬りかかる新撰組の刀を素手で抑え、話を聞いて下さいとお願いする龍馬。

「やめーい!」と籠の中から降りて龍馬の前に立つ永井玄蕃頭。

「お前が容堂公に建白書を書かせたのか?」



屋敷に案内された龍馬。

「話を聞こう」

「私の師である勝麟太郎先生は永井様の弟子じゃったと伺っちょります。
 永井様は神戸村の海軍操練所よりも九年も前に
 長崎で海軍練習所をお作りになられた御方じゃと・・・」

「続けろ」

「その海軍操練所で学んだことの中に、大嵐に遭うた時に
 船長が取るべき行動がございました。
 何よりも優先させるべきは船や積荷ではのうて船客・船員の命であると」

「何が言いたい?」

「徳川幕府という船は異国に狙われ
 薩長に攻め入られようとしゆう今・・・まさに大嵐の真っ只中!
 徳川慶喜公が取るべき行動は・・・
 徳川家のお人らをお守りすることではないですろうか?」

永井玄蕃頭(石橋蓮司)

「・・・大政奉還が船長の役目だと申すか?」

「永井様!徳川慶喜公の御決断は
 百年後、二百年後の日本の将来を決める御決断でございます!
 どうか・・・どうか日本の将来を大事に考えてもらえませんろうか」

坂本龍馬

無言で龍馬の前まで行って立ち止まり、しばらく無言のままでいると
一言「出てけっ」と言い元の場所に戻る永井。

一礼してじっと永井の方を見つめながら立ち上がる龍馬。





長崎 海援隊本部に顔を出す弥太郎。

「菜種油に軍鶏かい、こんまい商売しゆうねや~海援隊は~」と嫌味な弥太郎。

「何しに来たがじゃ、弥太郎」と素っ気ない惣之丞。

「龍馬は今、何処へ行ちゅう」と憎たらしい口調で聞く弥太郎。

「おまん、主任を降ろされて~ 何やらぁ内職をしよるらしいのぅ」と惣之丞。

「龍馬は何をしゆう?」と偉そうな態度の弥太郎。

「小曽根さんから聞いたがじゃ~ おまんはあっちこっちの藩に銃を売りゆうと~」

「教えやっ!」と怒鳴る弥太郎に周りが一斉に注目する。


「弥太郎・・・おまんは何の為に商売しゆう?」と惣之丞が聞く。

「何ぃ?」

「何の為の金儲けぜぇ?」

「決まっちゅうろうが、日本一の大金持ちになる為ぜよぉ。それがどおいた?」

「ハッ、こんまいのう~」

「こんまい?」

「わしらが金儲けをするがは・・・龍馬に思う存分動いてもらう為やき。
 龍馬は今、京におるがじゃ、大政奉還の総仕上げにかかりゆう」

「龍馬さんは必ず大政奉還を成し遂げるぜよ!」と高松太郎。

「わしらは武器には手を出さんがじゃ」と皮肉っぽく言う惣之丞。

何も言い返せない弥太郎。

「仕事じゃみんな!」と惣之丞が声を掛けると
何事も無かったかのようにみんなが仕事に散らばる。

顔が引きつる弥太郎。





容堂公が建白書を書いたのは、徳川のことを思って下さる
からこそだと慶喜に説く永井玄蕃頭。

「上様、道は一つしかございません!
 大政奉還をせねば、戦になってしまうがです!上様!」

「京におる全ての藩を集めろ」と命じる慶喜。




龍馬が潜伏している京の海援隊の仕事場 『酢屋』 に
「明日、各藩の重役が二条城に集まる」と知らせに
血相を変えた中岡慎太郎がやってきて 「何じゃと!」と驚く龍馬。

恐らく大政奉還の建白も却下されるから、ついに戦が始まるだろう。
戦がしたいわけでは無いけど、幕府を倒すにはもはや戦以外にはない!
西郷との約束通り土佐も挙兵しろと中岡に言われて困惑する龍馬。


薩摩も長州もいよいよ戦が始まると出陣の準備で慌しくなる。

木戸貫治



急いで象二郎に手紙を書く龍馬。

≪後藤様、戦だけは何としてでも避けんといきません。
 明日、徳川慶喜公が大政奉還を拒まれたなら
 私はすんぐに長崎の海援隊を上京させ慶喜公を斬るがじゃき!

思わず立ち上がって目を大きくして手紙を見る象二郎。

象二郎

 上様一人の命で日本が救われるやったら私は躊躇のうそれを選びますき。
 後藤様もどうかその御覚悟で明日の会議に臨んでつかわさい≫

山内容堂



土佐商会では、もしかしたら本当に龍馬が大政奉還を成し遂げて
しまうかもしれないとずっと考え込んでいる弥太郎。

ハッと顔を上げると、明日中に全部の銃を売り払うよう指示を出す。

弥太郎





慶応3年(1867) 10月13日 ついにその日がきた。

二条城の大広間には在京50藩の御重役が集められた。

「土佐藩の山内容堂が大政奉還を建白してきた。
 政権を帝にお返し奉り幕府を終わらせようという趣旨。
 皆に問いたい、もしわしがこれに応じるというなら皆はなんとする?」

「上様!何を申されます!」

「わしゃ皆の意見が聞きたいのじゃー!」

「徳川家は大成をお返し奉ってもよいと思うか?」と静かに問う慶喜。

徳川慶喜

しかし、皆うつむき加減で意見を述べる者はおらず
この様な重要なことを自分の一存では答えられないから
国元に帰ってから議論をして相談したいと言い出す重役たち。


「上様ー!上様っ!私は大政奉還なさるべきこと存じます!」

と一人声を張りあげる象二郎。目を見張って立ち上がる慶喜。

「今、帝に政をお返しなされれば、これは正に大英断!
 異国からの侵略を防ぎ薩長との戦も防ぐことが出来ましょう!」と必死に説く象二郎。

象二郎に向かってまっすぐ歩いてくると目の前にしゃがみこむ慶喜。

「徳川慶喜公のお名前は日本を救うた英雄として
 未来永劫歴史に刻まれることになりますろ」と恐れながらも必死に説く象二郎。

思わず象二郎の胸ぐらを掴み睨みつける慶喜。

「上様、御英断をっ!」と怯まない象二郎を投げ飛ばすように手を離す慶喜。

「もうよい・・・皆下がれ・・・下がれー!!」と叫ぶ慶喜。

皆が出て行った部屋に一人座り込む慶喜。


会議の様子の報告を受けて無言でうなずく龍馬。





龍馬の元に突然、勝麟太郎が訪ねてきて驚き久しぶりの再会に喜ぶ龍馬。

龍馬が容堂公に建白書を書かせたことを永井玄蕃頭から聞き
京の町の様子をこっそりと見に来たと言う勝。

勝麟太郎 龍馬


龍馬が徳川を残そうとしてくれてるのはよく分かっているが
大政奉還されれば2万もの幕府の人達が役目を失うことになってしまう
幕府を無くすということはそんな簡単なことじゃないと説く勝。

そんなことはどうでもいいこと、上下が無くなれば後は
役目を失った人達も商人や職人や百姓と同じように仕事をすればいい。
皆と同じように自分の食いぶちは自分で稼いだらいいと言い返す龍馬。

筋は一本ピシッっと通ってる!龍馬の言ってることはごもっともと笑う勝。

しかし、上様が大政奉還を御決意なさるということは
凄まじい勇気と覚悟の上のことなので徳川将軍を敗軍の将として
ぞんざいに扱うことは決して許さないと述べる勝。

「薩長を抑えられるかい?」と聞く勝に

「はい、命にかけて」と真剣な目で答える龍馬。



そこへ慶喜公が大政奉還を決断したという知らせが入る。

「よう御決断された・・・慶喜公は・・・よう御決断された」と涙ぐむ龍馬。

「やったのう、わしらの夢が叶うたぜよ」と陽之助らと喜びを分かち合う龍馬。

「坂本龍馬!なんて野郎だよ!
 たった一人でこれ程の大仕事をやってのけた!」と感心する勝。

「先生・・・けど先生、一人じゃないがです・・・
 わしら皆で、みんな~でやったことですき」と涙声の龍馬。

「夜明けじゃ」と外へ出てつぶやき空を見上げ

「新しい・・・新しい日本の夜明けぜよおー!」
と叫びながら拳を握りしめ両手を高々と上げる龍馬。

龍馬



慶応3年10月14日ついに徳川幕府が終焉を迎えた。




「大政奉還じゃー!」と大声をあげる惣之丞に歓喜する海援隊たち。

「ううっ・・・負けたぁー!負けたあぁ・・・また負けじゃあ」
と座り込んで悔し泣きする弥太郎。



「ほんまに成し遂げるとは・・・なんちゅう男じゃ、龍馬」

と薩摩藩邸では笑顔の中岡に対し、冷めた表情の家老 小松帯刃と大久保利通。

大久保利通

「中岡さん、坂本どんを生かしちょたのは間違いごわした」と冷たく言う西郷吉之助。



「一体誰が慶喜公をたぶらかしたんじゃー!」と長州兵が激怒している。

「坂本君・・・」と冷たい表情で知らせの紙を丸める木戸貫治。




「何故こんなことになってしまったがじゃ・・・」と生気を失くした慶喜。

「薩長が手を組み、土佐が寝返ったからであります」と答える側近。

「その全てに関わった者がおると聞いております・・・土佐の下士、坂本龍馬」

「坂本・・・龍馬・・・」とつぶやく慶喜。




盛り上がる京の町で、新撰組に出くわす龍馬。

「幕府が終わっただと」と睨みつけながら剣を抜く近藤勇。

そこへ勝が割って入ってくる。

「よぉよぉよぉ、おめえさんら、おいらの面知ってるかい?
 おいらの顔を知ってるかいっ!幕臣 勝麟太郎安房守である!」

固まる新撰組たち。

勝麟太郎

「おめえ達がやろうとしている事は上様の御決断を蔑ろにすることである!
 分かってんのかいっー!」

動きが止まったままの新撰組たち。

「坂本龍馬を斬ることは、おいらが許さねえっー!」と両手を広げて龍馬を庇う。

近藤勇

「近藤さん、もう人斬りは止めにせんかえ。
 これからのう、日本は大きゅう変わるがじゃき。
 わしらと一緒に新しい日本を作らんかえ?」と近藤の前まで行って諭す龍馬。

「新しい日本だあ」と納得できない表情でしばらく龍馬を見つめ立ち去っていく近藤。



「先生ー!」と大声を出す龍馬。

「何でえー?」と聞く勝。


「大政奉還はわしの夢でした。戦をせんと世の中を変える大仕事じゃ。

 確かに大政奉還は成ったがじゃき・・・

 けんど、どれだけでは人々の暮らしは変わらん!

 これからじゃ・・・全てはこれからだがじゃき!」


「馬鹿野郎っ!そんなこったぁ分かりきってることだよ!

 おめえさんはおいらの幕府をぶっ壊したんだ!

 いやさ、700年続いた侍の世の中を壊したんだ!

 こっからがいよいよ、おめえさんの勝負のしどころよ!」


一体これから何をするんだ?と笑顔で聞く勝。
微笑みながら空を見上げる龍馬。

「なあ坂本、また会おうぜ!」と敬礼した後に笑顔で龍馬を見る勝。

「はい!」と笑顔で返す龍馬。

人ごみに消えていった勝に深く頭を下げる龍馬。






「ミニエー銃九千丁の代金じゃ」

とぎっしり小判が詰まったカバンを開ける弥太郎に目を大きくする大浦慶。

「よ~う切り抜けましたな、大政奉還の知らせのくる前に」と笑顔の小曽根乾堂。

「やっぱり坂本様ば信じたとですねぇ~ 岩崎さんはっ」と笑顔の大浦慶。


庭先に出て悔しさで溢れかえっている弥太郎。

「クソォ・・・待っちょれよ!待っちょれ龍馬ー!」と叫ぶ弥太郎。





『酢屋』 の二階では陽之助たちが、大政奉還が成った今
一刻も早く京を出るようにと龍馬を急かしている。

「わしにはまだやらんといかん事があるがじゃ」
と微笑んで座り込むと筆を走らせる龍馬。



龍馬暗殺まで・・・あと一ヶ月・・・


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龍馬伝 第46回 あらすじ

第46回 「土佐の大勝負」   (11/14放送)

慶応3年(1867)9月 龍馬はついに土佐に戻った。

目指すは血を流さずに徳川を政権の座から引き摺り下ろす
その為には土佐の大殿様 山内容堂公を動かさないといけなかった。


土佐 高知城では龍馬が用意した銃が次々と運び込まれ

「なんじゃあ!これは?」と顔をしかめる容堂。

「最新式のミニエー銃 一千丁でございます。
 大殿様、薩長は今にも幕府に攻めかかろうとしちょります。
 戦になったら日本中が内乱となりましょう。
 土佐が生き残るためには、この武器が必要だがです」と銃を取り出す象二郎。

「その武器はどっちを向いて使う気じゃ!」

「恐れながら・・・徳川将軍家のご意向はもはや無く
 人心は幕府から離れ新しい世を望んじょります」と土下座して訴える象二郎。

無言で立ち去る容堂の前に出て必死に訴え続けようとする象二郎。

「大殿様にお目通りさせたい者がおるがです、坂本龍馬という男でございます」

一瞬立ち止まるが無視して行こうとする容堂に

「この一千丁の銃を持ってきた男にございます!」と必死の象二郎。

チラッと振り返るが無言で立ち去っていく容堂。




「今日は諦めや坂本、大殿様はそう容易うは動かせんがじゃ!」と渋い顔の象二郎。

「薩長はもう待ってはくれんがです」と強気の龍馬。

「分かっちゅう」

「何としても、何としても!
 大殿様にお会いできるよう取り計ろうてつかわさい!」と立ち上がる龍馬。

「分かっちゅう!・・・分かちゅう」





「龍馬が戻ってきたぜよ~」と突然、坂本家に帰ってきた龍馬に驚く乙女。

「ただ今戻って参りました!乙女姉やん!」と荷物を投げ出す龍馬に

「ほんまに龍馬かえ~」と目を大きくして驚き歓喜する乙女。

「龍馬おじちゃん!」と自分の子供を抱きながら喜ぶ春猪。


仏壇に手を合わせる龍馬。
継母 伊與はもう既に他界していた。

  病床の間で龍馬を心配しているやつれた継母 伊與
  「龍馬さんに・・・母親らしいことは何ちゃあ出来んかった・・・」

  坂本伊與

  「何を言うがですろうかぁ母上、龍馬はそんなこと
   これっばあも思うちょらしません」と伊與をいたわる乙女。


「坂本家には後妻で来たけんど、幸せな一生じゃったと
 母上は言うてくれたがじゃき」と手を合わせる龍馬に伝える権平。

「おまんのことだけは、最後まで心配しちょったけんどの」と乙女。

「家にも帰らんと、勝手なことばかりしちょったわしを
 どうか許してつかわさい」と仏壇の前で詫びる龍馬。

「母やち分かっちゅう、龍馬の志は」と乙女に言われうなずく龍馬。



「お龍は、こんど土佐に戻ってくる時には必ずみんなに会わせますき。
 兄上、実は、此度はわしは・・・
 大殿様にお願いをする為に土佐に戻ってきたがやき」と改まって報告する龍馬。

「はっ?」と千野。

「何を寝言言いゆう」と権平。

「おまんが大殿様に会えるわけがないろう~」と乙女。


「後藤象二郎様がお取り計らい下さるそうじゃ」と微笑む龍馬。

「後藤様!?」と驚く乙女。

「藩の御参政と知り合いだが?龍馬さん」と千野。

「知り合いゆうか~ 同士いうかのうっ」

「どおし?」と目を丸くする権平。

「龍馬おじちゃん、もしかして大出世したがか~!」と子供を抱きながら春猪が驚く。

「大出世!?」と聞き返す権平。

「あぁ~・・・いやいや、違うき、そ~ゆ~わけではないがやき。
 どこから話したらええか・・・」と苦笑いの龍馬。


そこへ「御免下さい」と岩崎家の皆がかけつけてきた。
坂本家と岩崎家が揃って宴会で盛り上がる。

ほろ酔いで踊る弥次郎。

「長崎で弥太郎はしっかり藩のお役に立ちゅうがですろうか?」と龍馬に聞く美和。

「勿論じゃき、アイツが土佐商会を引っ張っちょりますき~」と微笑む龍馬。

「そ~かえ~」と安心する美和。

「それと、図に乗っちゃあせんやろか?弥太郎は!
 仕事が出来るからいうて人様を見下すようなことしたらあたしが許さん」と美和。

「そら、たまには~威張ることもあるかもしれんけんど根は優しい男じゃき」と龍馬。


「けんどのうっ!坂本さん!」と酔っ払った弥次郎が絡んでくる。

「はあっ?」

「わしゃ弥太郎が、そんなもんで終わるとは思うちゃせんで!」

「そんなことはなんぜ!」と美和。


「侍が商売をするがはえい!
 けんど、それが商人と同じではいかんがじゃき!」

と足元がふらつき倒れそうになる弥次郎を支える龍馬。

「自分がっ!日本を支えるいう気概を持たんとー!侍ではないぞぉ」

と酔っ払って倒れ込む弥次郎の話を微笑んで聞く龍馬。

「弥次郎さん、弥次郎さんの息子は自分いうもんをしっかり持ちゆう。
 弥太郎には弥太郎だけの生き方があるがじゃき」と微笑みながらうなずく龍馬。

「それは褒め言葉かい?」と酔っ払って目が据わっている弥次郎が聞く。

「勿論ですき」と弥次郎の両肩を持っていう龍馬。

「当たり前じゃき~」と笑顔で弥次郎に言う美和。

「ほんならええ」と満面の笑みの弥次郎はご機嫌でまた踊りだす弥次郎。






長崎 土佐商会では、己の道で成功すると決意した弥太郎。
夜遅くまで残って一人で帳簿をつけていると

「ま~だ仕事をしゆうがか?岩崎」と上士が寄ってきた。

「今日の取引に誤りはなかったか見直しちょりました」とそそくさと帳簿をかたずけ
「何か、何かお忘れ物でしょうか?」と帳簿を持って立ち上がり

「高橋様の机にも森田様の机にも何ちゃあ残っちょりません」
と出ていこうとする弥太郎の袖を掴む上士。

「その帳簿を見せてみいや」と弥太郎から帳簿を取り上げてペラペラめくりだす。

「これは土佐商会の帳簿じゃないのう」

「おんし、何をしゆう!」

「わしは自分の商売をしゆうがです。藩の金を使うわけではないですき」
と帳簿を奪い戻して立ち去ろうとする弥太郎。

「何ちゃあ悪いことではないですろう!」と吐き捨てて出て行く。


「おんしを責めるつもりは無いぜよ!」と言う上士に立ち止まる弥太郎。

弥太郎

「わしら・・・おんしが土佐商会の主任を降ろされたことを残念に思ちゅう」

「同じように思うちゅう者は、実は他にもおるがじゃ」

「今、世の中は大きゅう変わろうとしゆう。
 これからは刀よりも算盤が役に立つ時代になるろ」

「その仕事わしらも手伝わせてくれんかえ!」

「宜しゅうお願いします!岩崎さん!」

と弥太郎の仕事を手伝いたいとお願いする上士たち。





その頃、土佐では藩の行く末について喧々囂々の議論が始まっていた。

高知城では薩長につくか、徳川をお守りするかと
重役たちが話し合いをしているのをイライラしながら聞いている象二郎。


龍馬が土佐に戻ってきたいう噂は一晩で城下に広がった。

久しぶりに再会した下士の仲間と桂浜にやってきた龍馬に
下士の分際で大殿様に意見する気かと絡みにやって来た上士たち。

上士と下士たちが言い争いを始めると
「止めやー!」と砂浜にひざまずく龍馬。

「下士が上士にひざまずくらぁ・・・土佐ではまぁだ・・・
 こればぁ馬鹿馬鹿しいことしゆうがかい」

「何じゃとー!」

「止めや!」と立ち上がり上士の手を掴むと無理やり握手する龍馬。

「わしが持ってきたあの銃はのう・・・
 こうして皆が仲良う手を繋ぐための銃ぜよ」

離せ!と無理やり手を離して
「この振る舞いは決して許さんぜよ!」と逃げていく上士たち。




「城中が騒がしいようじゃのう」と象二郎が待つ部屋に容堂が入ってきた。

象二郎

「大殿様!土佐はもう時代の流れに逆らうことは出来んがです!
 坂本龍馬に会うて下さいませ」と必死に頼む象二郎。

「どおいてわしがあの男に会わんといかんがじゃ!」

「今の、今のこの!この世の中の流れを作ったがは坂本龍馬でございます。
 憎みあう薩長を結びつけ土佐と薩摩との盟約を取り持ったがは・・・あの男だがです」

「おんし・・・どおいてそれを黙っちょった」

答えることが出来ず無言ので脂汗をかき苦渋の表情の象二郎。

「妬ましかったがです!妬ましかったがです!
 下士の分際で叔父上 吉田東洋様に認められ!
 脱藩者でありながら次々と、次々と大事を成し遂げていく坂本が・・・
 妬ましかったがです」と唇を噛む象二郎。

顔を真っ赤にして苦渋の表情を見せる象二郎の前に静かに座る容堂。

容堂 象二郎

「大殿様!坂本龍馬に会うて下さいませ!お願い申し上げます!」と必死の象二郎。

「・・・・・」無言で何かを考える容堂。




神妙な表情で城内の廊下を歩いていく龍馬。

目を閉じて静かに座る象二郎。庭の砂利の上で頭を深く下げ控える龍馬。

家来を従えて容堂が登場する。

「面を上げや」と容堂に言われ「はっ!」と静かに頭を上げる龍馬。

「久しぶりじゃの~ 坂本」

「五年程前、勝麟太郎先生の書生をやっていた時、
 一度お目にかかって以来にございます」

「おんし、土佐の脱藩者じゃということを隠して
 わしに白々しい口を聞いちょったのう」

龍馬 容堂

「大殿様、お願いがあります!
 徳川慶喜公に政権の返上をお薦めする
 大政奉還の建白書を書いて貰えませんろうか」

「それは直訴かえ」

「はい」

「直訴いうがは、受け入れられんかった時には腹を斬らんといかんがじゃ!」

「大殿様が戯言だとお思いになられたら・・・
 私はここで腹を斬るがです」と真剣な目で答える龍馬。

「ンフフッ、ウァハハッ!
 おんし、自分の戯言で城下に騒ぎを起こしたのを忘れたかいっ」


部屋の奥まで行き腰掛ける容堂。

「吉田東洋を斬ったと~ 大嘘をついたななぁ」

「あれは・・・武市さんを助けたかったきです!武市さんは武士の鏡でした」

「あれに切腹を命じたがは、わしじゃ!
 おんしの仲間の下士達を殺していったのもわしじゃ!
 わしが憎うはないかぁ~ 坂本」

「・・・憎いがです・・・下士が上士に虐げられちゅう
 この土佐の有様が憎いがですっ!!」と憎しみを込めて叫ぶ龍馬。

「けんど母上は、私に教えてくれました・・・
 憎しみからは・・・何ちゃあ生まれんと!人を憎んでもどうにもならんがです。
 憎むべきは!二百六十年以上続いてきた!この国の古い仕組みじゃき!」

と立ち上がり部屋の中に入ろうとする龍馬。

「無礼者ー!」と家来が立ちはだかると
「止めやー!」と家来を制止する象二郎に目を大きくする容堂。

「申し訳ございません」と手を付き静かに謝る象二郎。


「大殿様、幕府も、藩も、もういらんがです。
 この国は新しゅう生まれ変わらんといかん。
 それが、それが大政奉還だがですっ!!」
と涙を浮かべながら容堂に近付いていく龍馬。

龍馬

「将軍も、大名も消してしまうというがかっー」

「はい、武士という身分も恐らくのう無くなってしまうがです」

「何い!」と騒ぎ出す家来達を一喝して黙らせる象二郎。


「おんし自分がどればぁ恐ろしいことを言いゆうか分かちゅうがか?」

「世の中が変わるいうことは、突き詰めて考えたら
 今わしが言うたようなことになるですろ・・・
 この国は武士が力で治めるのではのうて
 志のある者が議論を尽くして治めていくべきではないですろうか」

と跪いて刀を前に置く龍馬。

「ここに新しい日本の形が書かれちょります。
 どうか大殿様の御決断を・・・お待ち致します」と刀の前に巻紙を置く。

席を立とうとする容堂にすかさず「大殿様ー!」と叫ぶ象二郎。

「御決断をっ!!御決断をっ!!」と刀を前に置く象二郎。


「答えや坂本、武士も大名ものうなってしもうた世の中に・・・
 何が残ると? 何が残るがじゃ!」

ゆっくりと顔を上げた龍馬の右目から流れる涙。

「日本人です。異国と堂々と渡り合う日本人が残るがです」と力強く答える龍馬。

頭を下げたままの象二郎の目からも涙が込み上がる。容堂をじっと見つめる龍馬。

「刀をしまいや・・・しまえっ!」

「ははっ!」と刀をしまう龍馬と象二郎。

立ち去っていく容堂。右目から一筋の涙が流れ落ちる龍馬。





その晩、坂本家に戻った龍馬が美味しそうに晩飯を食べていると
坂本家の家督を継いでほしいと権平に真剣にお願いされ
「待ってもらえませんろうか?」と姿勢を正し改まる龍馬。

坂本権平

「もうちょっとですき。もうちょっとでわしの大仕事が終わりますき。
 その時がきたら、わしは必ず、必ずこの家に戻ってきますき」と真剣に答える龍馬。

坂本家

権平をはじめ春猪も千野も笑顔で喜ぶが、乙女だけは複雑な表情。

春猪

夜が明けてきても居間で一人、外を見つめながら考えている龍馬。





夜が明けうっすらと明るくなってきた縁側に座っている容堂。

「わしが大政奉還の建白書を出して慶喜様の怒りを買うてしもうたら
 この山内家は御取り潰しになるかもしれん」と静かに言う容堂。

「・・・大殿様が御覚悟をもって建白されるなら・・・・
 それに意を唱える家臣らは土佐には一人もおりません」と答える象二郎。

酒を一口飲み、その盃を象二郎に差し出す容堂。
しばらくじっと見つめて両手で盃を受け取る象二郎。

その盃に酒を注ぐ容堂。一礼して飲み干すと返杯する象二郎。

容堂

「武士の世を、終わらせるかい」と微笑みながら象二郎を見つめる容堂。


部屋で紙を広げて筆を走らせる容堂。

容堂

容堂公は決意した。たかだか一藩を治めるに過ぎん者が
徳川将軍家に大政奉還を建白するということは途方も無いことだった。





「まっこと、まっこと有難うございます」と建白書を前に感謝する龍馬。

「おんしが持ってきた鉄砲一千丁、土佐藩が九千両で買い上げちゃる。
 けんど、わしはそれを徳川様に向ける気はない!
 あくまでもこの土佐を守る為だけの武器じゃあ」と容堂。

「有難き幸せにございます」と深く頭を下げる龍馬。


急に立ち上がるって龍馬の前に座りこむ容堂。

「坂本、おんし、わしがぁこれを書くと信じちょったのう~。どういてじゃあ?」

「それは、大殿様が武市半平太の牢に来られたと聞いた時です」と神妙な顔の龍馬。

「大殿様は・・・今のその御姿のように武市さんと同じ地べたに座られ
 おまんはえい家来じゃったと・・・」

武市のことを思い出す容堂。

「武市さんは・・・武市さんは・・・涙を流して喜んじょりました」と涙声の龍馬。

ゆっくりと立ち上がって、無言のまま部屋を出て行く容堂。

「有難うございます!」と頭を下げる龍馬。

「有難うございました!」と象二郎。


建白書を手に取り一礼する龍馬。目を瞑り感無量の象二郎。

「後藤様、まっこと・・・有難うございました」と深く頭を下げる龍馬。

「坂本・・・」と龍馬を見つめる象二郎。


立ち上がると龍馬に手を差し伸べる象二郎。

「後藤様・・・」と立ち上がり象二郎の手を握る龍馬。

龍馬 象二郎

しっかりと握り合いながら、涙目でうなずき合う二人。





青空のもと波の穏やかな桂浜で一人佇む龍馬。
そこへ「龍馬っ」と優しく微笑みながら乙女がやってきた。

明日、京へ発つという龍馬に心配そうな表情になる乙女。

「いよいよじゃ、いよいよ正念場ぜよ!」

「龍馬、命だけは大事にしいやぁ・・・
 決して死んではいかんぞね!」と心配する乙女。

「乙女姉やん・・・」

「おまんの周りは・・・何だか敵ばかりのように思えて・・・
 私は心配でたまらんぞね」

「何を言いゆう、何を言いゆうがじゃ姉やん。
 大殿様はのう、わしの願いを聞いて下さったがじゃぞ。
 後藤様やち、今やわしの味方じゃ」

「そうじゃけんど」と心配そうな乙女。

「姉やん、わしはのう、この大仕事を成し遂げたら蒸気船に乗って
 お龍を連れてこの土佐に戻ってくるぜよ」と微笑む龍馬。

「ええっ」と笑顔になる乙女。


坂本一家を連れて世界中を見せて周る、出発は来年の春だから
楽しみに待っててと楽しそうに言う龍馬に嬉しそうにうなずく乙女。

「楽しみじゃ、まっこと、まっこと楽しみじゃ」

「そうじゃのう、早う春が来んかの~」




乙女に木の枝でお尻を叩かれ「何をするがぜ姉や~ん~」とおどける龍馬。

「龍馬~久しぶりにどうぜよ!」と構える乙女に
「やるかえ」と乙女の相手をして楽しむ龍馬。

「エイッー!」と龍馬の木の枝を叩き飛ばす乙女。

「アアッー!何ちゅう力じゃ」

「龍馬の負けじゃ~」



龍馬に残された時は・・・もう四十日しかなかった・・・・


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龍馬伝 第45回 あらすじ

第45回 「龍馬の休日」     (11/7放送)

土佐 坂本家では龍馬から手紙がきたと大騒ぎする乙女。

今、最後の大仕事に取り掛かかろうとしている
なんとしてでもやり遂げなければならない
失敗したら日本中で戦が起こってしまうかもしれない

という内容が書かれてあり手紙を読みながら心配する乙女。
そして嫁をもらったことも書かれてあり驚く乙女たち。

「乙女姉やんみたいに気が強うて、ピストルの腕前も大したもんぜよ
 まっこと面白き女子じゃ」と手紙を読む乙女。

乙女 千野 権平


ピストルを撃ち抜くような恐ろしい女は
うちの嫁として認められないと言う権平。

「あたしピストルを撃ってみた~い」と千野。
「女子がピストルを撃ったらいかんやろか」と乙女。

兄上に剣術を教わったと嫌味っぽく言う乙女と
ピストルは駄目でも剣術はいいのかと権平を責める千野。

坂本家の跡取りである龍馬の嫁は
しかるべき家の女性ではないと困ると言い訳する権平。

世の中のために日本中を駆け巡っている龍馬のことを
理解したうえで嫁になってくれるお龍は偉いと諭す千野。

困った顔の権平に向かって、「偉い!」と大声で言う乙女。





長崎 海援隊本部では最新式のミニエー銃を披露する龍馬。
この銃の使い道は、徳川に大政奉還を迫る時と
万が一、戦になったとしても土佐を守るために使うと説く。

この銃を見せに長州にも出向き、薩摩、長州、土佐が一つになり
一心同体だと木戸貫治に訴えてくると気迫ある声で言う龍馬。

「何が正念場じゃ、おまんら~は自分らがこの国を動かしゆうつもりかい」
と一致団結する隊士たちに水を差す弥太郎。

「わしはもうおまんらの面倒は見んき!」と出て行ってしまう弥太郎。





「何が大政奉還じゃ!」と土佐商会に帰ってきた弥太郎に声を掛けようとする溝渕。

「必ず戦になる!その時こそがわしのビジネスチャンス」
とブツブツ言いいながら部屋に入っていく弥太郎の後を焦りながら追っていく溝渕。

部屋に入ると、上士の佐々木高行(吉見一豊)が葉巻をふかしながら座っていた。

「さっ、佐々木様・・・」と驚く弥太郎。

「ああっ、今日からの、わしが~土佐商会の主任じゃ」とあっさり言う佐々木。

「はあっ!?」と凄い形相になる弥太郎。


「ミニエー銃 一千丁仕入れたと書いちゅうけんど、こっちには一万丁と書いちゅう」

「そっ、それは・・・」

「土佐商会の金を勝手に使うたがかい?」

「佐々木様、弥太郎がそんなことをするはずが」と庇う溝渕。


「黙っちょれ!溝渕!そうじゃ、わしは勝手に金を使うてしまいました。
 その九千丁は他に売って儲けるための銃ですき」と開き直る弥太郎。

「儲けると?」

「幕府と薩長が戦になったら、銃と大砲の値が一気に跳ね上がりますろ」

「おまんはそんな危ない取引しゆうがか」

「先を読んで商売することが何がいかんがですろ」と反抗的な態度の弥太郎。

佐々木高行(吉見一豊)

「しょせん地下浪人じゃのう!やることに品が無い!」と戸を開け皆の前で言う佐々木。

「地下浪人!?商売いうもんは金を儲ける力があるかないか、それだけですろ! 
 身分ら何ちゃあ関わりないがぜよ!」と言い返す弥太郎。

「何じゃとぉ~」と怒る佐々木。

「弥太郎!佐々木様に謝り弥太郎!
 土佐商会にはおれんようになるぜよ!」と必死になだめる溝渕を振り払う弥太郎。


「上司のみなさん、わしゃたった今、主任を降ろされたがです!
 もう下士の下で文句を言いながら働くことはないがじゃき!
 よかったですのう!」

と言い放って出て行くが足を止めてまた戻ってくる。

「けんどこれから日本は・・・生き馬の目を抜く世の中になりますろぉ
 上士、下士、身分にこだわり続けるもんは間違いのう負けてしまうがじゃ
 覚悟を決めて商売を出来るもんだけがー!出来るもんだけが勝つがです!」





龍馬が木戸に会うために下関へ出発する日が来た。
海援隊士が集まって見送るなか、弥太郎が現れる。

「目録を渡しに来ただけじゃ!」と憎たらしい口調の弥太郎。

弥太郎が用意してくれたミニエー銃を決して無駄にはしないと言う龍馬に
「わしに指図すなっ!」と偉そうに言う弥太郎。

龍馬が出かける後姿に向かって
「おまんは金にならんことを必死でやっちょれぇ
 わしはおまんと正反対の道を歩むがじゃ」と独り言を言う弥太郎。





長州 下関に到着した龍馬はすぐに木戸貫治を訪ねた。
久しぶりに再会した三吉慎蔵に案内され部屋に入ると
薩摩藩の大久保利通もその場に居合わせていた。

大久保利通

「藩の力を強め幕府に大政奉還を迫るがですき」
土佐に運ぶ前に是非見ていただきたいと、ミニエー銃を披露する龍馬。

鼻で笑う大久保利通。「嘘はいけんのぅ~坂本君」と木戸貫治。

「容堂公には大成奉還の考えはないそうじゃないか」と木戸に突っ込まれる。
「土佐に挙兵する気がなかとなら薩摩と土佐の盟約も破棄しもうそう」と大久保。


「戦は最後の手段だがじゃ!」と大声を出す龍馬。

「木戸さん!幕府はもう揺らいじゅう、
 大政奉還は必ず必ず成し遂げられますき!」と必死に説得するが無言の木戸。

「徳川の力を残したまんまでは、
 いつまた政権を取りにくるかも分かりもはん」と大久保。

「大久保さん参りましょう」と席を立とうとする木戸。

「ちょ、木戸さん、待ってつかわさい木戸さん!」と必死の龍馬に

「坂本君もうこれ以上うろちょろと動き回らん方がええ、
 これは友として最後の忠告じゃ」と小声で耳打ちする木戸。





お龍が子供たちと遊んでいると三吉慎蔵に案内されて龍馬が来た。
「龍馬さん!」と龍馬の元に駆け寄り抱きつくお龍。

「んんっ!上手い!上手いぜよ~!」
お龍の作る握り飯を美味しそうに食べる龍馬と三吉。

三吉さんにはよくしてもらって退屈な日はなかったと話すお龍に微笑む龍馬。
そして木戸さんも細やかな心遣いを色々してもらって本当にいい人だと思うと
お龍に言われて箸が止まり複雑な表情になるが作り笑いで誤魔化す龍馬。

お龍


明日、土佐に向けて出発すると言う龍馬に家族に挨拶が出来ると微笑んで喜ぶが
お龍を連れて行くわけにはいかないと言われ表情が曇るお龍。

「どうして、一人で待つのはもう嫌や、うちも龍馬さんについて行きます」

「お龍!わしはのう、今ちっくと険しい道を歩きゆうがじゃ
 この道は女子を連れて行くわけにはいかん。
 頼む、もうちっくと此処で待っちょってくれ。頼むき」と頭を下げる龍馬。

龍馬 お龍




三吉に席を外してほしいと頼むお龍。「お龍~!」となだめる龍馬。
龍馬と此処にいられるのは今日だけだからお願いしますと三吉に頭を下げるお龍。

そこへ、お龍が世話になっている屋敷の主人 伊藤助太夫(矢嶋俊作)が
挨拶にやってきて是非、坂本様と酒を酌み交わしたいと騎兵隊たちが
龍馬を慕って集まってきていると言われ断りきれない龍馬とお龍。


夜が暮れた庭先で宴会が行われ、楽しそうに三味線を弾き歌う龍馬。

「三吉さん、さっき龍馬さんが言っていた険しい道って何やろか?」と聞くお龍。

「人の心を一つにまとめるんは難しいことです・・・
 坂本さんには坂本さんの正義がある。
 じゃあ長州や薩摩にもそれぞれの正義があるんですから・・・」と答える三吉。

「龍馬さんに・・・味方はいはらへんの?」

「・・・・」

「三吉さんは・・・お味方でしょ?」

「わしは坂本さんが大好きです、じゃがその前にわしは長州の者なんです。
 じゃが、お龍殿だけは別です、どうか坂本さんを支えてあげてつかわさい。
 坂本さんが帰る場所は・・・お龍殿ですから」

楽しそうな龍馬を見つめるお龍。


場所を変えて飲みなおそうと勧められ困る龍馬に快く承諾してくれたお龍に、
すぐに帰ってくるからと約束して騎兵隊たちと飲みに出かける龍馬。

しかし酔いつぶれて寝てしまい朝帰りした龍馬に激怒するお龍。
謝って、なだめてなんとか機嫌を取ろうと必死の龍馬。

そこへ三吉が現れ、波が高いので今日は船が出せないとの報告を受け
今日は一日ゆっくりお龍と過ごすと言う龍馬に機嫌が直るお龍。



三吉から龍馬の姉 乙女からお龍に宛てた手紙を受け取るお龍。

乙女

≪お龍さん、龍馬の夫婦になってくれて有難う。
 私は毎日、お龍さんはどんな人やろいうて思いを巡らせちょります。
 龍馬がお龍さんを困らせるようなことはしておらんかえ?

 あの子は昔は泣き虫でどうしようもない子じゃったき
 今でも甘ったれなところがあるがです。

 もし何か仕出かしたら遠慮のう引っ叩いてやってつかわさい。
 
「もうやっちまいました」と微笑むお龍。

 お龍さん、龍馬を宜しゅうお願いしますね。
 土佐で会える日を待っちょります≫

「おおきに」とつぶやきながら、外で子供達と遊ぶ龍馬を見つめるお龍。





浜辺を歩く龍馬とお龍と子供たち
子供たちにせがまれ鬼ごっこを始める龍馬を笑顔で見守るお龍。

お龍 龍馬


その晩、寝床についた二人が会話する。

「お龍・・・わしらも子を作るかえ?
 子供が出来たら名前はどうするがぜ?」

「うちら二人の龍という字を入れてほしいのどす」

「わしらの子はきっと誰よりも出来がいいぜよ」


「土佐から手紙をもらいました」「えっ?」

「乙女姉やん」「はっ?」

「子供の頃、龍馬さんは泣き虫やったって」「ハアァ~」と顔に手をやる龍馬。

「今でも甘えたやて」

「もお~ やめてくれやぁ ハッハッハッハッ
 乙女姉やんは、ま~だわしのことを子供じゃち思うちゅう ハッハッハッハハハ」


「会いたい、龍馬さんの家の人に」

「もうすぐじゃ、も~じきおまんを土佐に連れて行っちゃるき」

「お龍、土佐にはの桂浜いう雄大な浜があるがじゃ、その浜に時々鯨がおるがじゃ。
 ほんで土佐の大殿様は鯨のように、鯨が海の水を飲むように酒を飲まれるそうじゃ」


「わしはのう、お龍、その大殿様を説得しに行くがじゃ」

「大丈夫、龍馬さんなら出来ます。
 志を成し遂げて早ううちの元に戻ってきて下さい」

「わしを信じてくれちゅうがか」

「当たり前や、うちは坂本龍馬の奥さんどす」と微笑むお龍。

「有難う、有難うお龍」とお龍を抱き寄せる龍馬。

眠りについたお龍の顔をじっと見つめる龍馬。




翌朝、身支度を整えた龍馬に微笑みながら握り飯を手渡すお龍。

「有難う」とニッコリ微笑む龍馬に笑顔のお龍。

「三吉さん、お龍のことは宜しゅうお願いいたします」と深々と頭を下げる龍馬。

「道中、ご無事で」と旅の無事を祈る三吉。


龍馬を見送るお龍、振り返って微笑む龍馬。

「待っちょれよ!お龍」

「はい」と優しい笑顔を見せるお龍。

「すんぐに戻ってくるき」と笑顔で手を振り走り去っていく龍馬。

龍馬がいなくなったあともいつまでも見送るお龍。

龍馬とお龍の最後の別れだった・・・




時代の流れは龍馬を最後の激流へと押し流していった・・・


京 薩摩藩邸

「倒幕の勅命?!」驚いて大声を出す家老 小松帯刃。

「帝にお願いし幕府を討てとの勅命を出していただくちゅうことごわす」と大久保。

「そげんすれば堂々と幕府を討つことが出来るわけごわんどなぁ」と西郷。

小松帯刃

「そうじゃ!そうじゃ!」と皆が騒ぎ立てる。

慎重な顔つきの小松に笑みを浮かべながら迫る大久保。




「フランス政府は金を貸せぬと」と苦渋の表情で慶喜に報告する勘定奉行 小栗忠順。

「何いー!フランスは我らが薩長に負けると思うておるのかっ!ウワァー!」と慶喜。

徳川慶喜




「九千丁のミニエー銃?」と大浦慶。

「そうじゃ、買い取ってくれんかえ!」と強気な弥太郎。

「私達がですか?」と静かに聞く小曽根乾堂。

大浦慶

「その九千丁はいずれわしが高値で売るがじゃ
 おまんらには利子を付けて金は返しちゃる!
 それまではおまんらの蔵に置かせてくれや」と二人の肩を叩く弥太郎。

弥太郎

「岩崎様は土佐商会の主任ば降ろされたとか」と小曽根。

「そげん勝手なことばして~よかとですかぁ~」と大浦慶。

「わしはいよいよ腹をくくったきー!
 自分のカンパニーを作って商売をするがぜよぉ!」
と鳥篭を手にとってぐちゃぐちゃに握り壊し目を大きく見開く弥太郎。





慶応3年9月23日 龍馬はついに土佐に戻ってきた。

土佐 後藤邸に訪れた龍馬は「ただいま戻って参りました」と
凄みのある声で龍馬が挨拶すると振り返る象二郎。

「ミニエー銃千丁、運んで参りました」

「大殿様が考えを変えて下さらん
 徳川を攻める気も、政権を返上させる気も無いがじゃ」と象二郎。

「薩長は今にも武力倒幕に向けて挙兵しようとしゆう
 後藤様、私を大殿様に会わせてつかわさい」と龍馬。

「おんし・・・やるかい?」と龍馬に顔を近付けて聞く象二郎。

「はっ!」覚悟を決めた目で象二郎を見る龍馬。


龍馬暗殺まで・・・あと二ヶ月・・・


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龍馬伝 第44回 あらすじ

第44回 「雨の逃亡者」 (10/31放送)

龍馬は京で 『薩土盟約』 を結んだ後、長崎の海援隊本部に戻ってきた。
そして象二郎は土佐に戻り、容堂に大政奉還の建白書を
書いてもらうように願い出ていた。

象二郎

「これは薩摩藩が我が土佐藩とともに大政奉還を目指すという盟約書でございます。
 大殿様は将軍 徳川慶喜公とご昵懇(しんぼく)の御仲、政を帝へお返し奉るようよう
 大殿様がお薦めになったら慶喜公やち考えざるおえんですろう」

「わしが~慶喜公に引導を渡すがかぁ?」

「はっ!慶喜公が自ら政権の座を降りられたら戦はせんと薩摩は約束したがです!」

容堂


「たわけ~ 薩摩はのう大政奉還が成されるなど~
 これっぽっちも考えちゃあおりゃ~せん!
 奴らはただ戦がしとうてたまらんがじゃ~!」

「ほんなら~ 土佐も軍備を整え兵を挙げると?」

いきなり象二郎の顔面めがけておもいっきり蹴りを入れて馬乗りになる容堂。

「この土佐が大恩がある徳川に戦を仕掛けるなど未来永劫ありえんがじゃ!」
と象二郎の胸ぐらを掴み激しく激怒する。

「大殿様!土佐藩は!土佐藩はっ、これからの日本の要にならんといかんがですっ」
と必死に訴える象二郎。




土佐商会では象二郎からの手紙を見て
「後藤様は必ず大殿様を説得すると書いちゅうけんど、こりゃ無理ぜよ!」と弥太郎。

「なかなか “うん” とは言わんのう容堂公は~」と龍馬。

大政奉還の建白に失敗したら戦になってしまうかもしれないので
今のうちに土佐の力を強化しておく必要があるからと
ミニエー銃を千丁ほど用意してくれと弥太郎に頼む龍馬。

弥太郎 龍馬

「龍馬!おまんは戦をするつもりかえ?」と弥太郎。

「やりとうのうても戦になってしまうことはあるがぜよ。
 その時に土佐に武器がのうて、
 わしやおまんの親兄妹が殺されてしもうたら・・・たまらんきにの」

弥太郎も、龍馬も、勝負の時が近付いていた。
しかし、とんでもない事件が起こったのはその二日後だった。



大浦慶の商談が成功したお座敷の帰りに、芸子仲間と歩いているお元。
すると、目の前で白袴をはいた侍に斬られて水夫が惨殺されるのを目撃する。
殺されたのは長崎に入港していたイギリス船 “イカルス号” の水夫だった。



「銃が手に入ったぜよ~♪ グラバーは仕事が早いなぁ~♪」と浮かれている弥太郎。

「土佐商会 主任の岩崎さんは?」とイギリス人が訪ねてきた。

「あぁ?はい、わしぃ」と手を挙げる弥太郎。

「イギリス公使 ハリー・パークスの通詞をしております
 アーネスト・サトウ(パトリック・ハーラン)と申します」

「佐藤さん?」とマヌケな顔の溝渕。


「岩崎さん、パークス公使は大変怒っておられます」

???の弥太郎。

弥太郎 アーネスト・サトウ

「わが国の水夫が殺された一件、我々の調べでは
 下手人は白い着物を着ていたことが分かりました」

唇がひきつる弥太郎。

アーネスト・サトウ(パトリック・ハーラン)

海援隊に嫌疑がかけられ、犯人を引き渡さなければ
イギリス艦隊に土佐を攻撃させると通告してきたのだった。




長崎奉行 朝比奈昌広の元に訪れ、海援隊を徹底して取調べるよう要求する
イギリス公使 ハリー・パークス(ジェフ・ワスティラー)

「坂本龍馬じゃ、坂本を召し取ってこい」と命じる朝比奈。
イギリス人殺しは長崎奉行にとって龍馬を捕まえる絶好の口実となった。





「おまんらー!何ちゅう事をしてくれたがぜー!
 おまんらあ!おまんらー!おまんらー!」と激怒する弥太郎。

「海援隊士がイギリス人を斬るわけないろう~」と弥太郎の後をついてなだめる溝渕。

「わしら~がそんな馬鹿な真似するわけないろ~うが~」と龍馬。


「グラバーはのうっ、うちへの取引はもう止めじゃと言うてきたがやぞ!
 オールトも!わしらにはあまり関わりとうないと!」

「商売のことしか頭にないがかぁ!」と呆れる惣之丞。

「せっかくのイギリス流のビジネスを!わしの商売が上手ういきかけた時にぃ!
 どーいてこんなことに! アッッ!チキショー!」と悔しがる弥太郎。


そこへ龍馬を探しに長崎奉行所が乗り込んできたと
慌てて報告してきた乾堂の弟 小曽根英四郎。

「大丈夫じゃ~ 丸ぁ~るう収めてくるきのぅ~ みんな留守を頼むき」
と自ら奉行所に連行される惣之丞。

こうなったら真犯人を自分達で捜すしかないと捜索に散らばる隊士たち。

「おまんはここに隠れちょけー!
 おまんが今ウロウロしよったら余計、難儀なことになるっ!」
と龍馬を残して出て行く弥太郎。

身動きが取れずもどかしさを隠せない龍馬。




長崎奉行所で取り調べを受ける惣之丞。

朝比奈 惣之丞

「海援隊は日本を異国から守るために命がけで働き
 イギリス人相手に刀を抜くような愚か者は海援隊には一人もおりません」

沢村惣之丞

「世の中が乱れてくると必ずお前達のような奴が現れてくる
 そういう奴はたいがいこう言う、自分たちは正しいとな
 わしはそういうふざけた奴が大嫌いだぁ。

 坂本龍馬はお前達の英雄かもしれないが
 わしに言わせれば始末におえん謀反人に過ぎん!」と龍馬の居所を聞く朝比奈。



苛立つ朝比奈の元に呼び出されたお元。

お元

龍馬が犯人ではないのか?と聞かれて否定するお元に
「お前いつから奴の味方になった?」と激怒する朝比奈。




町で聞き込みをしている隊士たちが目撃者から
犯人が福岡弁を使っていたことを聞き出す。

海援隊士




お元に話を聞きに引田屋にやってきた弥太郎は
今は不在だと言われても強引に部屋へ入っていく。

「わしゃどういても下手人を探し出さんといかんがじゃき!
 お元やったら何か知ちゅうはずぜよ!
 頼む!この通りじゃ頼む!頼む!頼むきー!」と土下座する弥太郎。

すると突然、長崎奉行所が乗り込んでくると
お元の荷物を片っ端から調べ始めた。

「どおいてお元の荷物を調べるー?」と不思議がる弥太郎。

「あの女は坂本龍馬と通じていた!」

カンザシのロザリオを発見し悲鳴をあげる奉行所の役人たち。

キリシタン!?と驚く弥太郎。


隠れキリシタンのための隠れ教会で
「マリア様どうかお救い下さいませ」と手を合わせているお元。

そこへ長崎奉行所が突然乗り込んで大騒ぎになり、逃走するお元。




一人残された龍馬は、いてもたってもいられずイライラしている。
そこへ「お元がキリシタンやったがじゃー!」と興奮した弥太郎が帰ってきた。

自分の身の危険も顧みずお元を探しに行くと言い出す龍馬。

「アイツはお元はずっとずっと助けを求めちょったがじゃ!
 それがたまたまっ!異国の神様やったゆうだけのことぜよ!」と飛び出していく。

「おまん!お元がキリシタンやったと知っちょったがかー!
 知っちょったやないがかー!龍馬ー!」と叫ぶ弥太郎。

そこへ陽之助が帰ってきて、真犯人は福岡藩士だと言うことが分かった!
と弥太郎に報告する。




長崎奉行所に現れた弥太郎は、引き止めるられるのも無視して
強引に奉行所内に入って朝比奈の前に出ると土下座する。

イギリス人水夫を殺したのは金子才吉という福岡藩士で
犯行の夜に福岡藩邸に戻って、イギリス人を殺したと述べて切腹したことを報告し
福岡藩に確認を取ってほしいと両手で上申書を手渡す弥太郎。

「坂本龍馬をそうまでして庇いたいか!」と上申書を破りちぎる朝比奈。

「御奉行様がそこまで坂本をお疑いでしたら土佐藩で取り調べます」
睨みながら立ち上って軽くうなずきながら言う弥太郎。


「この長崎ではな、土佐藩といえどわしが認めねば商売なんぞできん
 さっさと坂本を引き渡せいっ!下がれっ」

「濡れ衣でございます!」

「下がれいっ!」

「濡れ衣でございます!御奉行様っ!御奉行様どうかー!
 どうか商売だけは御勘弁下さいませ!商売だけは!御奉行様ー!」
と庭に出て土下座する必死の弥太郎。

「黙れー!黙らんかっ!下がれー!」

取り押さえられながらも食い下がろうと必死の弥太郎。





宴会中の大浦慶がいる座敷に駆け込んで
お元がキリシタンだったことを報告する女将。

夜の雨の中、長崎の町を必死で逃げ惑うお元を
町中を歩き回って探している龍馬。

長崎奉行の役人たちも血眼になって龍馬とお元を探し回っている。



龍馬の前に弥太郎が現れる。

「弥太郎!お元がおらんっ!何処におるがじゃ」

「おまんが奉行に捕まったらえ~がじゃ」

「ハァ?」

弥太郎

「おまんのせいで~わしの土佐商会もお元の人生もわやくちゃになったがじゃあ
 お元はのう・・・お元は・・・当たり前の幸せを望んじょっただけぜよぉ
 それを壊したがはおまんぜよ!龍馬!

 長崎奉行はのう~ 誰がイギリス人を殺したかはどーでもえー言いゆう
 幕府にはむかうはむかうおまんを捕まえたいだけぜよ!

 お元や、そしてわしもじゃ!
 おまんのとばっちりを受けてしもたがじゃー!」

激しい雨に打たれながら何も言葉出ない龍馬。


「龍馬、おまんはのう、おまんは疫病神ぜよっ!
 せっかくわしの商売が上手ういきかけたち
 いろは丸を沈めただの、イギリス人を殺しただの、
 いっつも、いっつもおまんに邪魔されて!」

目が泳ぎうつむく龍馬。

「龍馬、わしの前から消えてくれや!もう消えてしまえやー!」龍馬に背を向け叫ぶ。

驚きと悲しさが入り混じった表情で弥太郎の後姿を見つめる龍馬。

振り返ることなくその場を立ち去っていく弥太郎。

弥太郎の後姿を見つめながら、雨に打たれしばらく立ち尽くす龍馬。





うっすらと日が明けてきた海岸にボロボロになってたどり着き
浜辺にうずくまり泣きじゃくっているお元。

そこへお元を探しに龍馬がやってきて
「お元ー!何処じゃー!お元ー!」と叫ぶ龍馬の声を聞き、必死で岩陰に隠れるお元。

お元を見つけた龍馬が「お元ー!わしじゃ!龍馬じゃ!」
とお元を抱き起こそうとするが「ウワァー!キャー」と恐怖で驚くお元。

「わしじゃ、坂本じゃ、分かるかい、坂本龍馬じゃ!」

「坂本さん!」と龍馬にしがみつくお元。

「もう大丈夫じゃ、わしが守っちゃるき、こっち来いや」
と抱き寄せると泣きじゃくるお元。

「みんなの笑うて暮らせる国は!どこにあると・・・」と龍馬の胸の中で号泣する。

「大丈夫じゃ、大丈夫じゃ」と優しくなだめる龍馬。




イギリス公使 ハリー・パークス(ジェフ・ワスティラー)が
我が国民を殺害して言い逃れに終始するなら土佐藩は戦争を覚悟せねばならない
と訳して土佐藩に通達を送るようアーネスト・サトウ(パトリック・ハーラン)に命じる。

そこへ部下からピストルを突きつけられた龍馬が堂々と部屋に入ってくる。

自分は徳川幕府を倒そうとする謀反人だから長崎奉行は犯人に仕立てたいだけ
イカルス号の水夫を殺したのは海援隊ではなく福岡藩士だと説明する龍馬。


イギリスも幕府を倒すために長州と薩摩の後ろ盾をしているから
海援隊とイギリスは同じ目的を持つ味方同士ではないのか?

日本を世界で誇れるイギリスのような立派な国にするために必死で働いている時に
イギリス人と刀を抜いて喧嘩している場合ではないと語る龍馬。


命を懸けて無実だと言えるのか?と通詞のアーネスト・サトウが問うと
確かに証拠は無いが、まだまだやるべきことが山ほどある自分の命は
イギリスにやるわけにはいかないと答える龍馬。


「どうか、どうか今は、この坂本龍馬の命を・・・・
 新しい日本の為に使わせてはもらえませんろうか?お願いしますき!」
と床に土下座して真剣に訴える龍馬。

「この男は役に立つかと」とハリー・パークスに耳打ちするアーネスト・サトウ。

「評判通りの男のようだ」と英語で言うハリー・パークス。

坂本龍馬いう男は薩摩と長州を結び付け日本を変えようという高い志を持つ男だと
話すパークスの言葉を訳して龍馬に伝えるアーネスト。


「この国は変わらなければいけません。
 坂本龍馬さん・・・日本を変えられますか?」と問うパークス。

「必ずや、必ずやこの日本を新しい国にしてみせますき」
と胸を張り答えて微笑む龍馬。

龍馬

龍馬の元に近付いて握手の手を差し出すハリー・パークス
立ち上がってその手をしっかりと握り返す龍馬

「有難うございます、有難うございます!」
と礼を言う龍馬の肩をポンッっと叩くパークス。

「奉行所に行こう、彼らを守らなければ」とパークス。

「パークスさん!ちっくと、ちくと待ってつかわさい。
 もう一つ、もう一つお願いがありますき!」と龍馬。





朝比奈の元にやってきた弥太郎。

「この度は沢村惣之丞を解き放っていただきまこと有難うございました。
 土佐商会の商も今まで通りということで宜しゅうお願いいたします」
深く一礼した後にすぐ立ち上がって行こうとする弥太郎。

朝比奈昌広

「これで、これで済んだと思うな!坂本にそう伝えておけぇ」と朝比奈。

「それは御自分で」と弥太郎。

「何じゃー!」

「わしはもうーあの男には関わりとうないですき!」
凄みをきかせた声で言うと立ち去る弥太郎。





海岸でお元を見送る龍馬たち。

「お元ちゃん、体を壊さんように気をつけんしゃい」と寂しそうな大浦慶。

「お慶さん、このご恩は一生忘れません」涙ながらに感謝するお元。

イギリスでの新しい生活をパークスに手配してもらったから心配ない
これからは堂々とマリア様を拝める国に行けると龍馬。


「こげん芸子ば・・・こげんキリシタンば・・・お助けして」涙が止まらないお元。

「泣きなや、泣きなやお元、もう行きや」お元を小船に乗せる龍馬。

お元 龍馬

「坂本さん、坂本さんが志ば成し遂げて
 日本が生まれ変わった国になったら戻ってきてもよかですか?」

「当たり前じゃ、当たり前じゃ!
 その時はの、その時は、おまんが堂々とマリア様を拝める国にしちゃるき!
 そうなっちゅう!わしがのう、わしがみんな~が笑うて暮らせる国にしちゃるき!」

「有難うございます、有難うございます」と泣きながら頭を下げるお元。


イギリス水夫に付き添われながらお元が乗り込んだ小船は
沖のイギリス艦を目指し岸から離れていく。

「達者での~!達者での~ お元~!」笑顔で手を振る龍馬。

「お元気でー!」笑顔で手を振るお元。

涙目のお慶の肩を抱く龍馬。




海援隊に惣之丞が無事に戻ってきて喜ぶ皆。

「浮かれとる暇はないがじゃ~。大政奉還目指していくぜよー!」と張り切る惣之丞。




この時、龍馬の死は・・・あと三ヵ月に迫っていた・・・


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龍馬伝 第43回 あらすじ

第43回 「船中八策」     (10/24放送)

慶応3年5月 京 二条城で日本の行く末を話し合うために
第15代将軍 徳川慶喜と4人の有力諸公が京に集まった。

徳川慶喜

世に言う“ 四候会議 ”である。

越前福井藩主 松平春嶽(夏八木勲)
宇和島藩主 伊達宗城(陰山泰)
薩摩藩主 島津久先(有福正志)
土佐藩主 山内容堂(近藤正臣)


しかし、日本の将来を決めるはずの会議は迷走していた。

薩摩藩主 島津久先(有福正志)は朝敵にされている長州 毛利家の
お許しを朝廷に願いでることが先決だと言うのに対し
それよりも兵庫開港を朝廷にお認め頂くのが先だと言い張る慶喜。

いつの間にか兵庫開港が先か、長州を許すのが先かという議論に
なってしまっていると越前福井藩主 松平春嶽は怪訝な顔。

松平春嶽


会議が終わり、京 土佐藩邸に戻った容堂は
「馬鹿馬鹿しい、島津は勝手なことばかり!
 慶喜公も自分のことしか考えとりゃせん!」と苛立つ。






とうとう龍馬は大政奉還の実現にむけて動き出した。

龍馬と象二郎は容堂を動かすことが出来たら
大政奉還を成就させることができる!と京にいる容堂に会うために
“夕顔丸”に乗船し同行する陽之助とともに京に向けて出港した。

京に向かう船の上で龍馬は新しい日本の姿を思い描いていた。

船内でこれからの日本の将来の道筋を書いた紙を象二郎に見せにいく龍馬。
象二郎が突然、紙を大きく広げて食い入るように真剣な眼つきに変わる。

今まで出会った色々な人に教えてもらったことを
自分なりに書いてみたので、もし後藤様が納得してもらえる内容なら
大殿様にも見ていただきたいと自信満々の表情で微笑む龍馬。

「もっと綺麗な字で書き直さんと大殿様には見せれん」
と龍馬の考えに賛同する象二郎。


龍馬が書いたその一枚の紙は、後に『船中八策』と呼ばれるものだった。
そこには日本の未来の姿が刻まれていた。




長州 下関にいるお龍の元へ龍馬からの手紙が届いた。

≪お龍 変わりはないかえ?長州のお人らには親切にしてもらいゆうがか?

 わしは今から京へ行ってくるき。日本の将来を決める大切な仕事ぜよ。

 ほんまは、おまんも連れて行きたかったけんど・・・

 心配しなや、わしゃ無事に戻ってくるぜよ。

 お龍にも土産を買うてきちゃるきにの≫

お龍

「京女に京の土産買うてきてどないすんの」と微笑むお龍。




京 土佐藩邸に到着した龍馬と象二郎だが
容堂が中身のない会議に怒って先に土佐に戻ってしまったことを聞き
驚き悔しがる象二郎と無念で言葉にならない龍馬。

大政奉還を目指す龍馬と象二郎の計画は暗礁に乗り上げてしまった。



落胆している龍馬の元に陽之助が現れ京での海援隊の仕事場を見つけてきたという。
酢屋いう材木問屋を使わせてもらうことになったから案内すると龍馬を連れ出す。

お尋ね者の龍馬のために荷車を押す町人に変装させて
案内するが途中で新撰組と出くわしてしまう。

陸奥陽之助

怪しまれて近付いてくる新撰組に
「久しぶりじゃの~ 近藤さん~」と自ら正体をばらして逃げる龍馬。


狭い道で追い込まれ逃げ場がなくなってしまった龍馬と陽之助。
そこへ「なかなか楽しそうじゃの~ 龍馬~」と笑顔の中岡慎太郎が登場する。

「何ちゃあちっくと楽しいないぜよ~」と答える龍馬。

「ハハハ、わしも仲間に入れとおせ!」と新撰組に斬りかかる中岡。

龍馬 近藤勇

斬りかかってくる近藤勇をかわすとピストルを空に向かって撃ち
今日はここまでと退散する龍馬。



中岡の知り合いの相撲部屋に逃げ込んだ龍馬たち。

「いっちょ勝負するかえ」と中岡に言われ
「やるかえ」とその気になる龍馬は力士たちに囲まれ相撲を取る。

龍馬 相撲

西郷吉之助と武力倒幕の策を練っていると言う中岡を
「武力倒幕はいかんぜよぉ!」と投げ飛ばして横たわる中岡の側にしゃがみ
「戦に勝ったち恨まれるだけぜよ」と中岡の手を取って起こしてやる龍馬。

西郷が象二郎と会いたがっていると聞かされ、それは願っても無い話だ!と
早速、象二郎に薩摩に大政奉還を考えさせる絶好の機会だと報告する龍馬。


「西郷は土佐を戦に巻き込むつもりじゃないかい」と怪しむ象二郎に

「おそらくそうですろ。けんど後藤様これは薩摩と土佐の知恵比べじゃ。
 土佐が武力倒幕に加わると思われてもいい。
 薩摩に大政奉還を目指すと言わせたらそれでわしらの勝ちですき」と龍馬。





慶応3年(1867)6月 京 三本木の料亭『吉田屋』

ついに土佐藩と薩摩藩の重役が顔を合わした。

土佐からは後藤象二郎、寺村左膳(浦野REN)
薩摩からは小松帯刃、西郷吉之助、大久保利通(及川光博)
仲介人として龍馬と中岡慎太郎が同席した。

大政奉還を目指す土佐と武力倒幕に傾く薩摩
この時点で二つの藩の考えは正反対に分かれていた。


「土佐が薩長に加わるち聞いた時は百万の味方を得た思いごわした」と西郷。

「徳川幕府はもうガタがきちゅう!日本は生まれ変わらんといかんがです」と象二郎。

「じゃっどん、どうも土佐の皆さんのお顔は・・・
 おいたちとは違う方に向いておられる様にごわんどなぁ」と西郷。

西郷隆盛

「西郷殿、戦いうがは、するぞするぞと見せかけて
 最後まで一本の矢も放つことのう相手を降参させる
 それが見事な勝利というもんですろ」と説く象二郎。

「ハッ、つまり大政奉還ごわすか?」と笑顔の西郷。

「これが土佐の考えじゃ」と象二郎。


容堂公はこのことを知っているのか?と西郷に突っ込まれると
苦笑いしながら顔がひきつる象二郎。

慶喜公が大政奉還を受け入れるはずがない!
土佐も挙兵するべきだと象二郎に詰め寄る中岡慎太郎に
「黙っちょれ、やかましいっ!」と中岡の胸ぐらを掴む象二郎。

象二郎


徳川が自ら政権を帝に返上してくれたなら、それが一番良いことだ、
土佐と薩摩は協力して大政奉還の成就を目指そうと言い出す西郷。


「ただし、大政奉還が成らんかった時は徳川と決戦するお覚悟を。
 戦になれば当然 土佐藩も挙兵していただき申す」

と立ち上がり象二郎に忠告する大久保利通(及川光博)。

大久保利通(及川光博)

「・・・・」無言のまま静かに自分の席に座り
しばし沈黙の後に「約束しよう」と答える象二郎。

「良かった~ハッハハ 」と場を和ませる西郷。


終始無言で険しい顔の龍馬。席を立つ大久保利通を鋭い目で追う龍馬。
複雑な表情の龍馬と象二郎が互いに目を合わす。


世にいう『薩土盟約』が締結された。

“ 薩摩は大政奉還を協力する、しかし失敗した場合土佐は武力倒幕に参加する ”

この日交わされたのは両者の思惑が混じり合った複雑な約束だった。






長崎 土佐商会にはぞくぞくと商人が集まってきていた。
葉巻をふかしながら笑う弥太郎。

「みんな~うちが紀州藩から賠償金をせしめると聞いたがじゃのう~
 つまり~これはわしの実力ぜよ~ ア~ハッハハ」

弥太郎

「何い!?」一枚の書類を何気なく見た弥太郎は血相を変える。

「また儲け話か?金のある所に金が集まるゆ~がはまっことじゃの~」と溝渕広之丞。

「十八万両ー!!」と叫ぶ弥太郎。

「十八万!有難い!」と扇子を広げる溝渕。

「違うー!借金じゃー!オールト商会からのー!」と険しい表情の弥太郎。

「借金?」

「後藤様がまた勝手に船やら銃やらを買うてしもたがじゃー!」
と明細書を投げつける弥太郎。暗い表情で下を向く溝渕。

「騙されちゅう、わしは後藤様に騙されちゅうがじゃ・・・
 土佐商会の主任いうたち結局、後藤様の尻拭いをさせられいうだけぜよー!
 クソォー!クソォー!」

と周りにある物を蹴飛ばし暴れだすが、ふと動きが止まり
何かの考えが頭に浮かんだ様子でじっと一点を見つめる弥太郎。




グラバー邸に突然訪れた弥太郎に
「何か良い事あったんですか岩崎さん」と不思議そうなグラバー。

「新しい世界に足を踏み入れようと決意した時
 人は誰でも心浮き立つもんぜよ」と強気な態度の弥太郎。

首をかしげるグラバー。

「グラバーさん、イギリスいう国は世界中の国と取引しゆう
 イギリス人は誰も好き勝手に商売できるがか?」

「イギリスにはたくさんのカンパニーがあって皆が競争している」

「カンパニー?」

「人々から金を集めそれを元手に商売する」

「つまり、一人では出来ん大商が出来るわけかえ?」

「しかし、金を集めるにはトップの力が認められなければならない」

「トップ?」

「テッペンに立つもの。グラバー商会でいえばこの私です」

グラバー

「グラバーさん、わしもトップになりたいがじゃー!」

咳き込むグラバー。

「わしにイギリス流の商売を教えてくれんかえ!頼む!」
と土下座して真剣にお願いする弥太郎。




オールト商会に訪れた弥太郎とグラバー。

「オールトさん!オールトさんイギリス流のビジネスを教えてくれや~」
と突然、弥太郎が入ってくる。

「岩崎さ~ん?」と居合わせた大浦慶が驚く。

呆れた顔のグラバー。

「オールトさんの考えも知りたいがじゃ~
 わしゃのう自分で金儲けしたいがぜよ~」

「君はいつから日本人びいきになった?」と英語でグラバーに嫌味を言うオールト。

「what's?」と聞き返すグラバー。


「稼ぐだけ稼いだら日本から逃げろと君は言ったじゃないか一体どうしたんだ?」

「確かに!確かに私は・・・日本人を軽蔑していた」と日本語で答えるグラバー。

「何じゃとー!」と怒る弥太郎。

「だけど今は違う!名も無き若者たちがこの国を変えようと懸命になっている!」

「私心を捨ててね」と振り返りオールトに英語で言うと立ち上がるグラバー。

「坂本さんたちのことやね」と大浦慶。

「彼らに会って私は考えを変えたんだ!」


「なるほど、だが残念なことに彼らには将来の展望が無い。
 幕府を倒して帝に政権を返す?そんなことをすれば混乱を招くぞ」とオールト。

「大混乱?!」と弥太郎。

「だが我々にとっては願ってもないことだ」と答えるとグラバーに微笑むオールト。


「今、最大のビジネスチャンスは?」と弥太郎に英語で投げかけるオールト。

問いかけに目を大きく見開いた弥太郎は
「戦こそがビジネスチャンス!」と椅子を倒しながら答える弥太郎。

「その通り」と言われ、顔に笑みがこぼれる弥太郎。

「グラバーさん、最新式の銃と弾薬、大砲を送り届けてくれるよう
 イギリスに頼んでつかわさい!」

「・・・」無念そうに目をつぶるグラバー。

「戦は必ず起こる!龍馬がなんぼ頑張ったち戦は止めれんっ!
 わしは大儲けするぜよー!」と野望にまみれた顔の弥太郎。







京都での海援隊の仕事場となる酢屋に中岡と藤吉を連れてやってきた龍馬。

「大きな一歩じゃ~ 薩摩に大政奉還を目指すと約束させたがじゃき」と龍馬。

「龍馬!日本を帝の国に戻すためには戦で幕府を叩き潰すしかないぜよ!」
と必死に説き伏せようとする中岡。

「幕府を叩き潰して・・・その後はどうするがぜ?」と龍馬に聞かれ

「その後・・・?」と考えが浮かばない中岡。


「おまんにちっくと見て欲しいもんがあるがじゃ」と微笑んで二階へ上がる龍馬。

「こっちへ向かう船の中で新しい政の仕組みを考えたがじゃ」と巻物を差し出す。

「新しい・・・」と巻物を読み進めると目を大きくして見開く中岡。


『一つ、天下の政権を朝廷へ奉還せしめ 政令宜しく朝廷より出づべき事』
と口に出して読みながら龍馬を真剣な目で見つめる中岡。

「まずは、政権を帝に返上させるがじゃ。
 これはのう木戸さんから教えてもろたことぜよ」と解説する龍馬。

下では藤吉が不思議そうに上を覗く。


『一つ、上下議政局を設け 議員を置きて
 万機を参賛せしめ 万機宜しく公議に決すべし事』

「イギリスの様に二つの議員をつくり
 皆で話し合うて政を勧めていくがじゃ~」

これは、横井小楠先生から聞いた話で
より多くの民の考えを国の政に生かす仕組だと嬉しそうに微笑む龍馬。


『一つ、有材の公郷及び天下の人材を顧問に備え 官爵をたまえ
 宜しく従来有名無実の官を除くべし』

「たとえ身分が低うても武市さんのように
 頭のええもんは政に加わるべきぜよ」

これは、下士でも優秀な者がいれば上士に取り立てると
言われた吉田東洋様の考え方。


「ハァ~ ちっくと喉が渇いたぜよ~
 オ~イ藤吉!水は何処にあるがぜよ?」と下に降りていく龍馬。

慌てて龍馬の後を追い下に降りていく中岡。


『一つ、外国の交際広く公議を摂り 新たに至当の規約を絶つべき事』と続ける中岡。

「異国との約条は対等でのうてはいかん。
 それが高杉さんの願った日本の姿ぜよ」


『一つ、御親兵を置き 帝都を守衛せしむべき事』と読み続ける中岡。

「異国から帝を守る軍隊を作らんといかんがじゃ。
 武市さんの志は決して無駄にせん」


『一つ、海軍宜しく拡張すべき事』

「こ~れは勿論っ勝麟太郎先生の教えじゃ!」


『一つ、金銀物貨宜しく外国と平均の法を設くべき事』

「これはの~ 久坂玄瑞殿に聞いた話ぜよ~」


『一つ、・・・』と読み続けていく中岡。


「日本が堂々たる独立国になるためには新しい決まりを作らんといかんじゃき!
 侍も商人も、勿論この藤吉も分け隔てのう政に加わらせる新しい仕組みじゃ

 これはの~土佐の河田小龍先生から教えてもろたがじゃきぃ~」


それは龍馬がこれまで学んできたことを見事に生かした
輝く結晶のような文章だった。

これこそ龍馬が書いた八つの条文『船中八策』だった。



「・・・・」あまりにもの衝撃で言葉にならない中岡慎太郎。

「わしが作りたい世の中は・・・上士も下士もない平らな世の中ぜよ。

 誰かが誰かを支配しちゅうような仕組みの中からは
 必ず恨みや憎しみが生まれてくるきに・・・

 わしゃの母上からこう教わったがじゃ
 憎しみからは・・・何ちゃあ生まれん

 わしゃのう、この八つの策を成し遂げることで
 この日本を誰もが笑うて暮らせる国に出来るとそう信じちゅう。

 ほんじゃき戦で幕府を倒しては・・・いかんぜよ」


「何ちゅうことを・・・わしゃ、涙が出てきたがぜよ!」と龍馬と抱擁する中岡。

「わいもです!そんな国になってくれたら
 わいは学があらへんで難しいことはようけ分からんけんど
 日本がもしそんな国になってくれたらぁ・・・」と感動して泣き出す藤吉。


「けんどのう龍馬・・・そりゃいかんちや・・・
 今の仕組みにすがっちゅう者らは決して認めようとはせんろ」と険しい表情の中岡。

「そうじゃろうのう・・・」とすなずく龍馬。

「それを世に出したら・・・龍馬!殺されるがぜ」

「中岡、命を狙われるくらいのことをせんと・・・ 日本は変わらんぜよ!」


龍馬の起草した『船中八策』はやがて『新政府綱領八策』という
明治政府の基本理念になっていく。

しかしこれがますます龍馬の身を危険にさらすことになった。


龍馬をやっきになって探し回る新撰組。

「目障りごはんな・・・あの男は」とつぶやく大久保利通(及川光博)



龍馬暗殺まで・・・もう五ヶ月をきっていた・・・


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龍馬伝 第42回 あらすじ

第42回 「いろは丸事件」   (10/17放送)

慶応3年(1867)4月23日
4日前に長崎を出港した“ いろは丸 ”は10名の客と
大坂で売る米や砂糖などの荷を載せて瀬戸海の讃岐沖に差し掛かっていた。

翌朝 4月24日
徳川御三家の一つ紀州藩の“ 明光丸 ”887tに
160tの“ いろは丸 ”が衝突された。

“ いろは丸 ”の乗員乗客はすばやく“ 明光丸 ”に乗り移り全員助かったが
二度の衝撃を受けた“ いろは丸 ”は積荷もろとも瀬戸の海に沈んでしまった。


事故の翌朝、龍馬たちは、福山 鞆ノ津の船宿に身を落ち着かせた。
そこへ紀州藩士 岡本覚十郎(齋藤歩)が訪ねてきたので
才谷梅太郎と名乗った龍馬が応対する。

岡本覚十郎(齋藤歩)

岡本覚十郎は簡単なお詫びをした後、見舞金の千両を差し出して
宿の支払いも持つと言い、あっさりと引き上げようとする。


たった千両で事を済ませようとする紀州藩に納得がいかないと
惣之丞と陽之助たちがヤジをとばすと渋い顔をする岡本。

金は有難く頂戴しますと穏やかに言う龍馬に
ホッっとした表情になり、そそくさと帰ろうとする岡本。


「けんど岡本さん!わしらの分はまた別ぜよ。
 衝突の原因を明らかにし、どちらに非があるかを確かめた上で
 賠償金を決めて頂かんといかんがじゃき」と龍馬。

「ハッハハ。天下の紀州藩に脱藩浪士どもがとりかかってくるとは
 ここに留まって談判してる暇はないんや
 我々は“ 明光丸 ”で長崎に向かわねばならぬ」と岡本。

「ほんなら長崎で改めてお話ししましょ」と怯まない龍馬。



3日後 4月27日
長崎 『引田屋』で大州藩士 井上将作と宴席を囲む弥太郎の元に
いろは丸が沈没したという知らせが入り驚く皆。



長崎 土佐商会では弥太郎に土下座して謝る龍馬。

「大州藩はいろは丸の代金3万両、全額弁償せいと言うがじゃぞー!
 沈んでしもた積荷の1万3千両も返さんといかんがじゃきー!」と怒る弥太郎。

このまま泣き寝入りするつもりはない、
紀州藩に全額賠償してもらうと強気な発言をする龍馬に

徳川御三家の紀州と喧嘩するつもりか!
何を考えているのだと言わんばかりの象二郎と弥太郎。


また同じような事故が起こる度に必ず最初の事故が引き合いに出され
土佐は紀州に泣き寝入りしたと言われることになると言う龍馬。

「泣き寝入りぃ」と弥太郎。渋い顔になる象二郎。


「船の事故はたとえ相手にどればあ非があろうとも力の弱いもんが引き下がる。
 土佐がそう思われてもええですろうか後藤様」

「岩崎、紀州との談判におんしも加われ。
 そこまで言うなら覚悟はできちゅうの、もし負けたら腹を切りや」

後藤象二郎


心配そうな表情で象二郎を見る弥太郎。

「分かりましたき」と龍馬が答えると、うなずき「よし」と象二郎。

慌てて象二郎の後を追い「後藤様ーわしもですろうかっ?」と聞く弥太郎に

「当たり前じゃー!」と怒鳴る象二郎。




『引田屋』では紀州藩との談判の材料にするからと
もし積荷を大坂で売っていたらどれくらいの売上げになっていたか?と問う弥太郎。

引田屋

「まあざっと千両、ばってん紀州が相手じゃいくら坂本様でもっ」と小曽根。

「ばってんぶつけたとは紀州の方だと?」とお元。

「どっちがぶつけたとかどうでんよかとよ~そげんことは天下の紀州には通じんと。
 岩崎さん、紀州から取れんかったら当然 土佐が払ってくれるとでしょうねえ?」と大浦慶。

思わずグラバーも立ち上がって弥太郎に詰め寄る。

弥太郎 お元

「取れんかったら、取れんかったら、
 わしの命が無いがじゃ~! ああっ~」とテーブルに顔をつける弥太郎。

「泣き寝入りですか?」と声を荒げる小曽根。

「心配すなー!この岩崎弥太郎がぶん取っちゃる!
 わしはこんっな所で、こんっな所で潰れるわけにはいかんがぜよー!
 アアッー! クッソォー!」

そこへ女将がきて海援隊の人から預かったという
龍馬からの手紙を手渡されたお元。





海援隊と紀州藩の談判は長崎にある聖徳時で始まった。

「陽之助、おまんは元紀州藩士やきぃ面倒なことになりそうやったら
 ここにはおらんでもええがやき」と気を遣う龍馬

「気にせんとって下さい、わいは紀州を捨てたんや。
 わいの父上は伊達宗弘いうてな紀州藩の勘定奉行やった」と陽之助。

「ええっ!勘定奉行!!」と驚く惣之丞。

「けど、わいが九つの時に失脚させられてしもた。
 紀州がどうなろうと知らん!わいは海援隊の隊士や。
 日本の為に働いとるんですわ」

陸奥陽之助

「そうかえ」と笑顔で陽之助の肩を持つ龍馬。

「そうじゃ、そうじゃ!見返しちゃれゆう気をもっと大きゅうして
 談判に望むがぜよー!」と弥太郎。



慶応3年(1867)5月15日 第一回談判

テーブルを挟んで向かい合う海援隊と紀州藩。

「明光丸の船長 高柳楠之助(福井晋)や!」

「海援隊隊長 才谷梅太郎ですき」


“ いろは丸 ”にはお互いの位置を確認し合うためのランプも点いておらず
しかも衝突してきたのは“ いろは丸 ”の方だと言い張る岡本覚十郎(齋藤歩)に

「でたらめや!いろは丸が明光丸を避けようとしたんや!」と机を叩いて怒鳴る陸奥。
「そんなことあるかっー!夜中の海を灯りもつけんと走るわけがないろー!」と惣之丞。

全く相手にしようとせず「もおええ!」と引きあげようとする紀州藩に、

「待ちやー!待ちやー!
 この事故には明光丸の非を認める材料が山ほどあるがじゃき!
 土佐藩は紀州藩に対しいろは丸の代金5万両、積荷の代金3万3千両
 合わせて8万3千両の弁償を求めるがです」と強気な弥太郎。

長崎奉行の裁定を仰ぐと引き上げようとする紀州に対し、
「次は必ずあるき」と余裕の龍馬に「何を企んじゅう?」と弥太郎。





『引田屋』小梅の間で紀州藩士たちが円卓を囲んでいると
紀州藩を非難する小唄が聞こえてきて皆の動きが止まる。

「誰やー!」「あの声はどこの座敷や!」
怒って飛び出し歌が聞こえてくる座敷を探し回る紀州藩士。

梅の間で数人と宴会で盛り上がる大浦慶と
三味線を弾きながら笑顔で歌うお元。

「誰が考えた唄ね?お元ちゃん」としらこく聞く大浦慶。

「さ~あ?いつの間にやらお客様たちが」と笑顔のお元。


町中でも子供から大人までが踊りながらこの唄を歌っている。
更には異人たちも歌いだし、その様子を見つめながら口ずさむグラバーと小曽根。



長崎 紀州藩邸では勘定奉行 茂田一次郎(中尾彬)が
海援隊の肩を持ち紀州藩を笑いものにする歌が流行っているとの報告を受ける。

放っておけと言う茂田に、このままだとあの事故は紀州藩が悪かったのだと
世間に思われてしまうと困惑する岡本覚十郎。




紀州藩は必ず再び談判を申し入れてくるはずなので
次回の談判には象二郎も出席するように促す龍馬。

「海援隊の不始末をどーいてわしが!」

「ハッハッハッ!土佐藩は日本を変える要になると覚悟を決めたがですろ。
 たかが紀州一藩に怯んじゅうようでは幕府を倒すら到底出来んがじゃ」

「何じゃと?」

「後藤様、これは単なる事故の談判ではありませんき。
 いろは丸と明光丸の衝突は、土佐と幕府の衝突じゃ」

「土佐と幕府じゃと?」と弥太郎

「この談判の行方を長州、薩摩だけではのうて諸藩が息を潜めて見つめゆう。
 わしらが勝てばあっぱれ土佐と諸藩から喝采を受け流れは一気に変わるがじゃ」

「勝ち目はあるがか?」

「わしは負け戦はせんですき」





長州 下関では龍馬からの手紙を読んでいる三吉慎三。

また恨みを買うかもしれないので、自分に万が一のことがあったら
お龍を土佐の坂本家に送ってやってほしいという内容だった。

庭先で標的をピストルで撃ちぬいて笑っているお龍を見つめながら
「坂本さん・・・」とつぶやく三吉。

お龍





龍馬の言ったとおり二度目の談判は紀州側から申し出てきた。

慶応3年(1867)5月22日 第二回談判

紀州藩 勘定奉行 茂田一次郎(中尾彬)も同席している。
あくまでも“ いろは丸 ”に非があると一方的に話を進め
後は幕府の判断を仰ぐと余裕の笑みを見せる茂田。

茂田一次郎(中尾彬)

船同士の事故は世界共通で定められている航海法で裁くべきと
懐から『萬国公法』を取り出す龍馬。

龍馬


これから日本国が世界に認めてもらう国になるためには
まずこの法を守らないといけないと言われ
何も言い返すことができない茂田。

それでも徳川幕府に判断を委ねると言い張るなら
紀州藩士は野蛮人の集まりだと世界中から思われてしまうでしょうと龍馬。


「それこそがっー!徳川幕府の、
 いや帝の御名を汚すことにはなりませんろうか?」

「おまえは・・・才谷とか言うたな?
 ここで『萬国公法』を持ち出してくるとは・・・ハッハ
 分かった。そうしよう。だが聞くが誰が世界の法を持って裁くと言うんや?
 この長崎に、いやこの日本にそのような裁きを下せる者などおらんっ!」


息を呑む弥太郎。
動じることなく「お呼びしいや」と陽之助に指示する龍馬。

弥太郎


「いつまで待たせるがじゃー!」と怒鳴りながら登場する象二郎。

「土佐藩参政 後藤象二郎と申します」と茂田一次郎(中尾彬)に挨拶する。

「ええっ!後藤殿!?」と驚く紀州藩士たち。


「才谷がどーいてもケッペル殿に間に立ってもらいたい言うもんで
 私がお願いして来ていただきました」
と英国海軍提督 ヘンリー・ケッペル(マーク・マードック)を紹介する象二郎。

談判

ケッペルが話し始めると、隣で陸奥が訳していく。

「船の衝突事故は世界の何処でも起こることなんです。
 したがって必ず航海法に則って裁定せんとあかんのです。
 それが世界のルールです」

「才谷・・・お前は・・・何者や」と茂田一次郎。

「わしらは・・・ただの脱藩浪士ですき」と笑みを浮かべる龍馬。

「ほんなら、最初から始めましょか」と笑顔の龍馬。

「フゥー、仕切り直しぜよ」と弥太郎。

結局、紀州は事故の原因は明光丸にあると認め
賠償金として8万3千両を払うことを認めた。



紀州に勝った!と喜ぶ海援隊の皆の前で

「それにしたち、弥太郎!おまんの8万3千両にはたまげたぜよ」と笑顔の龍馬。

「そうや、いろは丸と積荷の値段は4万3千両ほどやったやろ!」と陸奥。

「おまん4万も上乗せしおって」と惣之丞。

「何が悪いぜよ、オオッ!沈んじょらんかったらいろは丸は何回も使えて
 金を稼いだがぜよ!4万両はその分じゃ」と怪訝そうな顔の弥太郎。

「さすが弥太郎じゃ、大出世するだけのことはあるぜよぉ!
 おい、みんな、岩崎弥太郎様、様ぜよ~」と弥太郎をヨイショする龍馬。

「何じゃ、慣れ慣れしく、慣れ慣れしゅうすなっ!触んなやっ」
と皆に寄ってこられて嫌がる弥太郎。




紀州を打ち負かした海援隊の名声は日本国中に響き渡った。

京 薩摩藩邸
「こいで土佐は勢いずっとな~」と西郷。

長州 萩城
「容堂公はどう動くおつもりじゃ」と木戸。

土佐 高知城
「わしは・・・京へ登るぞ。後藤にも急ぎ上洛するように伝えいっ!」

山内容堂

容堂公がいよいよ政の表舞台に立とうとしていた。




♪ 船を沈めた~その償いは~ ♪ 金を積まずに~国を取る~ ♪
♪ ハァ~よさこい~よさこい~ ♪

海を眺めながら歌を歌っている龍馬の元に
お元が来て楽しそうに笑う二人。

お元

「おめでとうございます。
 海援隊が紀州に勝つなんてもぅ凄かことですっ アハッ」

「おまんには礼を言わんといかんのう~
 金が入ったら~分け前を貰うてくれや」と酒を差し出す龍馬。

「アハッ お金なんか要りません」とニコニコ笑顔のお元。

「んんっ~?」


「坂本さんは・・・うちの・・・希望ですけん」と笑顔のお元。

「・・・・」

「大っ嫌いなこん国・・・大っ嫌いなうちの人生ば・・・
 変えてくれるとは・・・坂本さんでしょう」

「お元・・・おまんがこの日本から逃げ出して異国に行きたいちゅうた時には
 わしゃおこがましいかもしれんけんど、おまんを助けちゃりたいちそう思うたぜよ」

「・・・」涙ぐむお元。


「おまんは何ちゃあ悪いことはしちゃあせん!
 異国の神様は決しておまんを見捨てたりはせんき」とお元の両肩に手を置く龍馬。

「・・・」涙をうるませるお元。

「泣きなや、お元!おまんが泣いたらぁわしまで悲しゅうなってしまうがぜよ
 アッハッハハハ ほれっ」と自分の袖でお元の涙を拭ってやる龍馬。

「アッハハ」と笑顔になるお元。

「飲みや~飲みや!」と酒を注ぐ龍馬。


そこへ刺客が龍馬の前に現れる。お元を庇うように手を広げて前に出る龍馬。

「何者ぜよ?おんしらぁ」と突然斬りかかる刺客をかわしていく龍馬。

「いきなり斬りつけてくるとは~おまんら奉行所のお役人ではないのう~
 お元!こっち来いや!」とお元の手を取り逃げようとする。


追いかけてくる刺客が後ろから龍馬に斬りかかる

「坂本さん!」と叫ぶお元。

「坂本?!おまえは才谷とちゃうんかー?」

「なるほどのう、紀州のお人らかい」

斬りかかる3人の刺客をあっさりとかわし
刺客の覆面をはがすと顔を背ける岡本覚十郎(齋藤歩)だった。

「徳川御三家いうがは談判に負けた腹いせに
 こ~ゆ~ことをするがかえ?
 おまんら~にわしゃ斬れんぜよ」

と奪い取った刀を投げ捨てる龍馬に、あっさり退散していく紀州藩士たち。



龍馬暗殺まで・・・あと六ヶ月


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龍馬伝 第41回 あらすじ

第41回 「さらば高杉晋作」  (10/10放送)

小曽根乾堂が用意してくれた離れで新たに“ 海援隊 ”が結成された。
亀山社中の頃より更に脱藩浪士が集まってきていた。

脱藩したものが集まることで誰の命令にも縛られることなく
自由に活動が出来ると微笑む龍馬。

海援隊

これからは土佐藩の後ろ盾があるので、
亀山社中の時よりも大きなビジネスを展開できるがそれは表向きのこと、
自分達が目指すのは土佐と薩長を結びつけ大政奉還を成し遂げることだと説く龍馬。

海から日本を守るという意味の“ 海援隊 ”の旗を掲げる。
そして仲間同士助け合っていく上で様々な規則を定めた海援隊約規を作り

「勝手に腹を斬ることは断じて許さん」
と無意味な死を出したくない龍馬の思いも規約の中で定められていた。



海援隊の経理を象二郎から任されたと弥太郎が威張りながら訪ねてきた。

「ほなぁ~陽之助、アレを弥太郎に渡しいやぁ」と龍馬が指示すると

「わしに~菓子よりでも出すがかぇ~。
 そ~じゃの~世話になるもんには礼をせんっとのう」と期待する弥太郎。

弥太郎 龍馬

「頼んますわ」と亀山社中の頃のツケ台帳の山を渡され唖然とする弥太郎。

更に海援隊の船を用意してくれと注文する龍馬に「船~!?」と驚く弥太郎。

「みんなー!この岩崎弥太郎様がわしら海援隊の為に
 日本を駆け巡る蒸気船を用意してくれるがぜよー」
と困惑する弥太郎にお構いなしに大声を張り上げる龍馬と喜ぶ皆。

「ちょ、ちょっと待ちやー!待ちやー!」と必死の弥太郎に笑顔の龍馬。





長崎奉行所に呼び出された後藤象二郎。
幕臣 朝比奈昌広は龍馬の犯してきた罪について話すが

「私の知ちゅう坂本龍馬は、我が土佐藩のれっきとした藩士でございます。
 万が一にもそのような大罪を犯すもんとは考えられません」と答える象二郎。

象二郎

なら、伏見にいた脱藩浪士の坂本龍馬は何者だ?と問う朝比奈に
それは坂本の名を語る別人だと答える象二郎。

土佐藩参政 後藤の言葉を疑うとは無礼千万!だと激怒して
「御奉行とて許せませんぞぉ」とボソッっと言う象二郎に黙って渋い顔の朝比奈。

象二郎 朝比奈

今後は坂本の詮議は無用と席を立とうとする象二郎に
なら、お龍のことについて何か知っているか?と聞く朝比奈。

「知らん!」と帰ろうとする象二郎にしつこく聞きながらカステラを勧める朝比奈に
「そんな女については知らん!」と朝比奈の指をカステラごとおもいきり噛む。

痛がり指を払いのける朝比奈を凄い形相で睨んで出て行く象二郎。




土佐商会では大浦慶と商売の話しをしている弥太郎。

大浦慶 弥太郎

「サイダニウメタロウが来たきぃ~」と溝渕広之丞が笑顔で両手を叩く。

龍馬が後藤様と手を握ってくれたおかげで
長崎の商人と取引出来るようになったと喜ぶ溝渕。

大州藩から“いろは丸”という船を借りる交渉に
これから入ると威張る弥太郎。


『引田屋』で大州藩の重役 井上将作(岡本信人)を接待して
“ いろは丸 ”を貸してくれと必死に交渉する弥太郎。




象二郎からお龍のことについて話しがあると呼び出された龍馬は
お龍の身の危険を感じ、幕府が手を出せない下関にお龍を匿うことにする。
嫌がるお龍に、頼むからわしの頼みを聞いてくれとお願いして納得させる龍馬。

龍馬とお龍が長州 下関に到着したのは慶応3年の冬から春へと変わる頃だった。
そんな二人を喜んで迎え入れる三吉慎蔵と再会を喜び合う龍馬とお龍。

木戸は病状が悪化した高杉晋作の見舞いに行っていると暗い表情になる三吉。



お龍と共に高杉の見舞いにやってきた龍馬を笑顔で迎え入れる高杉。

海援隊を結成し異国と貿易をしながら大政奉還を成し遂げると語る龍馬。
土佐藩の参政が大政奉還の話に乗ってくれたことを聞き喜ぶ高杉。

長州も土佐藩と共に大政奉還を目指してほしいと木戸にお願いする龍馬だが
長州は朝敵のまま、何を言っても相手にされないから
力ずくで幕府を倒す!と全く考えを変える気はない木戸。

薩摩も今、長州を朝敵とした勅命を撤回するよう朝廷に訴えかけていると
説得する龍馬に聞く耳を持たず帰ろうとする木戸を必死に呼び止める高杉。

高杉晋作

「僕の遺言と思うて聞いてくれ」
とハァハァと息をあげながら襟を正して正座する高杉に振り向く木戸。

馬関の戦いは奇跡だった、龍馬がその奇跡を起こしてくれたのだ。
土佐藩の参政が大政奉還を目指しているとしたら、それもまた奇跡のような話。
容堂公も時勢を見る目がある賢君ならその方向へ動き出すかもしれないと説く高杉。

「木戸さん、坂本さんの起こす奇跡に我ら長州も賭けてみてはどうじゃろうか?
 いやっ、今一度、賭けてみて欲しいんじゃ!」
 ウッ、ゴホッ、ゴホッ、オエッ!と咳き込み出す高杉。


無言のまま出て行く木戸を追いかけて、高杉の余命を聞く龍馬。
「医者は桜を見せてやりたいと言うちょる」とうつむき答える木戸。

木戸貫治

上を見上げしばらく言葉にならない龍馬。

「高杉さんは桜が見たいと、桜が見たいと思ちゃせん。高杉さんが見たいがは・・・
 新しい時代に相応しゅう生まれ変わったそおいう日本の姿ぜよ」と木戸の両肩を持つ。

「そげなことはもう分かっちゅうー!」と怒鳴って龍馬の手を振り払う。

高杉の元まで響いてくる木戸の声。

「この国を一刻も早く生まれ変わらせるには
 武力で幕府を倒すしかないんじゃ!」と涙目の木戸。

「木戸さん・・・けんど、けんど、高杉さんは・・・」と龍馬も涙を滲ませる。


高杉のことを心から心配している村人たちが人目会いたいとおしかけてきた。
「おまんら・・・騎兵隊のもんか?」と聞く龍馬に「はい!」と答える村人たち。

「みんな高杉様の病が治るよう毎日、お百度を踏んでおります!
 どうかお願いします!高杉様ー!高杉様ー!」

村人の気持ちを聞き堪えきれず涙する高杉。

「高杉はのうっ!会える体調やない!
 お前達のことは伝えちょく。帰れ」と辛そうな顔の木戸。

「せめてこれだけでも、宜しゅう頼んます!」と数個の卵を差し出す。

宜しゅう頼んます!と何度も頭を下げて帰っていく村人たち。

たまらず声に出して泣く木戸。「木戸さん」と肩を叩き涙を流す龍馬。




高杉の希望で一緒に海辺を散歩する龍馬。縁側で話すお龍とおうの。

「坂本さんと高杉さんは、ほんまによう似てはりません?」とお龍。

「そうですね」と微笑むおうの。

おうの

「いつ命を絶たれても惜しゅうない・・・
 お二方共そげな覚悟をした目をしていらっしゃいます」と静かに言うおうの。

「・・・」かすかに微笑むお龍。



「海援隊か・・・いい響きだ」と波打ち際に打ち寄せられた小船に座る高杉。

高杉 龍馬

「海から日本を助ける替え歌じゃ。
 わしゃこの替え歌で新しい世を切り開こうと思うちゅうがじゃ」と微笑む龍馬。

「新しい世・・・」

「戦に勝ったもんではのうて・・・
 日本を日本人を幸せにしよういう志の高いもんが
 国の政を担う、そおいう世の中を」

「そりゃあええ、そりゃあええ」と感心する高杉。

「わしら必ず成し遂げられると思うちゅう。高杉さんのおかげでのう」

「僕の?」

「うん、高杉さんが作った長州の騎兵隊は身分の差が無かったがか
 侍も商人も百姓も一緒になって自分の国を守ろうとしちょった。
 これこそが、これこそが、新しい日本の形じゃとわしゃ確信したがぜよ」

「いやぁ~ 嬉しいのう~ わしは、希望を託せるお人に出会えた・・・
 日本を頼みます・・・坂本さん」と深くお辞儀をする高杉。

無言で何度もうなずく龍馬。

「僕の出番はもう終わりです。
 後は酒を飲んで三味線を弾いて面白おかしく暮らしたい、あの世でね。
 高杉晋作はそおいう男ですけぇ・・・」

「そうかえ、そうじゃのうっ ハッハハ」と涙を流しながら笑う龍馬と高杉。

「今日はええ日じゃ~」と高杉。

「まっことええ日じゃ」と龍馬。



部屋でお龍に語りかける龍馬。

「お龍・・・人はどおいて死んでしまうがじゃろうかぁ・・・
 天がおまんの役目はもう終わったと思われちゅうきじゃろうか・・・」

「そうかもしれませんね・・・
 そやかて人の死というもんは終わりだけではないと思います。
 その人の役目を、志を受け継ぐものにとっては・・・始まりどすさかい」

「・・・・そうじゃのう・・・その通りじゃ・・・
 どんな時も前に向かわんといかんじゃきぃ」

お龍

微笑んで軽くうなずくお龍。オチョコの酒をグビッっと飲み干す龍馬。



そこへ突然、木戸に会いに来ていた中岡慎太郎が龍馬を訪ねてきた。
久しぶりの再会に喜ぶ二人だが、龍馬と二人きりで話がしたいという中岡。

龍馬が大政奉還を目指して海援隊を結成したことを聞いた中岡は
武力倒幕を目指した陸援隊を自分はつくると言い出す。

中岡慎太郎

自分たちの願いは徳川幕府の世を終わらせ日本の新しい仕組みをつくること。

道は違っても目指すところは同じだから
中岡のやりたいようにすればいいと微笑む龍馬。





慶応3年4月 大州藩から“ いろは丸 ”を借りることに成功した弥太郎。

「わしに礼を言いや~龍馬ぁ、
積荷もわしが苦労して集めてきたがじゃぞ!」と恩着せがましい弥太郎。

「分かっちゅう~」と面倒くさそうに答える龍馬。

海援隊の初仕事が入ったと皆を集合させ
「岩崎殿、お願いしますき」と弥太郎にふる龍馬。

「大州藩船いろは丸の操船じゃ!4月の19日に長崎の港を出て
 5日後の4月の24日 大坂の大州藩の蔵屋敷まで積荷と人を運ぶ」

「オオッー!」

「積荷はのうー 米、砂糖、乾物らじゃ 
 で、大坂からは生糸と酒を載せて長崎に戻ってくるがぜよー
 上手ういったら大儲けじゃ~!」とガッツポーズの弥太郎。

張りきって作業に取り掛かる海援隊のメンバーと笑顔の龍馬。

船の上で空を見上げ高杉晋作のことを思う龍馬・・・





病床に伏せる高杉は龍馬からの手紙をおうのに支えられながら読んでいる。

≪高杉さん・・・わしは高杉さんに感謝しちゅう。

 高杉さんば太う生きちゅう人間をわしは他に知らんがぜよ。

 わしも高杉さんのように己の命を燃やして志を成し遂げようと思っちゅう≫


手紙を読みながら涙を流す高杉の元に
村人たちが突然部屋の庭先までやってきた。

「高杉様、わしらは皆、騎兵隊で働かせていただいた者です!
 ここには近付くなと言われちょったですが、ここにある桜が咲いたのを見て
 みんな高杉様と花見がしたいと!どうしてもお顔が見たいと!
 言いつけを破ってしまいましたー!アーハッハハハ」

と笑う村人たちに涙を流しながら笑う高杉。

桜の花びらが舞い散る庭先で三味線を弾く高杉。
楽しそうに踊る村人たちと切ない表情で見守るおうの。





“いろは丸”の出航の準備をしている龍馬の元に
高杉から騎兵隊の旗が届き顔色が変わる龍馬。

「みんな用意はええか」と低い声で指示する龍馬。

「出航準備ー!」「碇上げやー!」「碇上げぇー!」

沢村惣之丞

騎兵隊の旗を船に括り付けて、心の中でお礼を言うと一礼する龍馬。


海岸で泣き叫び波打ち際に座り込む高杉。

「坂本さん・・・頼みましたよ アッハッハハハ」と笑い泣きしながら目を閉じる。


慶応3年4月 高杉晋作 死す・・・・

けど、その魂は既に龍馬の中にあった・・・



龍馬暗殺まで・・・あと七ヶ月・・・


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龍馬伝 第40回 あらすじ

第40回 「清風亭の対決」    (10/3放送)

【大政奉還論】ついに龍馬は道を見出した・・・

小曽根邸の庭先に立つお龍は拳銃で標的を次々に撃ち抜いていく。
こんなにピストルの上手い女子はどこを探してもいてないと感心する乾堂。
戦に連れて行ってくれたら龍馬さんのお役に立てたのにと言うお龍。

お龍

ただこのまま幕府が黙っているか・・・
坂本さんは今までの様に大手を振って明るい日の下を歩けなくなるかもしれない・・・
と神妙な顔つきになる乾堂に無言で心配するお龍。

「龍馬さんはうちが守ります」とピストルで標的を撃ち抜くお龍。

お龍2

「何をしゆう」と笑顔で龍馬が帰ってきた。
「龍馬さん!」と満面の笑みでピストルを持ったまま龍馬に抱きつくお龍。
「お~龍、危ないき、ほれっ」とお龍を抱く笑顔の龍馬。



その頃、長崎奉行所の仕業で亀山社中はぐちゃぐちゃに荒らされていた。
長州へ加勢したことへの嫌がらせだと怒る陸奥。
いよいよここも居辛くなってきたと困惑する惣之丞。


幕府に逆らう重罪人となった龍馬の居所をやっきになってす長崎奉行。
お元にも龍馬の行方を探れと命じる幕臣 朝比奈昌広。

朝比奈昌広お元


亀山社中のメンバー全員を自分の屋敷に匿うと龍馬に申し出る小曽根乾堂。
笑顔でお礼を言うが、迷惑が掛かるからと丁寧に断る龍馬。
覚悟は出来ているからと強く言う乾堂に、感謝しその申し出を受け入れる龍馬。

小曽根乾堂




家茂の死去で、一橋慶喜が第15代将軍 徳川慶喜の座についていた。
大阪城では幕府が戦に負けるとは・・・とフランス公使 ロッシュが嘆いている。

今こそフランスの力を借りて、幕府軍を西洋式のより強力な軍隊に変え必ず長州を討つ!
この日本を治めるのはこの徳川家であるということを朝廷に認めさせるまでと笑う慶喜。




愛妾うの(中村ゆり)の世話を受けながら療養している高杉晋作の元に、
労咳に効く薬を持ってきたからと見舞いにやってきた木戸。

うの(中村ゆり)

武力倒幕を進めようとする木戸に、龍馬の推す大政奉還を口にする高杉。
「戦はー!戦はー!」と咳込み吐血する高杉に
慌てて背中を摩り心配する木戸とうの。




土佐 山内容堂は、戦に負けた幕府が巻き返しの準備を始めているとの知らせを聞くが
どれだけ慶喜公が頑張ってももう昔の幕府を取り戻すことは出来ないと話す。
「そろそろ潮が満ちてきたようじゃ~」と盃の酒を一気に飲み干す。

山内容堂はついに動き始めた。
そして容堂の命を受けて後藤象二郎が長崎にいる弥太郎の元にやってきた。



長崎 土佐藩屋敷

「金が工面出来んじゃとー!」後姿の象二郎。

「80万両もの大金作るがはーとても無理でございます」土下座する弥太郎。

「土佐は信用されちゃせん言うがかぁ・・・
 おんしそれを大殿様に言えるかい?」と振り向く象二郎。

「それは勘弁してつかわさい!」

「何とかしいやー!何か手立ては無いがかっ、岩崎!」イライラして廊下に出る象二郎。

弥太郎

「岩崎っー!」と怒鳴られ、ハッっと顔を上げるが首を横に振り困惑する弥太郎。
龍馬の名前を挙げるグラバーや大浦慶を思い出して顔が引きつる弥太郎。

「さ、さか・・・」と小声でつぶやく弥太郎。

「どういた?」としゃがみ込み弥太郎の顔を覗き込む象二郎。

「ハッ、さっ、さか、さか」と涙目で顔を歪ませる弥太郎。

「言うてみい」と迫る象二郎。

「ンハッ、ハッ、さかっ、三年かけてなんとかいたしますきー!」と誤魔化す弥太郎。

「三年も待てるかえー!」と畳を激しく叩く象二郎。

「申し訳ございませぇーん!」と必死の弥太郎。


とそこに家来が大殿様からの手紙を届けにきた。
その場に座り込み手紙を見る象二郎を、目を見張りながら待つ弥太郎。

「密かに薩長に近付けじゃとぉ・・・」と声を出す象二郎に、目が泳ぐ弥太郎。



象二郎に呼び出された小曽根乾堂と大浦慶。二人の横に控えている弥太郎。
薩長の重役に自分を引き合わせるよう頼む象二郎だが、あっさり断る二人。

徳川の御領地である長崎で商売をさせていただいてる身の自分たちが
薩長と土佐の橋渡しなど出来るはずがないと訳を説明する二人。

乾堂 大浦慶


薩摩にも長州にも顔の効く坂本様がおられるではないかと言い出す二人に
目を丸くして焦る弥太郎。

「さっ、さか!?」と顔色が変わる象二郎。

「やめやー!龍馬の名を口にすなー!」と慌てて二人の前に飛び出る弥太郎。

「長崎におるがかアイツは、おんしも知っちょったがか?」と不敵に藩笑いする象二郎。

「どこにおるかは、どこにおるかは知らんがです!」と崩れるように座り込む弥太郎。

「そうかえ!」っと畳を強く叩く象二郎。

「ほんまですき!ほんまですきっ!」と必死の弥太郎。

「坂本お・・・」と手紙を握り潰しながら、叔父の吉田東洋が暗殺されたこと、
その東洋に可愛がられていた龍馬に嫉妬していた自分、そして龍馬にコケにされたこと
を思い出し「坂本ー!坂本ー!」と立ち上がり叫ぶ象二郎。

その様子を冷静な目で見つめる小曽根乾堂と大浦慶。



縁側に片膝を立て座る象二郎に呼び出された弥太郎は下を向き無言で困惑した表情。

「まさか坂本の名が出てくるとはのう・・・
 土佐を脱藩した下士が薩長を結びつけたやの、幕府の役人を殺したやの
 今度は薩長との橋渡し役かい、武市よりもたちが悪い」と静かに語る象二郎。

「・・・」小刻みに揺れている弥太郎。

「岩崎ぃ、坂本を探せ」

「はぁあっ?」と驚く弥太郎。

「も~お野放しには出来んじゃろう」

「殺すがですろうか?」顔がひきつる弥太郎。

「わしは大殿様から藩の政を任されちゅう。
 奴が使える男だがか、ただ目障りな奴だがかそれを確かめるだけぜよ。
 おんしは坂本を探せええのう」と立ち去る象二郎。

「・・・・」困惑する弥太郎。



グラバーやに龍馬の居所を聞きに行く弥太郎だが全く相手にされない。
同じく小曽根乾堂、大浦慶に必死に頭を下げるが知らぬ存ぜぬの一点張り。


『引田屋』で酔っ払っているお元と話す弥太郎。
龍馬が目の前で殺されるのは見たくないとイライラする弥太郎の前に
突然、こっそり龍馬が部屋に入ってきて驚く二人。

龍馬の身を案じる二人をよそに能天気な龍馬に呆れる弥太郎。
後藤象二郎に会うと言い出す龍馬に、泣きそうな声で止める弥太郎だが
会談の日取りを設定するよう真剣な表情で言う龍馬。




龍馬が亀山社中のメンバーに後藤象二郎に会うことを告げると
武市や以蔵を殺した仇だ、龍馬を捕まえる気だ、その場で切られる!と騒ぎだす皆。

土佐藩は薩長と近付きたがっている。これは自分が望んでいたことだ。
土佐を使って【大政奉還】を成功させるこれは絶好の機会と言う龍馬。

「後藤象二郎が昔のことを根に持つような男か・・・・
 それとも日本の将来を考えることが出来る男か・・・
 わしがこの目で見定めてくるき」と決意を語る龍馬に覚悟を決める皆。






慶応3年(1867)1月12日 世に言う≪清風亭会談≫が行われた。

『清風亭』に到着し部屋に案内されると、お元がいるので驚く龍馬。
会談の場を和ませてくれと弥太郎にお願いされたと微笑むお元。

「ばってん、襖の向こうに・・・」と龍馬に耳打ちするお元。
「分かっちゅう」とチラッと襖の方に目をやり微笑む龍馬。
襖の向こうには廊下で息を潜めて待機する上士たちと弥太郎。


「おんしがこっそり土佐に戻ってきて以来じゃの~」と部屋に入ってくる後藤象二郎。

「あの折は大変ご無礼いたしました」

「フンッーフッフ! 己のやったことを覚えちゅうがか~?」

廊下では息を殺して中の様子を伺う弥太郎。

「わしと酒を飲めるがは~もう二度とない、よう味おうて飲みや」

盃の酒を一気に飲み干す龍馬。

「ほうっ、いい飲みっぷりじゃ」


「坂本お!おんしはここで捕らえられて打ち首にされても
 文句は言えんがじゃ、そうじゃろ?ええ?」とまくしたてる象二郎。

廊下で待機している上士達を必死で抑えつけている弥太郎。

「けんどそれは後回しにしてもええ。おんしが土佐藩の為に働いてくれたらのう。
 坂本、土佐と薩摩長州との橋渡しをせい」

「お断りします!
 土佐藩の為、大殿様の為にあれば~働いた土佐勤皇党を脱藩し
 武市半平太も岡田以蔵も殺してしもうた・・・
 今更、土佐藩の為に働け言われたち、そんな気にはなれませんのう!」

今にも飛び出そうとする上士たちを必死に押さえつける弥太郎。


「アッハハハハ! おんしに選べる道は無いがじゃ。
 わしの言うことを聞かんと、この場で死ぬだけぜよ」と睨みをきかせる象二郎。

「道が無いがは後藤様やち同じじゃ・・・御上士様らが斬りかかってくるその前に
 わしの仲間がなだれ込んできますきのう!」

亀山社中のメンバーたちが次々と侵入して襖を隔てた庭先で刀を抜き待機する。


「話はこれからじゃ!」と余裕の表情を見せる龍馬。息を呑む象二郎。

馬関での戦が大勝利した様子を語り、幕府の時代ももう終わりだと告げ
今こそ大政奉還を迫る絶好の機会だと笑みを浮かべる龍馬。

「大政・・・?」と首をかしげる弥太郎。

馬鹿げていると言わんばかりに失笑する象二郎。
幕府が政権を返上すれば戦をせずに新しい日本の仕組みに変わると真剣に言う龍馬。

「寝言もたいがいにしいやー!
 徳川が、政権を手放す訳がないろうがっー!!」と呆れた表情で怒鳴る象二郎。


「ほんじゃき土佐の出番だがじゃ!」
と立ち上がり襖をバンッっと開ける龍馬。
いきなり襖を開けられてざわめく上士たち。

簡単には怯まない幕府でも薩長に土佐二十四万石が加われば、
幕府軍にとっては一気に驚異になると盃に酒を注ぐ龍馬。

「どおいて土佐がそこに加わるがぜ?」と目を剥く象二郎。

「薩長に近付きたいがですろう土佐は!
 近付くがやったら・・・がっちりと手を組む覚悟が必要ですのう」

「おんしは大殿様と徳川慶喜公が仲がええいうがは知らんかぁ?」

「ア~ハハッ!そ~じゃあ、それこそが・・・
 それこそが都合のええところぜよぉ」と庭先に面している襖を開ける龍馬。

暴れ出しそうになる上士たちを必死で抑える弥太郎と
部屋に入ってくる社中の仲間たち。

「もし、もし土佐が寝返ったとなったら・・・
 大政奉還を迫るこの上ない機会だがじゃ」と盃の酒を畳の上に注ぐようにこぼす。

「もうええっー!土佐が幕府に戦を仕掛けるらぁ
 天地がひっくり返ってもない!!」と激怒する象二郎。


「それでのうてはいかんがじゃー!!」と一喝する龍馬。

“ 土佐は徳川には逆わない ”という考えこそが薩長を抑える力になる。
この考えは“ 土佐が新しい日本を作る要になる ”ということ。
まさにそれこそが大殿様がお望みになっていることではないのか?

これほど言っても気にいらないと言うのなら
土佐藩も、後藤様も、とんでもない大馬鹿者だと諭す龍馬。


「何じゃとー!」と一斉に斬りかかろうとする上士達。必死で止める弥太郎。
龍馬と象二郎を挟んで、上士と社中の仲間が刀を突き合わせる。

「やめんかー!やめんかー!」と一喝して刀を収めさせる象二郎。
その瞬間、自分の刀を抜く象二郎。一斉に刀を向ける社中の仲間。
一触即発の空気の中、凍りつく弥太郎たち。

後藤象二郎


皆に刀を納めさせる象二郎と龍馬。
落ち着き払った龍馬の顔に刀を突きつける象二郎。

「まっこと恐ろしい男じゃのおんしは」とつぶやくように言う象二郎。

「誰かに恐れ入っちゅう暇はないですき」と睨むように答える龍馬。


ニヤッと笑って刀を放り投げる象二郎。

「分かった、おんしの話に乗ろう」

騒ぎ出す上士たち。唖然とする弥太郎。

「けんど条件がある!亀山社中は土佐藩の元に入りや」と条件を出す象二郎。

「土佐藩と対等の立場でええと言われるなら」とすかさず言い返す龍馬。

騒ぎ出す上士たち。無言で龍馬を見つめる象二郎。

龍馬の右目から一筋の涙が伝い落ちる。


フンッっと笑いながらうなずき「ええやろ」と答える象二郎。

「土佐は薩長を利用する。
 坂本・・・必ず土佐が日本の要になるて約束しいや」

うっすら微笑んで立ち上がると、象二郎に手を差し出す龍馬。

「約束のシェイクハンドじゃ」とニッコリ微笑む龍馬。

目を丸くして驚く弥太郎。

龍馬が差し出した手を握り返す象二郎。

目を見張るお元。口を開けて唖然とする弥太郎。

土佐の上士と下士が始めて手を結んだ瞬間だった・・・

龍馬 象二郎


「アッハッハッハッ 有難うございます後藤様!
 みんな~も御上士様とシェイクハンドじゃ!」と笑顔の龍馬。

「宜しくお願いします!」と上士たちと社中のメンバーたちが握手を交わしていく。





小曽根邸へ帰ってきた龍馬は縁側でお龍と過ごしている。

「お龍・・・ちくとこっち来いやぁ」

「はい」と龍馬の側に来るお龍。

「心地がええの~」とお龍の膝枕で横になる龍馬。

「お龍、わしは~名前を変えようと思うちゅう」

「えっ?」

「サイダニウメタロウはどうぜ?」

「サイダニウメタロウ・・・変な名前や」と不服そうに答えるお龍。

「フッ」と笑う龍馬。

「名前を変えなならんほど危ないってことですやろ?」と心配するお龍。

「心配すな、名前を変えたちわしはわしじゃ。
 今までとなんちゃ~変わらん」とお龍の手を握る龍馬。

龍馬 お龍

「大丈夫じゃ」とお龍の手を握り締めながら微笑んで囁くように言う龍馬。

「龍馬さんはやっぱり龍馬さんや、
 サイダニウメタロウなんて人うちは嫌いや」とそっぽを向き微笑むお龍。

「ハッハハハ! そうかえ? ハハハハハ!」とお龍の手を握り離さない龍馬。



龍馬暗殺まで・・・あと十ヵ月・・・


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龍馬伝 第39回 あらすじ

第39回 「馬関の奇跡」     (9/26放送)

明治16年(1883) 

「話が違うぜよ坂崎君!こりゃ龍馬が永遠になちゅう!
 おんしがこんな作り話を書き続けるがやったら、わしゃもう龍馬の話はせんき」
と新聞を投げ捨て席を立つ郵便汽船三菱社長 岩崎弥太郎。


「待って下さい岩崎さん、確かにこの龍馬はかっこよく見えるかもしれません!
 けんど、連載を続けるためには読者の興味を惹くようにせんといかんし」
と必死に取り繕う弥太郎の同行取材をしている坂崎紫瀾。

弥太郎 坂崎紫瀾

「高知へ帰りや」
「僕は岩崎さんの話を聞いて龍馬のイメージを膨らませたがです!」

「ええ加減なこと言うなや」
「嫌い嫌いと言いながら岩崎さんが語って下さる龍馬は実にっ!
 僕には魅力的な男にみえるがですっ!」


「社長、高島観光の収支報告書です。
 社長に満足していただける利益は上がっています」と弥太郎に書類を渡す部下。
「ほう、なかなかようやったのう~ グラバー」

「グラバー?!」と目を丸くして驚く坂崎紫瀾。

「わしの商売の仕方が分かってきたようじゃ」
「有難うございます」と満足そうに頭を下げる袴姿のグラバー。

「グラバーさんいうて?!」

「わしが何べんも話したあのグラバーじゃ!」

グラバーに挨拶され握手を交わすが、驚いた表情のままの坂崎。

明治に入ってグラバー商会は潰れ、
路頭に迷っていたグラバーを拾ったのだと話す弥太郎。


「汗血千里の駒、大変面白いです」と握手するグラバー
「有難うございます」と満面の笑みで手を握り返す坂崎。
「何ぃ!」と不服そうに振り向く弥太郎。

「そ~んな作り話の何がええー!わしゃムカムカしてまた胃が痛うなってくるぜよー!
 アイツは~あっちこっち動き回って
 日本の将来はあ~じゃこ~じゃと言いいよっただけやけぇ~」と薬を飲む弥太郎。

「そおゆう人がおったから、今の日本があるがではっ!」と意見する坂崎。

「わしゃ三菱を作ったがじゃぞ!
 土佐の地下浪人が日本一の大会社を率いちゅうがじゃき!アアッ!
 これっばー出世したがはのうー!豊臣秀吉ぐらいしかおらんぜよー!
 ハァ~ハハハッハハ~」


「弥太郎っ!」身なりが整った弥太郎の母 美和が姿を現す。
「何じゃあ、お母やん」

「豊臣秀吉やとぉ?」
「はぁは~ そうじゃ~」

「おまん!何様のつもりじゃ!」と弥太郎の頬を引っ叩く美和。
「痛ったぁ・・・」と面食らう弥太郎。

「社長になろうが、金持ちになろうが
 貧乏じゃた頃のことを忘れてはいかん!」と一喝する美和。

「忘れちゃあせんきぃ~」

岩崎美和


思わずポケットからこっそり手帳を取り出しメモを取ろうとする坂崎。

「何を動きゆう!」と弥太郎。
「こちらがお母上です」と英語で坂崎に紹介するグラバー。
「シャラップじゃ、シャラップじゃ、シャラップ! グラバー」と向こうに行く弥太郎。

「坂崎さん、弥太郎の言うことら気にせんでつかわさい。
 土佐に坂本龍馬いうお人がおったいうことを、これで世の中の人が知ったんやき。
 まっこと嬉しいやかぁ」と優しく話す美和。


柱の陰で咳き込む弥太郎。手の平についた真っ赤な血を見て動揺する弥太郎。
美和が話しかに側に来たので慌てて手の平を手すりに擦りつけ誤魔化す。

「弥太郎、生き伸びたからには最後まで龍馬さんの話をしたりや。
 龍馬さんがおったけ、今のおまえがあるっとやきぃ」と美和。

坂崎が連載する龍馬の伝記が載った新聞を見つめる弥太郎。

【汗血千里の駒(かんけつせんりのこま)】
『龍馬いざ激戦の地・・・』

「岩崎弥太郎には語る義理があるぞねぇ。
 龍馬さんが最後に何をしたか、どおいて殺されんといかんかったんか」と美和。

「うわああああー!あああああー!」と空を見上げて叫ぶ弥太郎。






慶応2年(1866)6月7日 ついに幕府と長州の戦が始まった。

一橋慶喜


龍馬たち亀山社中が長州軍に加わったのは長州 下関の馬関だった。

“ 侍だけの力では世の中は変えられない ”という高杉晋作の思いを受け
長州軍には百姓など武士ではない者たちが集まって結成された奇兵隊から成っていた。

“ 自分たちが加わることで新しい世の中が生まれる ”と奇兵隊の皆は決起している。


咳き込み喀血する高杉が、人目のつかないところで血で染まった手を洗っている。
肺を病んでいるのか?と心配し声を掛ける龍馬。

労咳(ろうがい)だと答える高杉に、そんな体で戦に出てはいかんと小声で言う龍馬。
自分の命はもう長くはないので休んでる暇はない、
長州の為に、日本の為に働かねば!と笑顔を見せる高杉。

「イギリス留学を止めたのも?」と聞く龍馬。

「それも運命です。先が短いなら短いなりに僕は面白う生きたい。
 派手な打ち上げ花火を打ち上げて消えていく・・・
 それが高杉晋作の行き方ですけ」と答える高杉。

高杉 晋作

奇兵隊たちの前に立って、勇ましい声で闘志を高めると
「オオッー!」と一致団結して奇兵隊たちと肩を組む高杉。


明日の戦がこの戦の勝敗を決めることになる。
高杉と龍馬たちは幕府軍との海上での戦いの戦略を練っていた。

木戸貫治

敵の本陣に奇襲をかけるという龍馬の案に
本陣に奇襲をかけるには夜中しかないが、そこは潮の流れが早いし
闇夜に船を入れるには危険過ぎると困惑する奇兵隊たち。

それは海軍操練所で訓練を積んできた操船術がある
自分たち亀山社中に任せてくれと言う龍馬。




慶応2年(1866)6月17日 未明

小倉 大久保海岸に上陸した高杉ら奇兵隊は幕府軍に奇襲攻撃を仕掛ける。
船上からは、龍馬ら亀山社中が砲撃して応戦した。

龍馬 沢村惣之丞

騎兵隊の勢いに圧された幕府軍は小倉城に火をつけて逃走した。
長州が幕府に勝利した瞬間だった。

龍馬たち長州軍はたった4船で15万の幕府軍に勝利した。
両手を高らかに上げて歓喜する長州軍と亀山社中のメンバーたち。

沢村惣之丞


高杉晋作が騎兵隊の前で闘志を高めるために放った言葉が蘇る・・・

高杉晋作

「100万の大軍恐れるに足らず!
 恐れるべきは、われら弱き民の一人一人の心なり・・・」

これで次に進むことが出来るがじゃき・・・鋭い目つきの龍馬。





大坂城ではこの報告を聞き苛立つ将軍後見職 一橋慶喜。
更に幕府に追い討ちをかけたのは、庶民の怒りだった。

長州攻の影響で米の値段は高騰し人々の幕府への不満が爆発した。
米問屋を襲撃し米俵を奪い合い暴徒と化す庶民たち。


更に小倉城が陥落する直前、大坂に出陣していた第14代将軍 徳川家茂が
脚気により死去。幕府は戦どころではなくなってしまった。

そして、将軍 家茂が亡くなったという知らせを受ける木戸貫治。
雄叫びを上げる長州軍。「正義は長州にあり」と叫ぶ木戸。


幕府が長州に負けたという事実は日本中を揺るがした。
徳川の時代が終わるのではないか?世の中は騒然とし始めた。





弥太郎もその頃、長崎で大戦を始めていた。
藩から命じられ長崎で土佐商会を開いた弥太郎。

藩から命じられ土佐商会を訪ねてきた溝渕広之丞。
歓迎するジョン万次郎に

長崎における土佐藩の貿易商売の窓口となる土佐商会は
藩の将来を担う重要な役割となると聞かされる。

ジョン万次郎に案内され責任者に挨拶する溝渕。
顔を上げると責任者が弥太郎と知り驚き目を丸くする。

ジョン万次郎 溝渕広之丞

早速、背中いっぱいに土佐の特産品を背負わされ、
弥太郎とジョン万次郎と共に売り込みに行くことになる溝渕。

何度も断られている『オールト商会』でも相手にされず
グラバー邸にやってきた弥太郎たち。

薩長の間を取り持った龍馬のことを罪人扱いする土佐藩は信用出来ない
土佐藩の取引なら龍馬に間に立ってもらわないと駄目だと言うグラバー。

龍馬の名前が出て知り合いだと笑顔で話すジョン万次郎に
龍馬の助けなんかは借りない!と怒って出て行く弥太郎。


長崎『引田屋』ではお元、そして商談をする弥太郎と大浦慶。

お元 大浦慶

唐突に“樟脳”を売りつけようとする弥太郎に、
土佐の方との商売は始めてなので信用のある龍馬を通してくれと言う大浦慶。

みんな、龍馬のことを買被っている!
本当は口先だけで何も出来ない男だと怒鳴る弥太郎。

先日の馬関での戦で長州軍が幕府軍を破った影には龍馬がいると聞き
龍馬が戦に加わったことに驚く弥太郎。

龍馬は口先だけの男ではないと言い返して席を立つ大浦慶。


思わず徳利の酒をラッパ飲みして放り投げ座り込んで苛立つ弥太郎。

「お酒はまだ召し上がりますか?」と優しく声をかけるお元。
「どこまでワシを振り回すがぜー龍馬!」と涙声の弥太郎。

「岩崎様は坂本様が好かんとですか?」と弥太郎の側に座るお元。
「龍馬を知ちゅうがか?」と怪訝な顔の弥太郎。

「えへっ、こん前ここで祝言ば」とはにかんだ笑顔で答えるお元。
「嫁を貰うたがかいっ、龍馬は~!」と驚く弥太郎。

「綺麗かお人ですばい、お龍さんていう」
「お龍!?寺田屋におったあのおなごかえー!」と苛立って立上がる弥太郎。

「何じゃアイツはー!薩長の間を飛び回ってー!嫁を貰うて戦に行ってー!
 わしの邪魔までー!」

「坂本さんに関わるお人は、みんな心がざわめくとやろうか・・・」とつぶやくお元。


いきなりお元の目の前に座り込み、お元の頬をつねるようにして指で挟む弥太郎。
「おまんも龍馬に惚れちゅうがか?」

弥太郎の指を頬からゆっくりと離して、優しく手を握りながら
「うちが惚れとるとは・・・岩崎さん」と妖艶な眼つきで言うお元。

「ええ加減なことを言いいなや!」とお元の手を払いのける弥太郎。

「すました顔しちゅうけんど、どうせ元は田舎娘じゃろ。
 わしには分かるがぜよ、おまんはワシと同じ臭いがするき」

「・・・・」冷めた目のお元。


「くそぉー!どういて龍馬だがじゃー!」とテーブルを蹴る弥太郎。

「アイツはワシに言うたがじゃぞ、喧嘩で世の中は変わらんとー!
 憎しみからは何ちゃー生まれんとー!それやに戦に行ったがじゃぞー!
 アイツは嘘つきじゃー!大嘘つきじゃー!」

「人は誰だって嘘つきですばいっ!!」と怒鳴るお元。

「ばってん、坂本さんのそん嘘は・・・そん嘘は・・・
 みんなが笑うて暮らせる国にするための嘘」と涙目で言うお元。

「なるほどのう、女子にもてるわけじゃ。
 そおいう綺麗事をペロ~ンと口に出来るがじゃきに!」とやけ食いする弥太郎。






長州 山口城では藩主 毛利敬親(一岡裕人)に謁見する龍馬。
「馬関での働き見事であった。礼を言うぞ坂本」
「有難うございます」と頭を下げる龍馬を見守る木戸と高杉。


満足そうに龍馬と部屋に戻る木戸と高杉。

「木戸さん、戦いゆうがは大したもんですのう。
 力ずくで相手を倒したら一気に流れが変わってしもうたがじゃ」と龍馬。
「百の議論より一度の戦じゃ」と木戸。

「このまま幕府軍を蹴散らして、一気に江戸まで攻め込みたいと思うがですろう?」
「流れは僕らにあるけぇのう」と余裕の表情で笑顔の木戸。

「けんど木戸さん、戦はもうこればぁにしときましょう」と真剣な表情の龍馬。
「・・・・」振り返る木戸。その様子をじっと見守る高杉。

木戸 高杉 龍馬

長州に負けて幕府の力が弱まった今こそ諸藩に声を掛けて味方を増やすべきだと
自分の考えを言う龍馬。その考えに賛成する木戸。

「黙れっ!何を言い出すんじゃ坂本くん!」いきなり大声を出す木戸。

 薩摩名義で軍艦や武器を手に入れてくれたから薩摩と手を組んだ。
 そして幕府との戦を想定しての盟約であるのに、裏書を書いた龍馬が戦をするなとは?
 そもそも戦もしないで倒幕など出来るはずがないと言う木戸。

「幕府に政権を返上させるがです!」と言う龍馬。

 そもそも将軍とは征夷大将軍。異敵から国を守れと帝から賜った役目。
 つまり、徳川は帝から政権を任せられているだけなので、
 その役割を自ら返上させたら、戦をしないでも幕府を倒すことが出来ると言う龍馬。


「大政奉還論かぁ」と木戸。

「大政奉還論?」と初めて聞く言葉の龍馬の為に、

「国の政を返し奉る」と半紙にその言葉を書いて見せる木戸。

「この考え方を提案したもんは・・・実は過去にもようけおったんじゃ。
 じゃが、結局は諦めた・・・」

「どういて?」

「一度力を与えられたもんは・・・その力を手放さんからのう」
 徳川はそんなお人好じゃないっ」と半紙をクチャクチャに丸めて投げつける木戸。

「ほんじゃき、ほんじゃき武器を持つがじゃ!
 政権を返上せんと力ずくでも滅ぼしちゃると、幕府に迫るために武器を持つがじゃ」

「そうかぁ!」と納得する高杉。

「坂本くん、君が日本の未来を憂いてることはよう知っちょる。
 じゃが、地に足のついた考え方でなければ夢物語と同じじゃ。
 僕達にソレに付き合うとる暇はない」と部屋を出ていこうとする木戸。

「木戸さんっ」と高杉。

「大政奉還など・・・奇跡でも起こらん限り無理じゃ!」と怒鳴る木戸。

「その奇跡を起こさんと・・・日本はのうなってしまうがじゃ」

と丸まった半紙を拾い上げ広げながら言い残して、
その場から立ち去っていく龍馬。

坂本龍馬が・・・その鮮烈な生涯を終えるまで、あと一年・・・


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龍馬伝 第38回 あらすじ

第38回 「霧島の誓い」     (9/19放送)

慶応2年(1866)3月10日 龍馬はお龍とともに薩摩に到着した。
龍馬が身を隠したのは霧島連山を望む塩浸(しおひたし)温泉だった。

女人禁制の霧島山に一人で登ろうとしている龍馬に
自分も一緒に連れて行けというお龍。

薩長同盟が成立してやっと世の中が動き出したという時に
こんなところで療養しないといけない自分がはがゆい・・・

次にやるべきことは何か?それを己の心に刻み込み
自分を奮い立たせるために霧島山に登るのだと言う龍馬に何も言えないお龍。




龍馬が目指したのは霧島連山の一つ高千穂の峰。
古くから信仰の山として崇められてきた霊峰。

龍馬の案内役として薩摩藩士 吉井幸輔の息子 幸蔵が同行した。

「ちょっと待って~」と言う声に振り向くと勝手について来たお龍に驚く龍馬。

「男の格好してきた」と言うお龍に「そおいう・・・ことではないろう~」と困る龍馬。

「言うたでしょう、うちは龍馬さんに付いて行くねん。
 こんくらいの山うちは平気どす。 
 決して迷惑は掛けしまへんさかい連れて行って下さい」と食い下がるお龍。

「分かった、一緒に登ろう」と観念し、
「お龍にこんな茶目っ気があったとはの」と笑顔の龍馬。

お龍



この山に纏わる伝説を語り出す龍馬。

恐れ多くも天照大神の御孫のニニギノミコトが霧島に御降臨され、
乱れていたこの国を自分が治めると決意された証に
この山の頂に鉾(さかほこ)を突き刺された。それが“ 天の逆鉾 ”

「わしはこの目でそれを見てみたいがじゃき・・・」と頂上を見つめる龍馬。

龍馬 お龍


頂上に到着して“ 天の逆鉾 ”の前に立つ龍馬。

「お龍・・・わしはのう、あの世を見てきたがじゃ」

「えっ?」

「坂本龍馬いう人間はいっぺん死んでまたこの世に生まれてきたがじゃ。
 ほうじゃき、わしゃもうなんちゃあ怖いもんは無いぜよ。

 日本はこんまい島国ぜよ、ほとんど全てのもんは世界のことら
 なんちゃあ分かっちょらん。けんど時代はもう変わってしもた。

 今こそ誰かが・・・
 この国の行く道を見定め、声に出してそれを伝え、自らが行動し、
 皆を動かしていかんといかんぜぇーああっー!」と逆鉾を引き抜こうとする龍馬。

「龍馬さんっ!」慌てるお龍。

引き抜いた鉾を両手で頭上に掲げると今度は
「これはわしの決意の証ぜよー!」と再び鉾を突き刺す。

龍馬 逆鉾

坂本龍馬は初めて自ら日本を引っ張っていくと宣言した。





龍馬が言った通り、薩長が手を結んだことで世の中は大きく変わり始めていた。

イギリス公使 パークスは薩摩と長州に出向き軍資金や武器の支援を申し出た。
イギリスの援助を得た薩長に対し、幕府はフランスとの関係を悪化させていた。

「薩長に日本の実権を握られてもいいのか!」
幕府はどうするつもりか?とフランス公使 ロッシュに迫られたことを
将軍後見職 一橋慶喜に報告する勘定奉行 小栗忠順。



土佐では後藤象二郎に長崎で異国相手に商売をするよう命じられ
ジョン万次郎と供に長崎に向けて航海する弥太郎。



長崎 亀山社中でも次なる大仕事に乗り出そうとしていた。
「ワイルウェフ号の初めての航海練習じゃ~」と言う沢村惣之丞に喜ぶ皆。

亀山社中

ユニオン号が長州で米を積んで長崎に入るので
綱を渡してワイルウェフ号を薩摩まで引っ張ってもらうと言う。

「船はわしに任しちょけ!」と張り切る池内蔵太に
「蔵太さんで大丈夫かのう?」と嫌味を言う陸奥陽之助。





『引田屋』では龍馬のことを考えてボォ~っとしているお元。
そこへ突然、池内蔵太がお元を訪ねてやって来た。

お元


蔵太が待つ部屋に入るお元。

「実は亀山社中が船を持つことになっての。わしがその船を任されたがじゃき」

「そいは、おめでとうございます」と笑顔のお元。


「それでのう、お元・・・わしと夫婦になってくれんかえ!」と真剣な表情の蔵太。

「・・・・」驚き目を大きくするお元。

池内蔵太

「わしは誰よりも立派な男になってみせるき!」

「池内さん、芸子ばめとりたければ
 お金ば出して身請けしてもらわななりません」と笑顔で言うお元。

「分かちゅう!いつになるか分からんけんど・・・金は必ず作る。
 それまで・・・誰のもんにもならんで欲しいがじゃき!」

「うちのことば・・・池内さんに預けろと?」

「そうじゃ、今は心だけ・・・夫婦になってくれたらええがじゃ」とお元の手を握る。

「・・・そげんこと言うてくれたのは池内さんが初めて」と笑顔で手を握り返すお元。

「ほんなら・・・」と目をパチパチする蔵太。

微笑みながらうなずくお元に、両手を繋ぎ照れながら喜ぶ蔵太。





慶応2年(1866)6月7日 周防大島
一橋慶喜はついに長州を攻め入った。
幕府による「第二次長幕戦争」が始まってしまった。


薩摩 小松帯刃邸では長州攻が決行されたことで騒然となっている。
薩長が手を結んだことを伝えたが戦が始まってしまったと言う西郷。

長州を心配する龍馬に、高杉晋作が陣頭に立って戦っていると答える小松帯刃。
留学しているはずの高杉が参戦していると聞き愕然とする龍馬。

「あんお方が戦列を外れるわけにはいかんじゃろ。
 長州兵4千に対して幕府軍は15万ごわんでな・・・」と西郷。

「15万?! 西郷さん、薩摩は長州に援軍を送ってくれたですろうか?」

「まだごわす!」と大声で口を挟む小松帯刃。

「どおいてー!? どおいてじゃ? 戦になったら長州を助けるとっ!」

「薩摩が兵を出す時は・・・幕府を討つ時でごわす。
 江戸城を攻め落とすっとじゃ」と西郷。

「いかん!それはいかんぜよ西郷さん!
 そんなことしたら日本中は戦だらけになってしまうぜよ!」

「坂本さんー!長州も我々と同じ考えでごはん」と西郷。

「ええっ?!」

「木戸さんも、もはや幕府と話し合うつもりはなか」と小松帯刃。

「幕府と戦をせんで日本を変えるとは無理じゃてごわす!
 そいがどげんして嫌じゃち言わはるとなら坂本龍馬ちゅう奴には
 舞台から降りてもらうしかありもはん」と西郷。

「・・・・」愕然とする龍馬。




池内蔵太が乗っていたワイルウェフ号が五島列島沖で大嵐に遭い
難破したとの知らせを受けて慌てて長崎 亀山社中に戻って来た龍馬。

「蔵太が・・・蔵太がぁ・・・蔵太が死んだやとー!」と位牌を前に悔しがる龍馬。



翌朝、社中のメンバーの前で静かに決意を語る龍馬。

「わしらは己の志を貫いてきたがじゃ。
 日本を異国の侵略から守るために、この国の仕組みを変えよういう志をな」

「その通りじゃき!
 それを貫いたきこそ薩長を結び付けるところまできたじゃき」と沢村惣之丞。

「けんど、これからはそう容易うはいかんがじゃき・・・」と遠くを見る龍馬。

「坂本さん、それはどういう意味ですか?」と陸奥陽之助。

「わしら亀山社中は長州と供に幕府との戦に加わる!」睨みつけるような目で言う龍馬。

「いっ、戦ー!」「何じゃとー!」と驚く皆。

「待ちや龍馬!わしらは喧嘩をせんと日本を変えるがではなかったか?」と惣之丞。

「志を曲げるんですか!」

「曲げる?決して曲げん」

「戦に加わるゆうがは曲げたも同じじゃき!!」と怒鳴る惣之丞。

そうじゃ!そうじゃ!と騒ぎ出し龍馬に詰め寄る皆。


「戦はの・・・戦はもう始まってしもうたがじゃ!」と怒鳴る龍馬。

「・・・・」シーンとなる皆。

「今わしらが・・・今わしらが立ち上がらんとっ!
 この国はのう無くなってしまうがじゃ!!」と叫ぶ龍馬。

「・・・・」何も言えない皆。

「わしらはの、長州のためでも・・・薩摩のためでもなく・・・
 日本人として、日本人としてこの国のために戦うがじゃ!」涙をうるませる龍馬。

「・・・・」複雑な表情で聞く皆。

「わしらはの、わしらはー!舞台から降りる訳にはいかんがじゃき!」

無言で皆の目をみつめ、惣之丞の肩に手を置き目で訴える龍馬。





「高杉さん!大島が幕府の手に落ちました!」と高杉に報告する薩摩藩士。

「大島は渡してもええ・・・戦いはこれからじゃ」
とつぶやくと咳き込み吐血する高杉晋作。

「長州は負けん!」と指揮を執る木戸貫治。

「幕府に長州の強さを見せちゃれー!」と船の上で指揮を執る高杉晋作。



岩崎弥太郎が語る。。。

巨大な岩が転がり始めたがじゃ。。。
その岩が転がっていく先に何があるがか。。。

誰が勝者となり誰が敗者となるがか、日本という国が残るがかここで滅びるがか
この時はまだ誰ちゃあ分からんかったがじゃ。。。

この時生きちょった多くの人間が当たり前の幸せを願うちょった。。。
日本という国が永遠に続く。。。みんな願うちょったがじゃ。。。


長崎に向けて航海中の弥太郎。

「わしがぁ・・・長崎で、藩の、土佐の商売を・・・
 う・・・わぁ~ ひゃあ~ わ~ああ~!」と手を広げ喜ぶ感無量の弥太郎。



細工してあるカンザシを開けて十字架の絵を出し手を合わせるお元。
「池内様の魂ば・・・どうか・・・どうかお救い下さいませ」




ブーツを履き、まだ完全には癒えぬ手をギュッと握り締め出かけようとする龍馬。

「龍馬さん」と声を掛けられ「お龍・・・」と静かに振り向く龍馬。

「しかっり頑張ってきておくれやす・・・
 うちの旦那さんは、自分が日本を引っ張ると霧島のてっぺんで誓うたんやから」

正座して三つ指をつき「行っといでやす」と頭を下げるお龍。

お龍が顔を上げると軽くうなずき「行ってくるき」と神妙な表情の龍馬。

「はい」と微笑むお龍に、うなずき微笑み返す龍馬。





上野彦馬の写真館に立ち寄った龍馬。

上野彦馬

「わしがこれから行く道は、霧島山よりも険しい道でのう」

と懐から高杉晋作から贈られたピストルを取り出し、写真を撮る龍馬。

坂本龍馬


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龍馬伝 第37回 あらすじ

第37回 「龍馬の妻」      (9/12放送)

慶応2年1月23日夜 坂本龍馬は船宿『寺田屋』で伏見奉行所の取り方に包囲され
龍馬は三吉慎蔵と供に寺田屋を脱出し薩摩藩士によって救出された。

龍馬が薩摩藩邸に運び込まれたのを目撃した者がいると
龍馬の引渡しを命じる伏見奉行所の取り方が詰め寄るが
そのような者はここにはいないと突っぱねる薩摩藩士。

龍馬は奉行所の取り方を殺したと寺田屋の女将 お登勢に詰め寄る伏見奉行所。



伏見 薩摩藩邸に運び込まれた龍馬は意識が混濁し「うわあー!」と喚き暴れる。
大量の出血と寒さで龍馬の命は危険な状態にあった。
口移しで必死に龍馬に水を飲ませるお龍。

夜が明け、容態が落ち着き静かに眠る龍馬を心配そうに見守る三吉慎蔵とお龍。
目が覚め「お龍・・・」との呼びかけに「はい」と龍馬を見つめ言葉にならないお龍。
安堵して泣きそうになる三吉慎蔵。

三吉慎蔵


龍馬を抱き起こし薬を飲ませ食事の介助や身の回りの世話をするお龍。

お龍 龍馬

縁側で龍馬の手の包帯の交換を嬉しそうにするお龍の前に現れた西郷。
西郷は木戸から預かった薩長密約の書簡を龍馬に手渡し、木戸は既に京を離れたと言う。

西郷

龍馬も京に留まっていては危険なので、薩摩の温泉で療養するよう勧めてきた。
寂しそうな表情を浮かべるお龍。



薩長同盟の密約の書に朱筆で裏書する龍馬を手伝うお龍。
深い傷を負った右手の激痛を必死で堪えて裏書する龍馬。

“ この盟約は確かに薩摩と長州の間で交わされたものである ”
という証文である裏書を書き終え息を切らす龍馬。


「坂本さんはもう、うちがお守りできる様なお方やおまへん」
と言いながら紙に包んだ金を差し出すお龍。

「これ妹を取り返すために借りたお金どす。
 まだ全部は無理やけど残りは必ずお返し致します」と、もう寺田屋に戻ると言うお龍。

「お龍・・・おまんも一緒に・・・薩摩に行くがじゃ。
 このまま別れてしもうたら・・・わしらはもう一生会えんがかもしれんがじゃぞ。
 それでもええがか?」

「嫌や、嫌やっ、うちも坂本さんと一緒に行きたい」涙ぐみながら首を横に振るお龍。

「お龍、わしらは・・・夫婦になるがじゃ」とお龍を真剣な眼差しで見つめる龍馬。

「ほんまに・・・うちでええんどすか」と瞳をうるませるお龍。

「うん、おまんじゃないと・・・いかんがじゃき」と優しく微笑む龍馬。

「はい、坂本さん」と涙を流すお龍。

「龍馬でええ」と微笑むと「はい、龍馬さん」と答えるお龍。

「有難う、有難うお龍」とお龍を抱き寄せると、龍馬の腕の中で嬉し涙を流すお龍。





長州 山口城では戻ってきた木戸貫治が
長州藩主 毛利敬親(一岡裕人)に薩長の盟約成立を知らせていた。

木戸

「これには中身に間違いが無いと裏書がございます」

「龍?」朱墨の裏書の署名を見て聞く毛利敬親。

「坂本龍馬にございます」と力強く答える木戸貫治。



幕府は自分達への疑いを強めたはず、長州攻を止めるためには
薩長が手を組んだことを幕府に知らしめる必要があると言う小松帯刃。
慶喜公がいる大坂で騒ぎを起こそう!と笑顔を見せる西郷。



大坂城では「一橋様ー!」と家来が慌てている。

薩長が手を組んだという情報が書かれた大量の瓦版を持ってきた。
これらが大坂の町で配られ町人たちが大騒ぎしている。

「薩摩が長州に味方したあー!?」と声を荒げる慶喜。

これは西郷と木戸が示し合わせた作戦だった。



長崎奉行 朝比奈昌広は

「薩摩と長州の動きが不穏だとあれほど知らせたのに!」と慌てている。

「もっと確かな動きは掴めなかったのかー!」とお元にあたる朝比奈。

「申し訳ございません」と頭を下げるお元。



土佐 高知城 山内容堂は

「あれほど憎みおうとった長州と薩摩が手を組むとはのう・・・
 おんしのゆ~とった通りになったのう後藤」

「ははっ!」と得意気な象二郎。

「御公儀はうろたえちゅう、嘆かわしいことじゃけんのう
 風向きが変わってきたちゅうことじゃ・・・」





龍馬とお龍は三吉慎蔵と薩摩藩士に護衛されながら京を脱出し薩摩に向けて出発した。
龍馬たちを乗せた薩摩の船は馬関を抜けて長崎へ立ち寄った。

長崎 亀山社中にお龍を案内する龍馬。
龍馬の突然の帰りに皆が驚き大喜びする様子を側でみつめるお龍。

そして薩長が手を組んだことを報告した後、お龍をわしの女房だと紹介する。
「わしが寺田屋で命を拾うたがは、このお龍のおかげじゃ」と笑顔の龍馬。

沢村惣之丞 池内蔵太

薩摩の援助で亀山社中の船も手に入れたことを報告する龍馬に皆は歓喜する。
そして、このワイルウェフ号は池内蔵太に任せると言う龍馬。

龍馬はすぐに帰ってくるからとお龍を残して出かけてしまう。

楢崎龍




グラバー邸でグラバー、小曽根乾堂、大浦 慶と麻雀をしている龍馬。

「坂本さんはこれから、なんばされるおつもりですか?」と大浦 慶。
「う~ん、それ是非聞きたい」とグラバー。
「私達の商売に太う関わることですけん」と小曽根乾堂。

「薩長を盛り立てて、いよいよ幕府を倒しにあがらんといかんがじゃき。
 出来れば・・・戦をせんとのう」

「戦ばせんで?」

「これからわしらが動くためにはますます金が必要になってくるき~
 そん時は宜しゅう頼みますき」


実は高杉晋作がここにいると言うグラバーに驚く龍馬。
グラバー邸の屋根裏に作られた隠し部屋へ案内するグラバー。

そこで久しぶりに高杉晋作と再会する龍馬。
イギリス行きの船が来るまでここに匿ってもらっているという。

龍馬のおかげで幕府の長州攻が無くなり、
戦を仕切る自分は用無しになったので
藩が出してくれた千両で世界を周ってくると大笑いする高杉。

藩が高杉さんに期待しているということ、望みが叶って良かったと喜ぶ龍馬。

「世界にはきっと面白いことが待っているでしょう。
 それをこの目でしっかりと見てきますよ」

「高杉さんには将来日本を背負うて立つ人になってもらわんといかんがやきっ!」

「坂本さんもじゃ!」

「アッハハハ 何を言いゆう」

「いや、坂本さんは大それたお人になりますよ・・・きっとね」

「高杉さん・・・」

「その時は一緒に面白いことをやりましょう」

「うん、うん、うんっ!アッハハハハ!」

と急に咳き込む高杉を心配する龍馬。風邪をひいただけだと笑う高杉。





『引田屋』では、亀山社中の皆で龍馬とお龍の結婚祝の宴が行われている。
まだ来ない龍馬を待ちながら、お龍を囲み先に盛り上がっている。

お龍

自分に船を任されなかった嫉妬から、お龍にあたる陸奥陽之助。

陸奥陽之助

「龍馬やち男ぜよ、女に惚れるがは当たり前ぜよ!」と沢村惣之丞

「そーじゃ陽之助、めでたい席で愚痴はいかん!」と池内蔵太


そこへお元が入って来た。龍馬が結婚したことを聞き動揺するお元。
お元に質問されて船宿で働いていたと答えるお龍に「船宿?」と不思議そうなお元。

そこへ龍馬が登場する。
笑顔でホッっとした表情になるお龍を複雑そうに見るお元。

お元 龍馬 お龍


龍馬の結婚相手は武家のお嬢様だと思っていたと言うお元に
自分は脱藩浪士だから武家のお嬢様と夫婦になるなんて考えもつかないと答える。

脱藩浪士でなければどう考えていたのか?と不機嫌になるお龍に
何を言う、自分が今こうして生きていられるのはお龍のおかげ
お龍には感謝してもしきれんと微笑む龍馬に笑顔が戻るお龍。


廊下で次の座敷に行くお元とすれ違う龍馬。
龍馬の負傷した手を取って「うちを身請けして・・・」と見つめるお元。

そして負傷した手をおもいっきり強く握られ、思わず大声で痛がる龍馬。

「出来ませんよね、あんな綺麗な奥方様を貰うて」と大声で言い笑顔で去るお元。

「お元ー!おまん!」と叫ぶ龍馬。振り向きその様子を見つめるお龍。




龍馬とお龍を小曽根邸の部屋に案内した乾堂の弟の英四郎。

坂本龍馬に深入りするな、商人は所詮、商人・・・
お前が世の中を変えるために命を捨てても、誰も褒めてはくれない・・・と諭す乾堂。




部屋で龍馬の手の包帯を交換するお龍。

「お元さんて、龍馬さんに惚れてはるわ」とぶっきらぼうに言うお龍。

「はあっ? 芸子が惚れるがは馴染みの金持ちだけぜよ。
 焼きもちを焼いちゅうがかえ?
 おまんにもそ~ゆ~とこがあったとはなぁ~ アッハハハ」とおどける龍馬に

「当たり前どす、うちかて女子どす!」と低い声で怒り口調のお龍。

「お元を呼んだがは社中の連中じゃ。
 おまんのことを精一杯もてなそうと思うちょったがじゃ~」

「そやかて、うちのこと心良う思うたらへん人もおいやす。
 うちは、ほんまに龍馬さんのお役に立ってるんやろか」と素っ気無いお龍。


「お龍・・・わしは気が急いちゅうがじゃ。

 寺田屋で死にかけた時、わしは思うたがじゃ・・・時が無い、急がんといかんと。

 おまんが役に立たんがはとんでもないぜよ。

 おまんがおってくれるだけで、わしゃどればー心強いか」と真剣な表情で話す龍馬。


「これをおまんにやるき」と肌身離さず首に掛けていたお守りを手渡す龍馬。

龍馬 お龍

「ここに書かれちゅうがは希(のぞみ)言う字じゃ」

「のぞみ?」

「うん、わしを産んでくれた母上が下さったがじゃ。
 これは、おまんのお守りじゃ言うてのぅ・・・。
 これを見る度にわしゃ思うがじゃ・・・
 どんな時でも希はある・・・希がわしを生かしてくれちゅう・・・」


「そんな大事なもんっ、うち頂けまへんっ!」と目を丸くして慌てるお龍。

「おまんも一緒に戦うて欲しいがじゃ」とお龍の手を握る。

「えっ?」

「この世の中を変えるゆう、坂本龍馬の望みを叶えるために」
とお龍の首にお守りをかける龍馬。

「わしらは一つぜよ」とお龍を見つめる龍馬。涙ぐむお龍。





グラバー邸では、突然イギリス留学を止めると言い出した高杉晋作に驚くグラバー。
藩に貰った千両で軍艦を買い、その船で長州へ帰るという。

「どうして心変わりを!」と叫ぶグラバーを振り向きもせずグラバー邸を後にする。

グラバー邸を出た時、吐血し座り込む高杉晋作。

血で真っ赤に染まった手の平を握り締め「クッソオー!クソー!」と悔しがる高杉。



岩崎弥太郎が語る。

この時すでに世の中の風向きは変わり始めちょったがじゃ・・・

幕府の反撃が今まさに始まろうとしちょったがじゃ・・・


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龍馬伝 第36回 あらすじ

第36回 「寺田屋騒動」     (9/5放送)

寺田屋で飯をかきこむように食べる弥太郎に話しかけている龍馬。

薩摩藩の動きを探りにきたのか?そんな役目はおまんには無理だと言う龍馬に
わしは都見物に来ただけとしらばっくれる弥太郎。

おまん一人が動いたところで何も変わらないし、また捕まるだけだから早く土佐に帰れ
と言う龍馬に、手ぶらで帰ったら後藤様に怒られると言い返す弥太郎。

まだあの男の使いっぱしりをしてるのかと呆れる龍馬。

脱藩した龍馬と違って、土佐に暮らしている自分達にとっては
決して逆らえない人 「わしゃどーいたらええがじゃー!」と叫ぶ弥太郎。


「ほんならわしが教えちゃる。
 これから世の中はのう、大きゅう変わるがぜよ」

龍馬

動きが止まり振り向き目を見張る弥太郎。

弥太郎

「徳川幕府の時代はもうすぐ終わる・・・土佐藩もの・・・
 もう幕府の顔色を伺うがはやめにしいや、後藤象二郎にはそう伝えたらいい」

「どおいておまんがそんな事を知っちゅう?
 おまん、京で何をしゆうがじゃ?」と龍馬の腕を掴む弥太郎。

「わしかい?わしゃのう日本の誰もが笑うて暮らせる国を作ろうとしゆうだけぜよ」
と茶化すように言う龍馬。


「土佐の脱藩浪士が薩摩と長州の間に入って謀反を企てちゅうそうじゃ。
 薩摩と長州を結びつけるら、そんな芸当が出来るがはおまんしかおらんろうが!
 あっちにもこっちにもえー顔が出来るおまんしかっ!」と早口でまくし立てる弥太郎。


龍馬の懐から落ちた拳銃を見て「はあっ!そっ、それはピストル!!」と驚く弥太郎。

落ち着いてピストルを拾いながら、長州の高杉から貰った護身用のピストルだと
銃口を弥太郎に向けながら笑う龍馬。 目を丸くしたままの弥太郎。


「わしゃのう弥太郎、世の中の新しい仕組みを作ろうとしゆうがじゃ。
 それを成し遂げんと、この日本を守ることは出来んきにのう」

「新しい仕組み?!」

フランスの後ろ盾なしには何も出来なくなった幕府が、長州攻の後に再び天下を治めたら
日本の半分はフランスの物になり、アメリカやイギリスなどの異国にいいようにされる。
それを阻止する為に、この国の仕組みを変えようとしていると話す龍馬。


涙目で半笑いするしかない弥太郎は必死で首を横に振る。
「馬鹿な・・・馬鹿なっ、薩摩と長州が手を組むらっそんな事はある訳ないぜよっ!」

と吐き捨てるように言って振り返り龍馬を見る弥太郎。無言で立つ龍馬。


「手を組んだがか・・・?」と低い声で聞く弥太郎。

「さっき言うたろ・・・この国は大きゅう変わるがじゃ」と静かに言う龍馬。


「おまんが組ませたがか? 龍馬あ?」

「誰が組ませたか、誰がやったか、そんだがどーでもえーがじゃあ。
 とにかくおまんはのう今わしが言うたことを土佐に戻って後藤象二郎に伝えたらええ」

けど、薩長の話は誰にも言うな、もし話たらとピストルを弥太郎に向け空砲を撃つ龍馬。


「もうの、目先のことだけ考えちょったらいかん」
と弥太郎の肩に手を置くと、必死で振り払おうとする弥太郎。

「商売をするがもいい、けんどのうっ、この先日本がどうなるか、
 己は何をすべきか、そのことを考えながらやらんといかん。
 岩崎弥太郎いう男は・・・世の中がどう変わろうが、変わらん強さを持ちゅうきの」

と龍馬に言われ、目を見開いたまま何も言えず立ちつくす弥太郎。



女将の登勢とお龍に見送られ寺田屋を出発する弥太郎は
龍馬がどういう人間か知っていたのか?と問うと勿論と答える登勢。

「あいつに関わっちょったら、必ず巻き添えをくうぞ」と苦い顔で言う弥太郎。

「そんなもん怖いことあらしまへん」と冷たく言うお龍。

「相変わらずおなごにもてるのう・・・」と弥太郎。

「えっ?」とお龍が言うと立ち去る弥太郎。

楢崎龍



新撰組が探していた土佐の脱藩浪士とはまさに龍馬のこと、
龍馬の身を案じて京を離れようと言う三吉慎蔵。

しかし木戸貫治(谷原章介)に密約を書簡にして、その裏書を
頼める人間は龍馬以外にはいてないと頭を下げられたので
裏書を書くまでは京を離れないと言う龍馬。

木戸貫治

自分の役目は坂本さんを守ること
長州の恩人の坂本さんに万が一のことがあれば
と真剣に頭を抱える三吉慎蔵。

そんな三吉を見て大笑いし、三吉さんとは生涯の友になれると笑顔で言う龍馬に
「自分の命と引き換えにしてでも坂本さんを守ります」と感激する三吉慎蔵。




京を離れたら長崎へ行くと登勢とお龍に話す龍馬。
お尋ね者となった今、もう京には二度と戻ってはこれないと言う
龍馬の横顔をじっと見つめて「もう・・・お別れなんどすか?」と真剣な眼差しのお龍。

突然話題を変え、長崎のガラス細工の“ ポッペン ”を今度送ってやると笑う龍馬に
「そんなもんいりまへん!」と怒って飛び出して行くお龍。

龍馬みたいな男に惚れたら女は辛い思いをするだけだと
以前、お龍に言ったことがあると涙を流しながら言う登勢。

「そやかてな、あの子はもう覚悟が出来てるわ。。。
 龍馬さんのことが・・・好きで好きでたまらんのや」






大坂城では将軍後見職 一橋慶喜が返事がこない薩摩に苛立っている。
薩摩が幕府を裏切るはずがない!と大声を張り上げる。

不安を感じていたのは慶喜だけではなかった。
薩長が手を結んだことが事実なら大変なことになる。

京都守護職 松平容保は龍馬捕縛の準備を進めていた。
龍馬捕縛も幕府にとっては密かに行わないといけないことだった。




京 薩摩藩邸では、いつどんな形で薩長同盟を世間に知らしめるかを案じている
家老 小松帯刃に、今は手の内を見せない方が良い、既に噂は流れているので
いずれ幕府方の諸藩にも伝わり、長州への出兵に腰が引ける者も出てくるはずと西郷。



岩崎弥太郎が語る。
世の中はギリギリのせめぎ合いが始まっちょった。。。
わしの心の中もザワザワと波風が立ち始めちょったがじゃ。。。

雨の中、土佐への家路を急ぐ弥太郎は空を見上げる。
歩き出すと・・・ズッこける弥太郎・・・





「お龍・・・」 部屋でお龍のことを考える龍馬・・・

風呂に入ろうと脱衣所で着物を脱ぐお龍・・・

お龍と龍馬たちのことを想いおちょこの酒を口に運ぶ登勢・・・

登勢


突然戸を叩く音。何者かが訪ねてきた。警戒する登勢。
登勢が戸を開けると伏見奉行所からきた大勢の取り方がいる。

湯船に浸かっていたお龍は不穏な動きを察知して
窓から覗くと、大勢の取り方に驚き目を丸くする。

登勢の制止も無視して一斉に龍馬のいる二階へ静かに踏み込む取り方たち。


慌てて着物一枚を羽織ったお龍は、龍馬と三吉がいる二階へと報告に行く。
ピストルを箱から出し、迎え撃つしかないと言う龍馬にうなずく三吉。

お龍


危ないから下へ降りていろと言う龍馬に自分も戦うというお龍に
「お龍っ!!」と一喝する龍馬。

お龍に自分の着物を羽織らせ、薩摩藩邸に知らせに行くよう頼む龍馬。

龍馬 お龍

「死んだらあきまへん坂本さん、決して決して死なんといてくれやす」と必死のお龍に

「分かっちゅう、分かちゅう」とお龍を見つめる龍馬。

「約束するき、お龍!」とお龍の手を握り締めながら見つめる龍馬。


「何の騒ぎどすんや」とふてぶてしく階段を降りてくるお龍に龍馬のことを聞く取り方。

「もの凄い強いお侍さんたちやったら、おいやっせえ。
 喧嘩はやめといた方がよろしおす」と言うお龍の胸ぐらを掴む取り方。

そのまま下へ降りたお龍は登勢にそっと耳打ちして薩摩藩邸へ向かう。




自分が奴らを押さえつけるのでその間に逃げて下さいと言う三吉に

三吉慎蔵

「わしだけ逃げるわけにはいかんぜよぉ」

「言ったじゃろう、自分の命と引き換えにしてでも坂本さんを守ると!」

「わしも言うたぜよ、三吉さんは生涯の友じゃあ」





龍馬たちの前に詰め寄って来た取り方たち。
龍馬が天井に向けて一発ピストルを放つと同時に攻撃してくる取り方たち。

「わしを捕まえる為にー命を捨てるがは、勿体無いぜよぉ!」

と一人を捕まえて首に銃を突きつけながら階段を下りる龍馬。

龍馬 取り方

「命を無駄にしいなやー! 下がりやー! 」

下に降り人質を放すと襲い掛かる取り方たち。

左手を斬られた龍馬は寺田屋を飛び出して必死で逃げる。
大量の出血で瀕死の龍馬を必死に抱えて逃げる三吉。

裸足で必死に助けを求めて薩摩藩邸へ急ぐお龍。



人目の付かない材木置き場に隠れ龍馬の左手を止血する三吉。
いずれ見つかり捕まるくらいならここで切腹する。
坂本さんを守れないのに置いてはいけない、龍馬と死ねるなら本望と言う三吉。

「腹を斬るがは・・・いつでもできるがぜよぉ!諦めてはいかんぜよぉ!」
と薩摩藩邸に行くよう三吉を説得する龍馬。

「必ず戻ってくるきのうー!」と龍馬の手を取る三吉。

薩摩藩邸に急ぐ三吉の前に、追っ手が現れ道にあった竹で応戦する。

三吉





瀕死の龍馬はわずかな力を振り絞って屋根の上によじ登る。

「木戸さん・・・木戸さぁん・・・すまん・・・ごめんちや・・・
 わしが・・・約束が・・守れん、守れんかもしれん・・・
 後は・・頼んだき・・・西郷さん・・・木戸さん・・・
 すまんの・・・ごめんちゃ・・・お龍・・・お龍ぉ!お龍ぉ!」





薩摩藩邸に到着したお龍は「開けて下さいー!!」と必死に扉を叩く。

「坂本どんが襲われたっ!!」と大声を出す西郷。

龍馬は伏見の寺田屋で奉行所の取り方に囲まれ
手に負傷を負い大量の出血をしているとの報告を受ける西郷。

西郷

「伏見に兵と医者を送り込め!坂本どんを死なせたらいかんっ!」


しかし、寺田屋にはもう龍馬はいない、伏見奉行所が血眼になって探している
との報告に龍馬の安否を心配するお龍。

龍



そこへ三吉が薩摩藩邸に到着して、堀川沿いの材木置き場に龍馬がいることを報告する。

「坂本さんは生きちょられます!ここで待っちょって下さいっー!」
とお龍に告げて薩摩藩士を龍馬の元に案内する三吉。




「悔しいのう・・・  ううっ・・悔しいのう・・・」と屋根の上で瀕死の龍馬。

下に伏見奉行所の取り方たちが集まってきた。
血痕を発見され周囲を探し回っている。


焦っても身動きが取れない龍馬。しだいに薄れていく意識。。。

「ごめん・・ちや・・・ごめんちやぁ兄上・・・兄上・・・
 ごめんちや・・・ 父上・・母上・・・母・・う・・え・・」




龍馬救出に向かった三吉たちが材木置き場に到着した。
薩摩藩邸に運び込まれる龍馬。

「坂本さん!目を開けて!」と必死に呼びかけるお龍。


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龍馬伝 第35回 あらすじ

第35回 「薩長同盟ぜよ」    (8/29放送)

龍馬は京に向かう途中で近藤長次郎の妻 お徳に
長次郎の遺品を渡すため大坂 大和屋に立ち寄った。

手渡された長次郎の写真をじっと見つめる徳。

徳 龍馬

「長次郎は最後までお徳さんと百太郎のことを心配しとったがじゃ」

「旦那様は悪いことをしたんですか?」

「長次郎はもっともっと学びたいと思うちょったがじゃ。
 けんど、さことで社中の皆に迷惑がかかるがを恐れちょった。
 長次郎が腹を斬ったがは、誰よりも自分に厳しかったきぜよ」

徳

「うちの旦那様は・・・立派なお侍さんになれたんですねぇ。
 旦那様の文にはいっつも日本の国を守りたいと書いてありました。
 坂本さん旦那様の分までどうか志を成し遂げて下さい」と必死に笑顔をつくる徳。

「必ず約束しますき」と力強く答える龍馬。




大阪城では将軍後見職 一橋慶喜が幕府による長州攻めの計画を話している。
薩摩の兵が出るのか心配する第14代将軍 徳川家茂に大丈夫だと強気の慶喜。




慶応2年(1866) 1月 

桂小五郎(谷原章介)は木戸貫治(きどかんじ)と名前を変え緊迫する京へ入り
西郷吉之助が待つ京の薩摩藩邸に到着した。



しかしこの動きはすぐに京都守護職[会津藩主] 松平容保(長谷川朝晴)に報告され
幕府による薩摩藩邸の見張りを強化されることになった。

松平容保の配下として幕臣によって結成された
京都治安維持の組織『見廻組』は反幕府勢力を取り締まっていた。






そしてついに西郷吉之助と桂小五郎改め木戸貫治(谷原章介)が対面する。

西郷 木戸


薩摩と長州が手を結ぶとなってはいくつかの取り決めを
しておかなくてはならないと言う薩摩藩家老 小松帯刃に対し
木戸貫治は龍馬が立会人として同席しなければ話し合いはしないと言う。

木戸貫治(谷原章介)


薩摩と長州が手を組むということは、幕府に戦を仕掛けるということ。
そんな大事な話し合いに龍馬のような一介の浪士がいないと話が始められないとは?
と何故そこまでして龍馬にこだわるのかと苛立つ西郷。

西郷

「これから我々が交わす約束は、外に対して宣言するもんではありません。
 薩摩と長州だけが知る密約です。

 じゃからこそ立会人は坂本龍馬じゃなくちゃならん。

 僕は彼を信用しとるからです。
 西郷殿、彼を信じたからこそ・・・ここにおられるんじゃないですか?」






龍馬と護衛役の三吉慎蔵も薩摩藩邸に到着するが
新撰組がうろついていたので出直すことにした。

そこに背中にたくさんの鳥篭を背負った弥太郎が犬に吠えられている。
新撰組の屯所に連行され縄で吊るされる弥太郎。

弥太郎 新撰組

「痛たたたたたたっ!やめてくれー!やめてくれぇー!」と叫ぶ弥太郎。
名を名乗れと言われ、違う名前を言う度に棒で叩かれ悲鳴をあげる弥太郎。




新撰組による激しい拷問でボロボロになった弥太郎。
そこへ『見廻組』が乗り込んできた。

新撰組


怪しい者がいたらまず見廻組に報告するように
なっているはずだと近藤勇に詰め寄る。

反論する近藤勇に我等は将軍家の直参だぞ!おぬしらとは身分が違うと
新撰組はただの人斬り一味だろがと罵倒する。
屈辱をかみ締める近藤勇。


「龍馬じゃ・・・坂本龍馬じゃ・・・」

意識がもうろうとしている弥太郎が呟くと皆が一斉に注目する。

「薩摩と長州の間に立つら・・・坂本龍馬しかおらんがぜよぉ・・・」

「何と申した?何と申した!今一度申してみよっ!」と弥太郎を揺さぶる見廻組。

「龍馬・・・」と顔色を変える近藤勇。





伏見 寺田屋に突然現れた龍馬と三吉慎蔵に驚くお龍と女将の登勢。
新撰組が土佐の脱藩浪士を探しているが、龍馬では?と心配するお龍。

命が危ないから今すぐ京から離れて下さいと言うお龍に
「逃げるわけにはいかんちや」と真剣な眼差しの龍馬。


護衛役の三吉慎蔵が突然「分からん」と龍馬に問う。

土佐の下士である龍馬が長州と薩摩を結びつけると言えるのは何故か?
何故、長次郎の妻に必ず日本を守ると約束できるのか?

訳の分からん奴を守れと言われて考えない奴はいないと失礼な三吉。

三吉慎蔵


確かに自分は土佐の下士だったが、その土佐も捨てたから今は
なんでもないただの日本人だと答える龍馬。

「ただの日本人・・・」と三吉。

「力の無い者でも、本気で声をあげ、本気で動いたら・・・
 必ず、必ずこの国を変えることが出来るがじゃき!」





夜になったら寺田屋を出発するという龍馬に
私と初めて会った時のことを覚えているか?と聞く女将の登勢。

登勢

「勿論、覚えちゅう」

「龍馬さんは、わてがお母上そっくりやと。
 わてはお母上なったつもりで龍馬って言うたげたのに、
 似ちょらんの~なんてお言いやして」

「ありゃまっこと申し訳なかった。忘れてつかわさい。アッハハハ参ったのう~」

「忘れませんっ、わてはもうあの時から坂本さんの母代わりのつもりでおります。
 息子が命懸けの大仕事に向かおうとしている時に、気にならんわけがないやろう。
 世の中のどんな大変な事より、息子のことが心配なんやさかい」と涙ぐむ登勢。

「有難う。けど、けんどわしゃ決して死にはせんき。
 心配せんとってつかわさい。ありがとう。」

そおいえばどうして今日は店を閉めているのか?と聞く龍馬に
それは、龍馬を新撰組から匿うためにお龍が頼んできたからだと答える登勢。




小雪が舞い散る中、井戸の水を汲んでいるお龍に、おもむろに声を掛ける龍馬。

「わしがしようとしゆう事を教えるき」

振り返り手をとめ龍馬の方を向くお龍。

お龍


「わしゃの薩摩と長州を結び付けて・・・
 徳川幕府が支配しちゅうこの世の中を変えようとしちゅう・・・

 幕府は異国の力を借りて形振り構わず日本を押さえつけようとしようだがじゃ。
 このままでは、この国は異国に乗っ取られてしまうがぜよ・・・

 わしゃこれから幕府に追われる人間になるろ。

 もうここにも戻ってくることはないき。
 わしを心配してくれるがは・・・これで最後にしてくれや・・・」

龍馬

と険しい表情で言い放ち部屋に戻っていく龍馬。
何も言えずその場に立ち尽くすお龍に声を掛ける登勢。
とっさに走り去って行くお龍。





決意を秘めた顔つきで身支度を整える龍馬は心の中でつぶやいている。

「武市さん・・・以蔵・・・長次郎・・・みんな・・・行ってくるぜよ!」

見送る登勢に「ほんならお達者で」と一礼する龍馬に
「そんな、これが今生の別れみたいな、やめとくれやす」と真剣に言う登勢。

お龍は?と聞く龍馬に、さっき出ていったきり戻ってきていないと言う登勢。
それなら宜しく伝えてくれと言い残し出発しようとした時、お龍が戻ってきた。


お龍が案内して連れてきたのは薩摩藩の吉井幸輔(及川いぞう)という者だった。
西郷と木戸は警戒が厳しい薩摩藩邸を抜け出し家老の小松帯刃の屋敷に移動したという。

そして、お龍が龍馬の居所を知らせてくれたと言う吉井幸輔。
必死で息をきらすお龍の顔を見て驚きを隠せない龍馬。


「おまん、何ちゅう危ないことをっ!」

「土佐のお侍さんが新撰組に見つかったって話を聞きました。
 どうかお気を付けておいでやす」とおにぎりの包みを龍馬の手に握らせるお龍。

「うちは、うちは、ずっと坂本さんの役に立ちたい。
 これでおしまいやなんて嫌どす!
 お役目が終わったらここへ戻ってきておくれやす」と龍馬を見つめるお龍。

「分かった。行ってくるき」とお龍を見つめる龍馬。





雪が降る中、傘を差し道中を急ぐ途中で新撰組の屯所に立ち寄ると言い出す龍馬。

何を考えている!?と驚く三吉と吉井に、

自分に間違われて捕まっている者を放っておくわけにはいかないと

二人を置いて走り去って行く龍馬。。。そして龍馬を追いかける三吉慎蔵。。。



龍馬に追いついた三吉は、龍馬は小松の屋敷に行かなければならない
大事な人だから自分が行くと龍馬を説得する。

すると鳥篭と瀕死の弥太郎が外に放り出されている。

「やっぱり弥太郎じゃないか」と弥太郎を抱き起こす龍馬。

弥太郎

「龍馬ぁ・・・京で新撰組に捕まってぇぇぇ~」とべそをかく弥太郎。

見つかってはまずいと慌てて弥太郎の口を塞ぐ龍馬。

龍馬 弥太郎 三吉

三吉が弥太郎を寺田屋まで連れて行くことになり、吉井と共に先を急ぐ龍馬。





龍馬を捕らえる為の厳戒態勢が敷かれる中、なんとか小松帯刃邸にたどり着いた龍馬。

思わず外へ走り出て「待っちょたぞ坂本君!」と龍馬を迎える木戸貫治。

「無事でよろしごわした」と微笑む西郷吉之助。




慶応2年(1866) 1月22日 夜 薩摩と長州の秘密会談が始まった。

後に日本の歴史の大きな転機とされた薩長の密約は、
薩摩が徹頭徹尾、長州の味方となり幕府に対抗するという内容だった。

西郷 龍馬 木戸


「幕府と長州が戦になった時には、薩摩軍は2千のの兵を京と大阪に登らせる」

「2千!?」と目を丸くする木戸。

「薩摩は長州藩の汚名をすすぐよう尽力する」

「最後に幕府軍が一橋、会津、桑名と組んで
 朝廷を取り込もうとしたとしても、薩摩は・・・あくまで戦う!
 以上でよろしもはんか?」


「・・・・・」思いつめた表情の木戸

「これでは・・・足りもはんか?」と心配そうに聞く西郷。

「このままでは・・・僕は長州に帰れん!」

「はあ?」

「この約束は、どれも長州が薩摩の助けを受けるっちゅうもんなっちょる。
 これは、対等じゃない」

「じゃっどん、長州にとっては~」

「分かっちゅう、分かっちゅうがっ・・・僕は長州を救えるならばと
 恥を忍び、意を決してここに来たんじゃ」


「ほんなら、こうしませんろうか?
 今決められた五つの条項は全て戦に関する約束事ですき。
 そこにもう一つ加えるがです」と龍馬が提案する。

「もうひとつ?」と西郷。


「ここに至るまで・・・数え切れんほどの命が失われたがです。

 薩摩の人らも、長州の人らも、勿論わしの友にも死んでいったもんが大勢おるがです。
 立場は違えどみんな天下国家の為に志を貫き通して・・・消えていった命ですき。

 ほうじゃき、その者らの志もこの薩長の盟約に入れてもらえませんろうか?

 その一文とは・・・

 【 薩長両藩は誠の心を持って合体し
  日本の為に、傾きかけちゅうこの国を立て直す為に 
  双方共、粉骨砕身、尽力する 】
 
 これなら薩摩と長州は対等ですろ」


「なるほどぉ、おいに異論はありもはん」と西郷が答えるとうなずく小松帯刃。

「僕もじゃ」と木戸。

「ほんならこれをもって薩摩と長州の盟約は成ったということでええですね?」



外に出るともう雪は降り止んで夜が明けていた。

ずっと門の前で見張りをしていた三吉に報告する龍馬。

「長州と薩摩はしっかりと手を握りましたき」

すると泣きながら喜び土下座して
「御面倒いりましたぁー、御面倒いりましたぁー」と龍馬に感謝する三吉。

決めたのは自分ではなく西郷と木戸だと言う龍馬に

「いや、わしゃあんたに礼を言いたい!
 坂本さんがおらんかったら我が長州はどうなっちょったかー!」

「ここまでこれたがは三吉さんのおかげじゃき、三吉さんも長州を救ったがじゃ~」

「わっ、わしが?!」

「そうじゃあ~」

「御面倒いりましたぁー」と頭を下げ続ける三吉。



薩摩と長州が密談し密約が結ばれ、そこに龍馬が同席していたことは
すぐに隠密によって松平容保に報告される。

寺田屋に追っ手を向かわせるよう命じる松平容保。


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龍馬伝 第34回 あらすじ

第34回 「侍、長次郎」     (8/22放送)

ユニオン号の買い付けに成功した記念にと亀山社中のメンバー達は
上野彦馬(テリー伊藤)の写真館で集合写真を撮っている。

亀山社中

上野彦馬(テリー伊藤)


亀山社中がグラバーから買い入れたユニオン号は
薩摩藩名義の『桜島丸』と名前を変え龍馬たちによって長州に運ばれた。


京 御所に参内した第14代将軍 徳川家茂(中村隼人)と将軍後見職 一橋慶喜
は孝明天皇(阿部翔平)のお言葉として関白 二条斉敬(河本タダオ)から
朝敵である長州を討つのは征夷大将軍 徳川家茂の努めであると言われる。

これで薩摩も出兵を拒むことは出来ないと大笑いする一橋慶喜。




長州、薩摩共もはや一刻の猶予もなかった。
そんな時、『桜島丸』は長州 下関に到着した。

龍馬たちが買い付けた武器が運ばれ喜ぶ長州藩士たち。

「君には感謝の言葉もない」と頭を下げる桂小五郎に
長次郎を褒めてやってくれと笑顔の龍馬。

井上聞多は長次郎を是非イギリスに留学させてやって下さいと龍馬に頼む。



船の引渡しは下関の長州海軍局で行われた。
約定が記された文を渡して取り決めについて説明する長次郎。

船の名義は薩摩藩で薩摩藩と亀山社中がいつでも自由に使えることが
条件という長次郎にそれはおかしいと異議を唱える長州藩士。

薩摩 長次郎




後は薩摩と手を結ぶだけと意気込む龍馬に浮かない顔の桂。

桂小五郎


憎き薩摩に借りを作ったと怒っている上役もいて
桂はその板挟みになっていると話す高杉晋作。

本当は自由になりたい。上海に行った時にこのまま世界を周りたいと思った。
この世に生まれたからには面白い人生にしたいと微笑む高杉。

「わしも世界を周りたいがじゃ。
 此度のことで薩長が手を組んで幕府の長州攻めをやめさせる・・・
 それが・・・わしの考えじゃき。
 喧嘩で世の中が変わるとは思ちゃせんきのわしは・・・」

自分たちは気が合いそうだと笑う高杉と龍馬。



そこへ凄い剣幕で龍馬を呼びにきた桂小五郎は
「一体どういうことじゃ?坂本君っ!」と憤りを顕にする。

船は薩摩名義、船長は亀山社中から出すということは
井上聞多らも同席して決めたことと必死に訴える長次郎。

このことについては自分が任されていたから龍馬にも知らせなかったと言う長次郎。
これでは上役を納得させることが出来ないから長州名義にしろという桂。

名義も操縦も長州にして、長州の許可なしでは
薩摩も亀山社中も使えないことにするという龍馬に納得する桂。

船があれば仕事が出来るのに!と納得出来ず
悔しさでいっぱいの長次郎をなだめる龍馬。

近藤長次郎

不服そうにやりきれない表情の長次郎に笑ってくれと笑顔でお願いする龍馬。
帰ったら二人で祝杯をあげようと微笑む龍馬になんとか笑顔をつくる長次郎。

近藤長次郎




長崎 亀山社中では戻ってきた長次郎からの報告を受け
無事にユニオン号と武器が運ばれたと安心する皆。

しかし船を自由に使えるという契約が無くなってしまったと溜息をつく長次郎に
自分たちの目的は日本を守ること、私利私欲に走れば信用が無くなって
目的達成が出来ないと一斉に長次郎を非難する皆。

亀山社中の台所は火の車、それを必死に支えて資金を工面してきたのは自分だ
そんな苦労もしらずに好き勝手なことを!と激しく反論する長次郎。

長次郎



グラバー邸に呼び出された長次郎は、長州藩から亀山社中への謝礼金だと
テーブルの上に置かれた小判を見て驚く。

井上聞多は長次郎との契約を守ることが出来なかったことを
申し訳なく思っているとグラバーから聞かされる。


「亀山社中は利を求めてはいかんがじゃき・・・」と受け取りを拒否する長次郎に
この商談をまとめたのは長次郎であり、長州も長次郎に感謝しているから
長次郎がこのお金を貰えばいいと勧めるグラバー。

「そんなことが出来るわけないろ」と呆れて立ち去ろうとする長次郎。

「あなたには使い道があるのでは?」と英語で投げかけるグラバー。

「何言うちょるか分からん!」と振り返りハッ!っと何かを考え込む長次郎。

「わしがイギリスに行きたい言うたら・・・
 グラバーさんは手伝うてくれるかえ?」



その晩、コソッっと荷をまとめた長次郎はそっと抜け出し
一礼して雨の中、亀山社中を後にする。


身重の妻、徳に手紙を書く長次郎。

≪徳、わしはイギリスに行くことに決めたがじゃき。

 亀山社中を抜けるがは辛いけんど、わしはもう皆と同じ夢を見ることは出来ん。

 徳、今はおまんも百太郎も連れて行くことは出来ん。

 けんど必ずわしはおまんらを迎えに行くぜよ!

 どうか、必ずわしはおまんの元へ戻ってくるき!達者でな徳、百太郎を頼む!≫

お徳 百太郎


上野彦馬(テリー伊藤)に一人で写真を撮ってもらう長次郎。


しかしイギリス行きの船は天候不良で出航できなくなってしまう。
イギリス船長(クリス・ドゥ・モンタルト)に土下座して
船を出してくれと必死に懇願する長次郎。





長次郎がいなくなったことに気付き心配する惣之丞たちの元に
昨夜イギリス船に乗り込んで密航しようとした者がいたと
突然、亀山社中に長崎奉行が乗り込んで来た。

適当にはぐらかす惣之丞たち。陸奥は急いで龍馬に知らせるため手紙を書き
他の者たちは手分けして長次郎を探しに行く。


長次郎は小曽根乾堂の屋敷に隠れていた。
社中の者が探しにきて長次郎の密航を知った乾堂は険しい表情で
奉行所が亀山社中を疑っていることを告げる。

急に表情が強張り、口に手を当て「うわああああー!! 」
と叫びながら崩れ落ちる長次郎。

「とんでもないことをしてしもたぁー!」と乾堂にしがみつき泣き喚く長次郎。

やりきれない表情で涙を流す乾堂。






長州 下関では桂小五郎を京の薩摩藩邸に迎え入れると
西郷からの知らせがあったと桂に報告する龍馬。
こうなったら薩摩と手を組んで突き進むのみと腹をくくった桂。

京に向けて出発しようとしている龍馬に大切にしていた拳銃を贈る高杉晋作。

高杉晋作

「坂本さん、あなたは長州の恩人じゃ。
 つまり、そりゃ多くの敵を作ってしもうたぁいうことでもあります。
 これからは日本の為に働くおつもりなら、
 坂本さん・・・あなたは決して死んじゃあならん」

「分かった」と微笑む龍馬。

そして高杉は槍の達人である三吉慎蔵(筧利夫)を警護につけてくれた。

三吉慎蔵(筧利夫)


そんな時、陸奥からの手紙が届き長次郎の大変な状況を知った龍馬は
慌てて長崎 亀山社中に戻った。



亀山社中に到着した龍馬は部屋の布団で眠るように安置されている
長次郎の遺体を見て愕然とする。
顔にかけられた布をそっと取る龍馬。

自分でケジメをつけると切腹したと泣きながら言う池内蔵太。

池内蔵太


長次郎が龍馬に宛てた手紙を渡される。

≪坂本さん、どうかわしを許してつかわさい。

 わしは社中のみんなを裏切ってしもうたがです。

 わしがイギリスへ密航しようとしたがは、申し開きようの無い事実やき。

 わしの不始末で社中に迷惑を掛けるわけにはいかん。

 わしは・・・腹を斬るがです。

 けんど、切腹は侍にしか許されん。

 これでわしはやっと本当の侍になれるがじゃき。

 坂本さん女房には宜しゅう伝えてつかわさい。

 百太郎まだまだ幼いですき、何かあった時はどうか助けてやってつかわさい。

 日本を変え立派な独立国にするいう夢は、みんなに託すがです。

 必ず成し遂げてつかわさい。≫


手紙を読み終わった龍馬はやりきれない表情。

「何を言いゆう、何をやりゆう長次郎!
 一緒に日本を変えるがじゃなかったがかっ」
と両手で長次郎の頬を持って語りかけ、長次郎の名前を泣き叫ぶ龍馬。



長崎奉行所は長次郎が死んでも、密航の一件を調べ続けたが
グラバーも小曽根乾堂も一切そのことは話さなかった。



長崎奉行 朝比奈昌広に長次郎の自決について取調べを受ける龍馬。

密航しようとして切腹したのではないか?と聞かれても
長次郎は亀山社中の優秀な勘定方であり、密航については全く知らないと言い張る龍馬。

「近藤長次郎は侍ですき、侍が訳あって腹を斬ったがです。
 それをあれこれ詮索することら、無用にございますきっ!」と部屋を出ていく龍馬。

「おまえと違って・・・なかなか顔色を変えん男じゃのう」
とペットのカメレオンに話しかける朝比奈。





丸山の料亭 『引田屋』に一人で来た龍馬はお元を指名して部屋に呼ぶ。

「お元・・・おまんの言う通りじゃった。わしは・・・おめでたい男じゃった。
 みんなが笑うて暮らせる国を作る、それは容易いことではないけんど・・・
 分かっちょったけんど・・・わしゃそれを思い知ったがぜよ・・・」

神妙な眼差しでじっと龍馬の話を聞くお元。

お元

踊ってくれとニッコリ微笑んで言う龍馬に

「もう一人のお方は・・・??」ともう一つの御膳を見て不思議そうに聞くお元。

「おまんと同じように異国に行きたいと・・・夢見た男じゃ・・・」


お元が舞いを披露すると、もう一つの御膳の上に長次郎の写真を置く龍馬。

「約束通り・・・今夜はおまんと・・・二人で飲むがぜよ」
と長次郎の御膳のおちょこに酒を注ぎ微笑む龍馬。

涙を浮かべながらおちょこの酒を一気に飲みほすと同時に
龍馬の頬をこぼれ落ちる涙。

長次郎の写真の上に一粒の涙が落ちる。。。。


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龍馬伝 第33回 あらすじ

第33回 「亀山社中の大仕事」 (8/15放送)

長州の為に薩摩の名義で軍艦と銃を用意すると西郷が決意したという
龍馬からの手紙を読む桂小五郎。

長崎に戻ってきた龍馬は小曽根邸でグラバーに商談を持ちかけるが
薩摩藩の者がいてないことを疑問に感じ、危ない橋は渡らないと帰ってしまう。

この様子を側で見守っていた小曽根乾堂は
金の出所が分からないのに取引をする商人などいてないと龍馬にアドバイスする。


長州と手を結ぶ計画が途中で漏れてしまったら薩摩は窮地に立たされるので
何よりも幕府を警戒している西郷は動かずに京 薩摩藩邸に留まっていた。



惣之丞と長次郎らと共に軍艦と武器の仕入れに長崎の町を奔走する
龍馬たちを偶然見かけたお元は後を付ける。

すると、ある店からキリシタンとバレた女が叩き出され
店の主人から奉行所に突き出してやると引っ張られていた。

思わず駆け寄ろうとする龍馬にイエス・キリストのことを指す
耶蘇(やそ)と関わってはいかんと必死で止める長次郎と惣之丞。

その様子を隠れキリシタンであるお元がじっと見つめる。

お元




亀山社中に戻った龍馬たちは武器が調達出来ず途方に暮れている。

「大事なことを隠しちゅうゆうがは・・・
 どーいても見破られてしまうがぜよ・・・」とつぶやく龍馬。




グラバー邸で開催された大浦慶の誕生日パーティーで舞いを披露するお元。
舞い終えたお元は乾杯後にそっと廊下の椅子に座って休憩していると
十字架のキリストの置物に目が留まり辺りを警戒しながらそっと十字をきり祈る。

背後に気配を感じたお元が振り返ると、そこには険しい顔をした龍馬の姿が。
他の者に侵入者と騒がれた龍馬の元に皆が集まる。

グラバーにもう一度話を聞いて下さいと、剣を腰から抜いて前に置き
侍としてではなく一人の日本人として話を聞いてほしいとお願いする龍馬。


10分だけ時間を与えるとグラバーの書斎に通された龍馬。

「グラバーさんは日本はお好きですろうか?
 イギリスからこんな遠い国まで来て、嫌になることは無いろうか?」

「勿論ありますよ、でも私は商売の為に来たんです」

「なるほど、金が稼げるがやったらど~でもええいう訳ですのう」

「はっ!」と席を立とうとするグラバー。

「あーいやいやっ、それでえ~がです。商売いうがは風向きを読まんといかん。
 風向きによっては、金の流れが変わってしまうきにのう~」

「何が言いたいのですか?」少しイラつくグラバー。


「グラバーさん、もし日本がこれからどうなるかが分かったら、いや、
 それを自分で決めることが出来たら、グラバーさんは大儲け出来るがですか?」

「うちも聞きたか話ねっ」と突然、大浦慶が入ってきた。

驚く龍馬に自分を差し置いてグラバーと二人で話するのはおかしいと言う。
坂本さんは船を探しているから、お慶の専門外だと言うグラバー。

船で日本のこれからを決めることが出来る?と興味深々のお慶に
観念したかのように、それならお慶さんもこの話を聞いて下さいと言う龍馬。

龍馬 グラバー お慶


実は薩摩が買おうとしている軍艦と銃の金の出所は長州だと暴露する龍馬。

「何の話?」と意味が分からない様子のお慶。

「徳川幕府はもうすぐ終わるろ。
 薩摩と長州が手を組んで幕府にとって代わるきにのうっ!」と笑う龍馬。

「ええっー!」と驚くお慶。


だからグラバーが軍艦と銃を仕入れてくれたら、この日本は大きく変わると言う龍馬に
“ 日本の仕組みを変える ”とはそおいうことだったの?とお慶。

「日本を守る手立ては、これしかないがやき・・・」

「日本を守る?」思わず立ち上がるグラバー。

「ハッ、ハンッ、グラバーさんにとってはど~でもいいことですろ
 イヤイヤイヤ、それで構わんがですき~。
 わしゃのう、今グラバーさんに金儲けの話を持ちかけちゅう」とグラバーの肩を叩く。

長州はいくら用意できるのか?とお慶が聞くと「15万両」とボソッと言う龍馬。
「ええっー!」「15万両!?」と驚くお慶とグラバー。

長州の桂小五郎が書いた証書を懐から取り出し机の上にポンッと置くと
慌てて確認するグラバー。

「わしゃのっ、もうなんちゃ~隠し事はしやせん。
 もう全部、全部、もう全部話してしもうたがじゃきー
 後はこの話に乗るか乗らんかは、グラバーさん次第ぜよ」と強気の龍馬。

すると自分が受ける!仲介に立って良い人を紹介してあげる!と乗り気のお慶に
いきなり慌てて「一つだけ質問がある!」と焦り出すグラバー。

「あなたの取り分は?」と質問するグラバーに

「一銭もいらんがじゃ」と答える龍馬。

何故?!と意味が分からない???といった様子で呆れるグラバー。

「今言うたろっ、わしらは日本を守りたいだけだがじゃ。
 私心があっては“ 志 ”とは言わんきにの」

「シシン??」

「自分のことら、どぉ~でもええゆ~ことぜよっ! ハハハハッ!」と笑顔の龍馬。

「軍艦と銃を都合しましょ」とお慶から証書を取り上げるグラバー。
慌てるお慶に「こんないい儲け話を断るわけにはいかない!」とグラバー。


龍馬にキリシタンだということがバレてしまったお元は不安を隠しきれない様子。
パーティー会場に戻ってきたグラバーに龍馬のことを聞くが龍馬は帰ったと言われる。



亀山社中に戻ってきた龍馬から商談が成立したと報告を受け抱き合って歓喜する皆。
今後の交渉は長州の人間にも参加してもらい、亀山社中からは惣之丞と長次郎に
任せると言う龍馬にどうして龍馬が参加しないのか?と陸奥。

難しいことは苦手だし、それにこの大仕事はみんなで成し遂げたいと言う龍馬。
「これは亀山社中の大仕事じゃ」と言う龍馬に盛り上がる皆。



グラバーとの商談はグラバー邸で誰にも知られないようにして始まった。
長州からはイギリス留学の経験があり英語が堪能な
井上聞多(加藤虎之介)と伊藤俊輔(尾上寛之)が参加した。

グラバー 長次郎




大坂 大和屋で長次郎の留守を守る妻 お徳の元に長次郎からの手紙が届く。

お徳

《 内容は言えないがこの国を守る為の大仕事を任された。
長州人から聞くイギリスに興味が湧き、いつか自分もイギリスに留学したい。
その時は、おまんと息子の百太郎も一緒ぜよ。
早く親子3人水入らずで暮らせる日がきたらいいのう 》

「お父ちゃん頑張ってるで、百太郎」と微笑む徳。





丸山の料亭 『引田屋』で商談成立を向かえることとなり喜ぶ長次郎たち。
部屋の外で警護にあたっていた龍馬は廊下でバッタリお元と会う。


お元 龍馬

部屋にいるのは長州藩士だと知ったお元は、自分がキリシタンだということを
秘密にしてくれたら、このことは奉行所に密告しないと龍馬の手を取り言うお元。

お元の手を払いのけた龍馬に怒って密告しに行こうとするお元に
部屋を出る前にわしの刀がおまんに届くと剣を抜く素振りをする龍馬。

が、心配しなくても誰にも言わないと笑顔になる龍馬。
世の中には色々な人がいる。耶蘇を信じたいゆう奴もおる・・・。


けど見つかったら酷い仕打ちを受けると分かっていて
どうして異国の神を拝むのか?と聞く龍馬。

「うちの全てですけん。この世の苦しみを、神が与えてくれんしゃった試練やけん
 その苦しみば乗り越えれば天国に行けるとです」


「おまんは、どればー辛い思いをしゆう?
 奉行所の隠密をしゆうがは金のためかえ?」冷たく言う龍馬。

「何が悪かと!芸子はみんな親に売られた女ばい!
 早うお金ば貯めて一日でも早うこっから抜け出したかってみんな思うとるとよ!」
泣きながら叫ぶお元。

「おまんは売れっ子じゃろうが、こぉんな綺麗な芸子わしやち見たことが無いぜよ。
 おまんなら幕府の隠密らせんでも金ならすぐに貯まるろ」とお元の手を掴み言う龍馬。

「うちが逃げ出したかとは、こん国ですっ!
 こん国おったって・・・よかことなんか何もなか」と手を払いのけ涙ぐむお元。


「こんは取引です、うちのことば喋ったら、うちも坂本さんのことば喋ります!
 そいが嫌やったら・・・あんごとは忘れて!」と強気に言うお元。

「分かった」とお元を真っ直ぐ見る龍馬。

「必ずばい」

「約束するき」と笑顔を見せうなずく龍馬。


頬を涙で濡らしたお元がサッと部屋から出て行こうとすると龍馬が声を掛ける。

「お元ぉ~、わしはのう・・・この国を変えようと思うちゅう・・・
 おまんが逃げ出したいと思うような世の中は・・・のうなるがぜよ」

「坂本さんが創りたかとは・・・みんなが笑うて暮らせる国」

「そうじゃ」と笑顔の龍馬。

「おめでたかお方」と言い残し部屋を出ていくお元。




西郷と桂に手紙を書く龍馬。

《 後は「ユニオン号」を待つだけ。
  薩摩はもはや手を差し伸べたも同然。
長州はその手を握らんといかんがじゃき!
この薩長の密約が徳川幕府の世をひっくり返すがぜよ! 》

龍馬


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龍馬伝 第32回 あらすじ

第32回 「狙われた龍馬」     (8/8放送)

薩摩と長州の手を組ませるいう龍馬の秘策は
西郷の心変わりによって実現出来なかった。

慶応元年(1865)6月 
龍馬と中岡慎太郎は西郷を追って殺伐とした京の都へ入った。


京 薩摩藩邸にいる西郷に面会を申し出る龍馬と中岡だが
今は会えないと面会を拒否される。

西郷吉之助

「また出直してきますき」と笑顔の龍馬に、
身の危険を冒して京にまで会いにきたのにと納得がいかない中岡。

西郷が下関に来なかったのは何か訳があるはず、
西郷と向き合う機会は必ず来るという龍馬。

二人が一緒にいると人目について新撰組に狙われるので
中岡は先斗町の馴染みの芸子の元に、龍馬はお龍のいる寺田屋に行く。



その頃、龍馬たちと下関で別れた陸奥陽之助が、長崎でカステラ作りをしながら
待っている亀山社中の元に帰ってきた。

西郷が来なかったことを聞き憤りを感じる皆。
そして龍馬と中岡が西郷を説得しに京に向かったと聞き
今、京に入るのは殺されに行くようなもんだと心配する。



長州 芸州口陣屋に戻ってきた高杉晋作は武器が手に入らなかったと詫びるが
高杉が戻ってきて心強いと喜び、倒幕に向けて一致団結する桂小五郎たち。

高杉晋作桂小五郎



大阪城では「そこまでして長州を討たねばならんのか」と乗り気でない徳川家茂に
長州征伐を成功させてこそ徳川幕府はあると説得する将軍後見職 一橋慶喜。




突然現れた龍馬に寺田屋の女将 登勢は困惑した表情になる。
新撰組の近藤勇が来ているので顔を合わせては駄目だと小声で言う登勢。

登勢

新撰組の近藤勇と聞いて、池田屋事件で攘夷派の志士たちや望月亀弥太を惨殺された
ことを思い出し、思わず剣を握り締める龍馬だが思いとどまる。
登勢に迷惑を掛けてはいかんと立ち去ろうとする龍馬。


あっ!と思い出したかのように振り返りお龍に会ってから行くという龍馬に、
お龍は今、近藤勇の酒の相手をさせられていると言いにくそうに言う登勢。

それを聞いた瞬間、龍馬の顔が曇り、お龍に客を取らせているのか?と聞く龍馬。
うちはそんな宿とは違う!と言い返す登勢。
近藤勇はお龍を目当てに通ってくるので断ることが出来ないと困った顔をする登勢。


険しい顔をした龍馬は、登勢が止めるのも無視して黙ったまま二階に上がっていく。

部屋の前にくると、自分の近くに寄るよう嫌がるお龍の手を引っ張る様子が中から聞こえ
思わず持っていた笠を廊下に激しく叩きつけ、激しくフスマを開けて近藤を睨む龍馬。

近藤勇 お龍

しばらく睨むような表情で沈黙した後に、笑顔で「やっぱり近藤さんでごわしたか~」
と西郷吉之助の親戚だと嘘をつき薩摩藩士になりすまして話を盛り上げ、
酒を持って来いと言って、お龍を逃がす龍馬。

せっかく逃がしてくれたのにと止める登勢に、もし正体がバレたら龍馬の命が危ないと
また近藤の元に戻ろうとするお龍。


龍馬はわざと新撰組を非難するようなことを言うので、途中で龍馬が薩摩藩士でない
ことを悟った近藤は剣を抜こうとするが、酔いが回りその場で倒れてしまう。

慌てて部屋の戸を開けるお龍。

「もし、亀弥太が斬られた直後じゃったら、わしゃこの男を斬っちょったかもしらん。
 けんど、それをやったら、わしも同じじゃ言うことになる」

近藤にはかなり酒を飲ませたから朝までは起きないだろうと言う龍馬。


風呂に入ってくると言う龍馬に、龍馬のことを探す侍がいるとお龍が忠告すると

「ちっくと挨拶してくるかのう、コソコソするがは性に合わんきの」と鋭い目をして
行こうとする龍馬を必死で止めるお龍に「嘘じゃ」と笑顔で言う龍馬。



外で薪の火加減を調節しながら湯船に浸かる龍馬と会話するお龍。

「人を動かすいうがは、まっこと難しいのう・・・
 それが国を背負いゆうお人らやったら・・・尚更動かん・・・」

「坂本さんは日本を守る為に働いてはるとか? そんな大変なことをお一人で?」

「一人じゃないき、わしには仲間がおる。亀山社中のみんながわしを支えてくれちゅう」

「亀山社中?」

「ま~だ、こんまいこんまい奴らじゃけんど~
わしゃこの亀山社中が日本を変える大きな力を持ちゅうと信じちゅう」

「会うてみたい・・・坂本さんのお仲間に」


と先ほどから龍馬の衣服などを物色している怪しい者に気付いていた龍馬が

「誰ぜっ」ときつく言うと

「そやさかい、今言った・・・」えっ?!って感じのお龍。

「男の裸を見て面白いかえ? 顔を見せや」と龍馬が湯船から立ち上がると

バーンと戸を開けて「やっぱり坂本君だ~」と入ってきたのは
千葉道場の千葉重太郎だった。

「先生!」と驚く龍馬。

「やっと会えた~! 坂本く~ん!」と裸の龍馬に抱きつく重太郎。



夕食を用意してきた登勢とお龍の前で、龍馬のことが忘れられない妹の佐那の為に
道場へ戻ってきて佐那と夫婦になってほしいと必死に懇願する重太郎。
気を遣って部屋から出て行く登勢とお龍だが、部屋の外で聞き耳を立てるお龍。

自分にはやらなければならないことがあるときっぱり断る龍馬だが
諦めきれない重太郎は今晩一緒に同じ部屋に泊まると言い出す。


龍馬に思いを寄せているお龍を心配した登勢は、

龍馬みたいな男に惚れると不幸になる、
龍馬は一人の女を幸せにするために生まれてきたのではない、
あのお人が幸せにしたいのは世の中全てのお人だと語りかける。

龍馬のことななんか何とも思っていないからそんな心配は無用と言うお龍。

そんな二人の会話を陰からそっと伺っている重太郎。



目を覚ました近藤勇が降りてきて、岡田以蔵を逃がした男だと龍馬のことを思い出す。
慌てて龍馬はもう帰ったと誤魔化す登勢とお龍。

近藤勇

突然、登勢を突き飛ばしてすごい剣幕で刀を抜き龍馬を探しにいく近藤勇。

龍馬と重太郎が寝ている部屋に入ってきた近藤は龍馬めがけて刀を突き刺すが
一瞬で起き上がった龍馬と重太郎も剣を抜く。

「君が誰だか知らないが坂本君に危害を加えるのなら、
 この千葉重太郎がお相手いたそう」

「千葉重太郎?!」

「北辰一刀流・・・千葉重太郎先生じゃ」

「お止め下さい近藤様っ!」と突然龍馬の前に立ちはだかるお龍。

「下がっちょけぇ」とお龍の前に出て刀をしまう龍馬。

しばしの睨み合いの後、刀をしまい無言で立ち去る近藤勇。


新撰組に狙われているのか?と言う重太郎に
わしのような者はいつ何処で誰に狙われるか分からんと答える龍馬。

龍馬 重太郎



翌朝、龍馬には告げずに宿を立つ重太郎を見送る登勢とお龍。
外を出歩く時はくれぐれも気を付けるようにと龍馬への伝言を頼む重太郎。
「坂本君のことを宜しく頼む」とお龍に言う重太郎。

その様子を起きて来た龍馬が陰からそっと伺っている。
重太郎が去って行った後を見て、そっとお辞儀をする龍馬。


朝食を食べる龍馬の側で微笑むお龍。

龍馬 お龍

「お龍殿、無理に嫌な客の相手をすることはないぜよ」とお龍を気遣う龍馬。

「そのうち、長次郎たちにも会わせる」とおもむろに言う龍馬。

「えっ?」とお龍。

お龍

「昨日言うたろ、わしの仲間に会いたいち」と微笑む龍馬。

「そ~の~う~ち~のっ」とおどけて笑う龍馬に「はい」とはにかむお龍。



そこへ中岡新太郎が龍馬を訪ねてきた。
西郷の遣いがきて、会いたいと言ってきたという。

早速、二人は薩摩藩邸に向かった。廊下を背にして部屋で西郷を待つ二人。
そこへ現れた西郷は「すんもはんでした!」と廊下の板張りで土下座する。

龍馬たちの苦労を無駄にしたことを深く詫びる西郷に
下関を素通りした理由を聞く龍馬。

西郷 龍馬


船に幕府の隠密が潜んでいて、一人は切り殺したが一人には逃げられ
もはや自分たちの行動が幕府にバレていると思い下関行きを断念したが
ここ数日の動きを見ていると幕府にはまだ知られていないと思うと答える西郷。

ならばもう一度、長州の桂小五郎と会って下さいと促す中岡に
桂も激怒しているはず、自分は信用を無くしてしまった、もう今更遅いと諦める西郷。

だからといって長州征伐に参加しなければ今度は薩摩が狙われることになり
問題は何も解決しないと西郷に詰め寄る中岡。

中岡慎太郎


「そうじゃ!手土産を持っていくゆうがはどうぜよ」と笑顔で振り向く龍馬。

「・・・・」

「申し訳ないことをした時には、ごめんちゃ~言うて
 手土産の一つでも置いていくがが当たり前ですろ。
 そしたら長州の者らも機嫌を直してくれるかもしれんぜよ」

「手土産・・・」

「ほうじゃのう、例えば~ 軍艦10隻とミニエー銃1万丁」

「軍艦?」と思わず立ち上がる中岡。振り向く西郷。

「高杉さんらが長崎で探し回っちょったもんじゃ~。
 まっ、軍艦10隻は無理かもしれんけんど1隻ば~なら薩摩でなんとかなるろ~」

「なんぼ薩摩やち11万丁の買い物ら藩が黙ってないぜよ」と中岡。

「それはたやすいこと、幕府には薩摩の長州攻めに欠かせん武器じゃち
 言うたらええがじゃ~」

「・・・・」

「あっ、それでも、西郷さ~ん 長州にこっそり武器を運ぶがは
 わしら亀山社中が請け負いますき~」

「・・・・」


「もう言葉だけじゃ長州は信用してくれんがじゃ。
 薩摩のっ!覚悟を示さんといかんぜよっ!」

「・・・・」軽くうなずき龍馬を見る西郷。うなずく龍馬。

「フッッ、ハッハハハハ! 坂本ど~ん
 おまんさんはまっこて面白かこつ思いつくお人じゃ ハッハハハハ!
 手土産に軍艦と銃ごわすかっ アハハハハッ」と龍馬と顔を見合わせて笑う西郷。

「じゃっどん・・・そいゆうやってしまったら・・・
 幕府に戦を仕掛けっとと同じこつごはんなぁ・・・」と神妙な表情になる西郷。

「そうじゃ、も~う後戻りは出来ん」と真剣な表情で言う龍馬。

「・・・・」

「西郷さん・・・」と中岡。

「・・・・分かりましたっ!軍艦と銃を用意しもす」と力強く言う西郷。

嬉しくて言葉にならない龍馬。

「龍馬あっ」と涙声でうなずく中岡。

「有難うございます!西郷さん!」と大声で喜ぶ龍馬。

「有難うございます」と泣きながら言う中岡。

大喜びする二人を見て少しはにかむような笑顔の西郷。


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龍馬伝 第31回 あらすじ

第31回 「西郷はまだか」    (8/1放送)

豪商 小曽根乾堂は長崎の町を見下ろす亀山というところに
龍馬たちのために一軒家を用意した。

薩摩と長州の手を結ばせるという至難の業を成し遂げるための拠点として
坂本様たちの大仕事を手伝ってみたいと乾堂の弟の英四郎が頼んだのだった。


海軍操練所の残党でしかない自分達の名前をつけようと長次郎が提案する。

長次郎 「日本独立党いうがはどうですろ」

陸奥 「大袈裟すぎるやろー」

惣之丞 「船乗り侍ゆうがはどうじゃ」

長次郎 「船乗り侍?!」 みんなが笑う

龍馬 「ほんなら、これならどうぜ!」
と亀山社中と書いた瓦を見せて社中とは仲間と言う意味という。

「わしは~船乗り侍のほうが・・・」とボソッという惣之丞を無視して
「ええやないですか~」「響きがえ~」とみんなが気に入ってあっさり決定した。




龍馬の必死の説得に応えた西郷のために
早速、龍馬は陸奥と共に高杉晋作の元へ向かうこととなった。

しかし龍馬は一抹の不安があった。
それは“ 薩摩と長州が手を組む ”と一筆書くよう西郷に促したが
もしこの企みが漏れたら、その瞬間この話は無くなってしまうと拒否されてしまった。

西郷は藩論をまとめるために薩摩に向かっていた。
薩摩が生き残るためには長州と手を組んで幕府を上回る力をつけなければならないと
船内で家老 小松帯刃を説得する西郷。




龍馬と陸奥は高杉晋作に会いに大宰府天満宮 延寿王院に到着した。
そこには元土佐勤皇党員で龍馬が脱藩した時におなじく土佐を飛び出した
中岡慎太郎(上川隆也)がいた。久しぶりの再会で喜ぶ龍馬。

中岡はここで公家の三条実美をお守りしているという。
かつて武市半平太と攘夷を実行しようとしていた三条実美が
攘夷失敗に終わり薩摩に追われ都落ちしてここで身を寄せていた。


あいにく高杉晋作はここにはいておらず、龍馬は三条実美と面会する。
三条は高杉と中岡に恩を感じており、長州人と面会するには自分の承諾がいるという。
仕方なく龍馬は高杉と面会したい理由を話す。

「幕府を倒して新しい国の仕組みをつくらんといかんがです。
 幕府を倒すためには長州と薩摩が手を組む他ないがです」と毅然と言う龍馬。

「さっ、薩摩ー!」と慌てる公家たち。

「それが長州を救う唯一の道でもあるんです」と陸奥が静かに言う。

西郷もそのつもりでいると言う龍馬に、手紙などの証拠となるものを見せろと言われ
それは無いと答える龍馬に、それなら信用できない長州が信じる訳がないと三条実美。
ならば信じてもらえるよう自分が説得するしかないと強気の龍馬。


神戸村から長崎への航海の途中に嵐にあったことを面白可笑しく話す陸奥に
三条実美ら公家たちは興味津々で身を乗り出し聞き入って楽しんでいる。
今度は坂本の話も聞かせろと大喜びする公家たち。


龍馬と中岡慎太郎は二人で縁側に座り酒を酌み交わしている。
武市さんのように強い志を持っている長州を助けるために東奔西走していたという中岡。

自分は武市さんに会って目が覚めた。
武市さんのように一切の私心なく天下の為に働きたいと笑顔で言う中岡。

「そうじゃのう・・・わしも自分のことはどうでもええ・・・
 ただ、この国を、ただ日本を守りたいだけぜよ・・・」と龍馬。

実は長州を助ける為には薩摩と手を組む以外ないと自分も龍馬と同じ考えを持っていた。
西郷の一筆がなくても長州を説得する手立てがあるはずと言う中岡新太郎。


そこへ陸奥が慌てて龍馬を呼びにきた。
陸奥から龍馬の話を聞かせてもらって、嘘も詭弁も使わない誠実な人間だと判断し
“ 坂本龍馬を信じて薩摩と手を組め ”と桂小五郎宛に書いた手紙を龍馬に手渡す三条。

三条実美


その手紙を持ってすぐに長州に行け!
そして自分が西郷を説得して下関まで連れて行くから待っておけと喜ぶ中岡。

「三条様、必ずや長州と薩摩を結びつけてみせますき!」と力強く言う龍馬。



薩摩と長州が手を組む。この驚天動地の企みをこの時はまだ幕府は知らなかった。

将軍後見職 一橋慶喜は戦を嫌がっている第14代将軍 徳川家茂(中村隼人)を
無理やり大阪に出陣させて更に長州を追い込もうとしていた。






長崎 丸山の料亭 『引田屋』で食事をする小曽根乾堂、大浦慶
イギリス商人のトーマス・グラバー、ウィリアム・オールト。

大浦慶

イギリス商人はもう幕府としか取引しないのか?と聞く小曽根に
どこの藩も金が無い、薩摩でさえもと答えるグラバー。

店を出て別れ際に大浦慶が小曽根に言う。

これからも幕府が栄えるなどと言いながら
“ 世の中の仕組みを変える ”という龍馬の世話をやくということは
本当にそうなることも考えているからではないのか?

「あげん人がそげん大それたことば、ただの脱藩浪士ですたい」と小曽根。

「ツバばつけたとはうちが先たい、べ~だ」と大浦慶。






降伏せよという幕府の要求を一蹴した長州は臨戦態勢になっていた。
幕府の攻撃に備えてピリピリしているところへ龍馬と陸奥が到着する。

龍馬 陸奥

龍馬たちが加勢に来てくれたと思い
今から出兵するので一緒に行こうと言う桂小五郎。

ここに来たのは長州と薩摩を結びつけるためだと話すと
一斉に槍を向ける長州兵たちに「黙っちょれえー!」と一喝する龍馬。

薩摩の西郷吉之助が手を組むと言っている、そうなれば長州は幕府を大きく
上回る力を持つことになると説明する龍馬。


「貴様見てみい!オラッ!
 俺達長州人はなあ皆、草履の裏に薩賊と書いて踏みつけとるんじゃ!」
と草履を投げつける長州兵。

「薩摩のせいで僕らは朝敵にされ
 日本中を敵に回すことになってしもうたんじゃ」と桂小五郎。

「薩摩を腹の底から憎んでるゆーことは、よー知っとるわ!
 けど薩摩は考えを変えたんや!」と陸奥が大声で言う。


今更自分たちに同情したということなのか?と桂が聞く。

同情ではない、幕府に交易を支配されてる今、薩摩の台所は苦しくなり
そして長州攻めに参戦すればますます国力は衰えてしまう。
薩摩もまた窮地に立たされていると答える龍馬。

「薩摩も長州も生き残る道はのうっ!
 長州と薩摩が手を組んでえー幕府を倒すしかないがじゃー!」と叫ぶ龍馬。

西郷が手を組んでもいいと言う証拠は?と言う桂にそれは無いと答える龍馬。
「無いだとー!」「話にならんわー!」とざわめき立つ長州兵たち。


「けんどのうっ!これを見いやあー!三条実美様からの手紙じゃ。
 読んでつかわさい桂さん」と手紙を差し出す。

手紙を読み終わり「僕が・・・分かったと言うたらどうなるのか?」と聞く桂。
どよめき立つ長州兵たちに「黙っちょれー!」と一喝する桂。

西郷も長州と手を組むために今必死で藩論をまとめている。
そして中岡が西郷を下関まで連れてくるから到着を待ってほしいとお願いする龍馬。

「西郷殿を迎える仕度をせい!
 馬関海峡を渡ってくる船をむやみに撃っちゃいけんぞー!ええのー!」と桂。

龍馬の言うことを信じると言う桂小五郎に感謝し礼を言う龍馬。



しかし薩摩に入った中岡は・・・
「藩論がまとまらんのじゃ」と渋い表情の西郷に
「薩摩が行かんとこの話は流れてしまう」と苦渋の表情。

西郷吉之助





その頃『引田屋』では“ 亀山社中 ”の仲間として新たに加わることとなった
池内蔵太の歓迎会でみな盛り上っていた。

池内蔵太

酒に酔っ払った蔵太に近ずき龍馬のことを探ろうとするお元。
長州征伐の話をふるお元に、「薩摩の力があったら長州は負けん!」
と思わず口走ってしまい、慌てて今のは冗談と誤魔化す蔵太。

お元


翌朝、長崎奉行 朝比奈昌広にそのことを報告するお元。
薩摩と長州は犬猿の仲だとお元の報告を信じない岩堀文治郎に

実は長州のために働いている中岡新太郎なる者が
薩摩に入ったという知らせを受けている。
何か不審な動きがあるのかもしれないという朝比奈。





そして龍馬らが下関に到着した日から既に15日が経っていた。
今だ西郷は現れず、いてもたってもいられない様子の龍馬。

「坂本くん、長州と薩摩の盟約を成し遂げたら
 君は薩摩に取り立てられるのか?」と桂が聞く。

「いや・・・そんな約束は無いがじゃ」と答える龍馬。

龍馬 小五郎

「じゃあ何の為に君はこんなことをしとるんじゃ?
 僕らを結びつけて君に何の徳があるんか?」

「桂さんらに日本を守ってもらわんと・・・この国の将来はないがじゃ。
 わしの望みはのう桂さん、日本が独立して西洋諸国と肩を並べられる国に
 なることだがじゃ。その為には、それを成し遂げるためには・・・
 わしら・・・命は惜しまん・・・」

「君は・・・日本のために命を掛けちょるのか」

「と、言うたち死んでしもたら全~部お終いだがじゃ。
 命を捨てる訳にはいかんぜよ」と桂の前に座り込みおどける龍馬。

「それによ、桂さんわしには約束があるがじゃ~
 いつか土佐におる親・兄妹とみんな~を船に乗せて世界中を見て回るちゅう夢がのう」

「君はやっぱり面白い男じゃ~」思わず笑い出す桂。

「じゃが僕は親・兄妹と一緒に世界を回るなんちゅう
 呑気なことは言うちょられん・・・ 
 僕の肩には長州の命運が掛かちょる・・・」

少し微笑んだ後に「僕はいつまで待っとりゃいいんじゃ」と複雑な表情を見せる桂。

「どうか、わしを、西郷さんを、信じてつかわさい」

龍馬





まだかまだかと焦る中岡新太郎の元に、殿のお許しが出た!と笑顔で報告する西郷。
直ちに長州へ向けて出航するぞ!と中岡の肩を叩く西郷。
「やったー!やったぜよー!」と歓喜する中岡。

西郷を乗せた薩摩の船は下関を目指し昼夜を問わずひた走っていた。
しかしその船の中には二人の隠密が潜んでいた。

隠密が文書を漁っているところに偶然出くわした西郷は
慌てて隠密を取り押さえるが一人は取り逃がしてしまった。





「薩摩の船がー!」と慌てて龍馬の元に走りよって泣き崩れる陸奥。

とそこへ中岡新太郎が現れ「す、済まん、済まんちやー」と土下座する。

中岡慎太郎(上川 隆也)

「さ、西郷はどうしたがじゃー!」と叫ぶ龍馬

「下関には行かん言いはじめて、京へ向かうてしもうたがじゃー!」と中岡。

「ど、どういてー!?」

「分からんがじゃー!」

ウォーっと拳を地面に叩きつける陸奥。


「坂本くん・・・君の言葉を信じた僕が馬鹿じゃった」と淡々と言う桂。

「桂さん違うき、違う、違うんじゃ桂さんっ!」

「西郷はまっこと長州と手を結ぶ気でおったがじゃ」と必死で弁解する中岡。

「じゃあ何で来んかったー!!」と怒鳴る桂。

何も言葉が出ない龍馬と中岡。


「結局、西郷にはそれしきの志しかなかったっちゅうことじゃ」と桂。

「まっ、待ってつかわさい」

龍馬の目の前で突きつけるように剣を横にして
「二度と僕の前に現れるな」と睨むようにして言うと立ち去る桂。

桂小五郎


悔しさと無念でたまらない表情の龍馬は何も言葉にすることが出来ない。

「西郷の腰抜けがっ!ちきしょー!」と陸奥。

「どういてだがじゃー!」とその場に仰向けでジタバタ暴れる中岡。


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龍馬伝 第30回 あらすじ

第30回 「龍馬の秘策」     (7/25放送)

元治元年(1864) 12月 下関 功山寺で長州による反乱が起こった。

「長州はもう幕府には従わん、我等は独立するんじゃ!」
と刀を振り上げる高杉晋作。

高杉 晋作

「日本中を敵に回そうと、長州は最後まで戦いぬくぞー!」と桂小五郎。




京 二条城でその知らせを聞いた将軍後見職 一橋慶喜は
「やはり長州を生かしておくわけにはいかん、今度こそ叩き潰してやる!」

状況は幕府が圧倒的に有利だった。
けどそれは日本の利権を狙う西洋諸国にとって最も都合のいい形だった。




長崎 小曽根邸では船を借りることが出来なかったと意気消沈する龍馬たち。
明日にもなれば薩摩に連れ帰らされると焦り苛立つみんな。

と、そこへ突然現れたのは池内蔵太(桐谷健太)だった。「蔵太~」と喜ぶ龍馬たち。
土佐を脱藩してからは長州と共に幕府と戦ってきたという。
そして龍馬に会いたいという人がいてるからと、龍馬を連れ出す蔵太。



訳が分からず蔵太の後を付いていくと、そこで待っていたのは高杉晋作だった。

池内蔵太 龍馬

“ 君らは鶏だ ”と言われたのは初めてだと言う高杉に、
あれは“ 本質 ”だと答える龍馬。

もう幕府に日本を任せといてはいかん。この国を守るためにはみんなが幕府の元を
飛び出さんといかん。だから長州が独立すると聞いて本当に驚いた。
けど、それほどの藩がまだ薩摩といがみ合っているのは残念でたまらんという龍馬。

幕府だけでなく、長州征伐に加わる藩はみんな敵です。
2年前に上海に行ってきた。イギリス人に奴隷のように扱われているのを見て
国による侵略とはこういうことかと、その恐ろしさを肌で感じたと言う高杉。

高杉晋作

井上聞多、伊藤俊輔も密かにイギリスに留学していたという。
産業も学問も恐ろしいほど進んでいた。

「西洋文明の脅威を目の当たりにしたんです」と伊藤俊輔(尾上寛之)

「じゃき長州は攘夷を誰よりも叫び異国の船を攻撃したんじゃ」と井上聞多(加藤虎之介)

「もしこれが負け戦になろうとも己の信念を貫いて散るなら本望。
 じゃが容易くはやられはせんよ僕らは。正義は長州にあると信じちょりますから」
と微笑み去っていく高杉晋作。


「わしはあの三人を無事に逃がさんといかん」と池内蔵太。

池内蔵太(桐谷健太)

「わしは長州いう藩を誤解しちょったがやき・・・
 あれば~見識と信念を持っちゅうとはのう」と龍馬。

「その長州を幕府は滅ぼそうとしゆうがじゃ・・・
 正直言うて長州に勝てる見込みはないぜよぉ。
 こんなことがあってええがかえー! のう龍馬・・・」と悔しさを滲ませる蔵太。




長崎 薩摩藩邸

「もはや逃げられん、おいたちも兵を出すしかなかじゃろう」と家老 小松帯刃。

「戦に加わって長州を滅ぼしたなら、薩摩と大阪を結ぶ要の下関は
 幕府のもんになりますろ。西洋諸国との商いが幕府に支配されてしまう。
 我が薩摩の国力は落ち込んじょっとでごわす。
 もし長州の次に薩摩が狙われたならもはや太刀打ち出来もはんど」と反対する西郷。

「そげんならんこつ、幕府と上手くやっていくしかなかんのじゃ」と小松帯刃。





長次郎が持ってきたカステラを食べる龍馬たちは初めての味に感動する。
この南蛮渡来の菓子“カステイラ”を作って金を稼ごうと長次郎が提案する。

そしてカステイラを作っている工房を見学し、長次郎のレシピを素に
みんなでカステラ作りを始め試作が完成し感動する龍馬たちだが
試食してみると酷い出来でとても売り物にできるものではなかった。




長崎奉行は隠れキリシタンを暴くために紙に書いたマリア様の絵を踏ませていた。
丸山 引田屋の芸子たちも女将に連れられて踏み絵をさせられている。
お元も顔色一つ変えず役人の岩堀文治郎の前でマリア様の絵を踏み笑顔を見せる。




長崎の町を動かしているのは豪商と呼ばれる日本人の商人だった。

麻雀卓を囲む小曽根乾堂たちの前に龍馬と陸奥が現れ
長崎で商売がしたいので金を工面してほしいと小曽根にお願いする。
このことを西郷は知らないと聞き無言の小曽根。

すると卓を囲んでいた大浦慶(余貴美子)が龍馬を呼び、
どちらの牌を捨てたらいいか?と龍馬に聞く。

大浦慶(余貴美子)

困惑する龍馬は仕方なく一つの牌を選ぶと、その牌をあっさり捨てる大浦慶。
「はい、あがり!」と喜ぶ大浦慶。


馬鹿にされたと憤慨しながら町を歩く陸奥となだめる龍馬を見かけて顔を隠すお元。
茶店に入った二人を外の席に座って見張るお元。

「どれば~仲が悪うても商売の為に繋がっておかんといかん。
 あの麻雀はそ~ゆ~もんじゃとわしゃ思うき」と長崎商人のたくましさに驚く龍馬。

「見~つけた~」と大浦慶が店に入ってきた。
お侍さんにカステラの商売なんか無理だから止めとけという大浦慶に
商売をしたい訳でなく日本の仕組みを変えるのが目的という陸奥。

「ま~そいやったら尚更ツバばつけとかんといかんばい」とお金を龍馬に手渡す大浦慶。
「はあ?おまんにこれを借りるいわれは無いがぜよ」と困惑する龍馬。

「坂本さんば運ば持っとんなー、そがん人は大事にするとです」
と龍馬の手を握り嬉しそうに笑って出て行く大浦慶。

これでカステラの材料が買えると金を握りしめ店を飛び出していく陸奥。


こっそり帰ろうとしていたお元を見つけた龍馬は声を掛け呼び止める。
「夕べの芸子やないか~」と言う龍馬に「ご無事でしたか~」と適当に話すお元。

ところで今の話を聞いていたか?と聞く龍馬に焦るお元。
「まっこと恥ずかしいとこを見られてもうた~」とおどけて言う龍馬。

赤の他人に金を借りたのは初めてだという龍馬に
お慶さんは長崎でも有名なお金持ちだから気にすることはないと笑って言うお元。

龍馬が去っていく後姿を見ながら思わず呼び止め龍馬に駆け寄り
「世の中の仕組みば変えるて、どげん意味ですか?」と聞くお元。

「わしらは日本人みんな~が笑うて暮らせる世の中を作りたいがじゃ」
と微笑む龍馬にニッコリと笑顔になるお元。



長崎奉行 朝比奈昌広に龍馬のことを報告するお元。
褒美の銭を拾い「有難うございます」と頭を下げるお元。

朝比奈昌広


日が暮れて人目を気にしながら一人で大浦天主堂に現れたお元は
地下の礼拝堂に繋がる階段を下りていく。
扉を開けると信者たちが十字架を持ち祈りを捧げている。

お元

「マリア様・・・うちは・・・マリア様に足ば・・・
 どうか・・・お許し下さいませ・・・お許し下さいませ」と涙を流すお元。




薩摩に変える日が明日に迫ってもカステラ作りに苦戦する長次郎たちは
このままでは言いなりになるしかないと苛立っている。

「カステイラが出来んくらいでキリキリすな~」と呑気な口調で言う龍馬に
そんな悠長なことを言ってる場合ではないと長次郎が言い返す。

わしらの目的は日本を異国の侵略から守ることであって
カステラを上手く作ることでも、長崎に残ることでもないと言う龍馬。

そんなことは分かっていると言う惣之丞たち。


「ええか、志だけではの世の中は変えられんがじゃ」と龍馬。

「何い?」と不服そうな惣之丞。

「武市さんやち日本を守りたいゆう気持ちは同じやったがじゃ。
 けんど、志だけでは世の中は変えられんかった・・・
 わしらはそれを学んだはずではないかえ・・・
 武市さんらのあの無念を・・・無駄にしてはいかんがじゃ」と静かに語る龍馬。




翌朝、もう出航の準備は出来ていると小曽根に話す西郷。

「ばってんなかなか面白かお方です。
 柔らかか頭ば持っておられるこつは確かです」と龍馬のことを話す小曽根。

「坂本が~? ハッハッ」とお菓子を食べながら笑う西郷。

「ええ確かに。今までの仕組みが変わらんなら薩摩も私達も生き残れんかもしれません」


そこへ龍馬が勝手に部屋へ入ってきた。
「ど~いてもワシらを薩摩に連れて帰るがか?」と挑発的に言う龍馬。

「はぁ~ 坂本さ~ん」と溜息まじりで言う西郷。

「わしらが薩摩を助ける為に働くゆうと?」

「薩摩を助けるち?」

「このまま幕府の元におったら薩摩の将来はないがです」と静かに言う龍馬。

幕府に逆らうことが出来るわけがないし、戦になれば薩摩に勝ち目は無いと
呆れた様子で立ち上がり部屋を出て行こうとする西郷。

「ありますきっー!!」と大声で叫び、立ち止まった西郷の背中に向けて
「幕府に勝てる手立てがあるがじゃ!」と立ち上がる龍馬。

「それはの・・・長州と手を組むことぜよ」

「なんじゃち?」と思わず振り向く西郷。

その様子を静かに見守る小曽根乾堂。

小曽根乾堂


「長州は底力がある国じゃ、どこよりもよう学び、どこよりも戦う気力に満ちゆう」

「ハッ・・・何を言い出すとかぁ~」と苦笑いする西郷。

龍馬 西郷

「今の幕府は諸藩の支えが無うては戦も出来んがじゃ。
 薩摩を味方に付けんと長州を討つことも出来んろ」

「坂本おー」と声を荒げる西郷。

「薩摩がどっちにつくかでっ、勝負の行方が変わるがじゃ!」と睨みつける龍馬。

「・・・・」

「長州と薩摩が犬猿の仲じゃいうことはわしやちよ~う知っちゅう。
 けんどのう今はそおいうことを言いゆう場合じゃないろぉ。
 どれば~仲が悪いゆうても長崎の商人らは、小曽根さんらは麻雀をしゆうがぜよ。
 儲けのためには誰とでも手を組むしたたかさを長崎の商人らは持ちゅう」

「・・・・」

「西郷さん、わしら侍もつまらん意地ら捨てて
 長崎の商人を見習わんといかんがないろうかっ」と刀を前に差し出し言う龍馬。

「・・・・」

「薩摩が助かる道は、それしかないがです」

「フッ・・・んにゃ~そいはあり得ん」と首を横に振る西郷。

「西郷さん、わしが説得しますき!わしが、わしが説得してみせますき!
 西郷さん、一言、一言“うん”と言うてつかわさいっ!
 頼みますき!お願いしますきっ!西郷さんっ!」


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龍馬伝 第29回 あらすじ

第29回 「新天地、長崎」    (7/18放送)

明治15年(1882) 東京 千住にある鍼灸院で治療を受ける岩崎弥太郎は
同行している新聞記者の坂崎紫瀾の取材を受けている。

弥太郎 佐那


海軍操練所が閉鎖され、薩摩に向かった龍馬のその後を聞く坂崎に

「坂本・・・龍馬・・・あの方のことをお聞きになっているの?」と
目を丸くして聞くのは千葉佐那(貫地谷しほり)だった。

龍馬を主人公に連載の物語を書くそうぜよと弥太郎が答える。

「こちらは?」と聞く坂崎に、「千葉佐那さんぜよ」と弥太郎が答えると
「ええっ!」と驚く坂崎。

明治になって剣術をやる人がいなくなり道場は兄の重太郎の代で終わり、
父の定吉は京都で役人をしていると言う佐那。

「佐那さんは最近ここで灸寺院を始めたがじゃ」と弥太郎。

「ご結婚は?」と聞く坂崎に、「いいえ」と答える佐那。

「じゃあ今でも龍馬のことを?」

「ハハハっ、ひどい男ぜよアイツはー。
 佐那さんが自分に惚れちゅうことを知っちょりながら好き勝手なことをー」と弥太郎。

「私が勝手にお慕いし続けていただけですから・・・
 坂本さんの瞳は本当に子供のようにキラキラと輝いてました」と微笑む佐那。

「それは佐那さんが知っちゅう龍馬ぞぉ」と言う弥太郎に

「えっ?」と不思議そうな佐那。

「海軍操練所が潰されて、日本の海軍を作る夢を断たれ、盟友 武市半平太を失うてから
 龍馬は人が変わってしもうたがじゃ」

「変わった?!」と表情が曇る佐那。「どう変わったがですかっ?」と坂崎。

「土佐におった頃のぼんぼん育ちも、脱藩してからの能天気な明るさも影を潜めてのう」
と背中の灸が熱く「熱っつい!熱い!」と話を中断する弥太郎に

「我慢しなさいっ!」と怒鳴る佐那。「どうなったがですろう龍馬はっ!」と坂崎。

千葉佐那(貫地谷しほり)

「侍も公家も外国人も、みんなー龍馬に振り回されてぇー
 侍のくせにわしよりも先に商売を始めてぇー くッっそおー!龍馬あー!
 熱っつー!ああ熱っつー!ああ熱っつー!」






慶応元年(1865) 長崎

西郷らと共に胡蝶丸に乗って薩摩に向かう途中で長崎に立ち寄った龍馬たち。

外国との交易が最も盛んだった港町であった長崎は
まるで日本であって日本でないような町であった。
長崎の町を歩く龍馬たちは初めて見る異人に驚き、見るもの全てが新鮮だった。

龍馬たち

長崎で龍馬たちが宿泊することになったのは、長崎有数の貿易商
小曽根乾堂(本田博太郎)の豪邸だった。

嵐の中よく無事だったと言う小曽根乾堂に、龍馬たちの操船術のおかげという西郷。
これからの取引の時には、是非とも龍馬たちを使ってほしいと言う小曽根。
軍艦に乗せるだけでは勿体無いと笑う西郷。

小曽根乾堂(本田博太郎)

乾堂の弟 小曽根英四郎(杉山彦々)が「坂本様が・・・」と困った顔をして入ってきた。

「ほ~ここはまっこと珍しいもんばっかりだ~♪」とのこのこ部屋に入って来る龍馬。
怪訝そうな表情の小曽根乾堂。笑いながらお菓子を食べている西郷。

自分たちをこのままここに置いてほしいと西郷にお願いする龍馬に
薩摩藩に雇われたのだから藩のために働いてもらわないと困ると穏やかに言う西郷。

蒸気船を操れる自分たちを荷物運びだけに使われるのは勿体無い、
食いぶちは自分達で稼ぎたい、でも薩摩の仕事は優先させると言う龍馬。

「自分達で稼ぐ?」と小曽根乾堂。

「わしらはどこの藩にも頼りとうないがじゃ。
 しがらみがあっては言いたいことが言えませんきにのう」と強気に西郷に言う龍馬。

「侍は藩の元で生きる、藩は幕府の元で生きる、今まではそれが当たり前じゃったけんど
 も~うそろそろ変えてもえ~がじゃないですろうか」

「・・・・」

「西郷さぁん、そろそろ幕府の元から飛び出してみんかえぇ」と迫る龍馬に

この西郷吉之助に向かって薩摩の有様まで語るのはおこがましい。
どんなに蒸気船を上手く操れても坂本さんは一介の脱藩浪士だと穏やかに反論する西郷。



やっぱり相手にされなかった、仕方が無いと嘆く龍馬たち。
けど自分達で稼ぐなんて言うのは早すぎたと困惑する長次郎。
自分達には海軍操練所で学んだ技術があるから船さえ借りることができればと模索する。


“ 世の中の仕組みを変える ” 龍馬らがそう考えたのは無理もなかった。
徳川幕府はフランスの後ろ盾で権力の回復をしつつあった。




フランス公使館ではフランス公使 ロッシュと
老中 水野忠精(若杉宏二)、勘定奉行 小栗忠順(齋藤洋介)が密談している。

フランス側は幕府を支援する代わりにフランスとの貿易を最優先させるため
これからは“ 各藩と直に貿易はせず全て幕府を通す ”と覚書を書くよう
アメリカ、イギリス、オランダに声を掛けるという。

これは幕府にとって大きな力となった。
各藩は幕府の承諾なしには異国と貿易が出来なくなってしまった。


長崎奉行所では長崎奉行 朝比奈昌広(石橋凌)がが薩摩藩の商談を審査している。
その傍らで長崎奉行所役人 岩堀文治郎(松尾貴史)が顔色を伺っている。

たとえ商談が成立したとしても長崎奉行がそれを許さないと
みんな諦めるしかなかった。


薩摩藩家老 小松帯刃、長崎の豪商 小曽根乾堂が取引の許可がおりたと
イギリス商人 トーマス・ブレーク・グラバー(ティム・ウェラード)に報告している。

しかし取引の数を半分に減らされたと聞き、
幕府は薩摩に厳しすぎる、なぜ抗議しないと文句を言うグラバー。

文句が言いたいならイギリスに言えと怒りをあらわにする小松帯刃。
今まで直接取引していたのに何故イギリスは幕府を通すことにしたのだと怒鳴る。

「私に言われても困る」と席を後にするグラバーを無言で見送る西郷。




トーマス・ブレーク・グラバー(ティム・ウェラード)は
安政6年(1859)にイギリスからやってきた貿易商で
長崎でグラバー商会を立ち上げ、わずか3年で巨万の富を築いた。


グラバー邸にやってきた龍馬たちは屋敷の装飾品を物珍しそうに
ウロウロ見ながらグラバーの帰りを待っていた。

帰ってきたグラバーに対面する龍馬たち。
「ナイスミチュー」と手を握り離さない龍馬に困惑気味のグラバー。

英語は海軍操練所で学んだという沢村惣之丞と陸奥陽之助。

「海軍操練所とは神戸にあった海軍学校ですね」と流暢な日本語を話すグラバーに
おおっ~っと感心する龍馬たち。


商売をする為に蒸気船を貸して欲しいと申し出る龍馬に
「お侍様が商売とは!」と馬鹿にして笑うグラバー。

一月1200ポンド、3000両で貸すと言われ、そんな大金は無理だと言う龍馬たち。
「1200ポンド以下では話にならない。丸山でぼろ船でも探すべきだな」
と英語で答えながら席を立つグラバー。


馬鹿にされたと惣之丞たちは刀を抜き、グラバーの部下たちに銃口を向けられる。
「目的の為には堪えんといかんと約束したろう」と睨みながら銃口の前に出る龍馬。
「すまんかったの」と笑顔で頭を下げると銃を降ろす部下たち。

「長次郎~、丸山とは何処ぜよ」と腕を組み聞く龍馬。






料亭が集まっている長崎の花街 丸山に現れた龍馬たち。
諸藩の藩士たちが訪れる『引田屋(ひけたや)』に入っていく。

[椿の間]では西郷たち薩摩藩士たちがいた。

[竹の間]に通された龍馬たち。初めて見る円卓に驚く龍馬たち。
上座も下座もなく楽しく食べるのが長崎の卓袱料理だと説明する女将(山村美智)。
女将が部屋を出た後、どの部屋に飛び込んでいくか相談する龍馬たち。


[梅の間]では津和野藩士という4人の侍の前で芸子 お元(蒼井優)が舞を披露している。

お元(蒼井優)

舞い終わったお元に酒を勧める散切り頭の男が
グラバーとの商談をすっぽかされたと言う。苛立つ他の3人。

「異国のお方は皆さん用心深かですよぉ、相手がもし攘夷方のお客様やったら
 命が危なかけん。うちだって今日のお座敷は覚悟して参りました。
 津和野藩のお客様は初めてですけん」と笑顔のお元。


「それは大変ですのう~  宴の邪魔をして悪いのう~」
と突然、龍馬たちが部屋へ入ってきた。

殺気立つ空気に「わしらは奉行所の者ではないき~」「おんしらの味方じゃき~」
と呑気に座って料理をつまむ龍馬たちに、散切り頭の男が話を聞くと向き合う。

自分たちは脱藩浪士でどこの藩の者でもないから奉行所の目にはとまらない。
だから蒸気船を貸してくれたら異国の商人と交易してあげることができると提案する。


自分達は海軍操練所にいてたと言った瞬間、刀を抜く他の3人に
幕府の為でなく日本を守るために学んでいたと説明する。

幕府と聞いただけで刀に手をかける程の攘夷派は津和野藩にはおらん。
津和野藩士ではなく何処の藩士だと問う龍馬。

龍馬

「わしらは長州です」と答える散切り頭の男。

「長州藩士は長崎への立ち入りを禁じられちゅうはずぜよ」と驚く惣之丞。

焦って誤魔化そうとする他の3人に、「も~え~俊輔え~」と立ち上がる散切り頭の男。

高杉晋作(伊勢谷 友介)

「桂さんが言うとりました~土佐の坂本龍馬は信用できると」と龍馬の顔を見る。

「桂さんが~?!」

「僕は高杉晋作(伊勢谷友介)といいます。よろしく」

「高杉さん、桂さんと知り合いやったがかい、こりゃえ~ハッハハハ~」

「坂本さん、ほんに僕らを手伝うてくれるんですか?」

「もっちろんじゃないかえ~」と言う龍馬に、攘夷派の長州はマズイと言う惣之丞たち。
とにかく場所を変えて話をしよう、この店には薩摩藩がいると龍馬が言った瞬間
「薩摩藩!」と騒ぎ出す他の3人。

騒いで困るのはお前達の方だと一喝する龍馬。
奉行所に見つかったら元も子もないと龍馬の意見に同意する高杉晋作だが
敵に脅えて逃げ出したと思われるのが嫌だから話はここですると言う。

「分かった」と微笑む龍馬。

薩摩藩と鉢合わせないように女将に取り計らってもらうよう、お元にお願いする龍馬。

「はい」とにっこり微笑んだお元は座敷を出るが、女将には知らせずに
「面倒かことに巻き込まれるのはまっぴら」と店を出ていく。




グラバー邸では津和野藩との商談をすっぽかしていいのか?とグラバーに聞く
イギリス商人 ウィリアム・オールト(ジェフリー・ロウ)に
長州に味方するかもしれない藩を幕府が許す訳がないと答えるグラバー。

商売敵だが同じイギリス人だから教えてやろうと言うグラバー。

「稼ぐだけ稼いだら日本から逃げろ」

「何故?」とウィリアム・オールト

「もうこの国は終わりだ。今の幕府はフランスの操り人形だ。
 イギリスがそれを許すと思うかい?」

「戦争になるのか!?」

イギリスは既に日本との戦争を想定して上陸作戦を計画していると
シュミレーションを話すグラバー。

イギリス軍は摂津の海を封鎖し、歩兵1万2千と騎兵5百を兵庫に上陸させる
大阪を制圧して京へ進行する

そして帝を拘束し海軍を江戸湾に進めて、本隊1万5千が江戸城を攻撃
日本はたった1日で降伏する

「まったくおめでたい連中さ。
 今この国が存亡の危機にあると分かっている日本人は誰一人いないのさ」




高杉晋作は武器が欲しいという。
軍艦10隻と銃を一万丁で50万両もあれば足りるでしょとサラッと言う。
数字の大きさに圧倒される龍馬たち。

伊藤俊輔(尾上寛之)は馬関海峡と下関があるから日本中から物が入ってくると説明する。
長州藩は金なら唸るほど持っているという。


長州は武器を揃えて何をしたいのか?と聞く龍馬に、
力ずくでの攘夷など無理、武力では異国には敵わないと知ったと言う高杉たち。

「藩路を変えたのか?そうじゃ、その通りじゃ~!
 力ずくの攘夷なんぞ無理に決まっちゅう~」と嬉しそうな龍馬。

複雑な表情で話を聞いている井上聞多(加藤虎之介)。

「大したもんじゃあ、大したもんじゃ~よ~分かってくれた~長州は~」と喜ぶ龍馬。

「けんど、ほんならっ、一万丁の銃を何に使うつもりですろ?」と疑問に思う長次郎。

それは幕府と戦う為、長州はこれから幕府に従わないことに決めた、
長州は独立すると言う。

「独立・・・?」と驚く龍馬。



たまたま龍馬たちがいる[梅の間]を通りかかった薩摩藩士が聞き耳を立て
長州藩がいると大騒ぎになり、殺気立った薩摩藩士たちは[梅の間]に乗り込む。
黙ったまま後を追う西郷吉之助。

突然乗り込んできた薩摩藩士に驚く龍馬たち。
お互い刀を抜き睨み合い一触即発の薩摩藩士と長州藩士。

後ろから皆をかき分けて、刀を抜かずに先頭に立つ西郷。
「おいは~西郷吉之助でごわす。長州の皆さんとは~蛤御門以来でごわんなぁ」

「西郷ー!お前には積年の恨みがあるー!」「薩摩は皆殺しじゃー!」と
斬りかかる長州藩士の腕を捻じ曲げて「やめやー!おんしらー!」と叫ぶ龍馬。

「坂本お!?」と驚く西郷。

「こんな狭い部屋の中で刀を向き合うてぇ、まるで鳥小屋の中で
 鶏同士が喧嘩しゆうようぜよー!」と叫ぶ龍馬。

「一番の恐ろしい敵は異国じゃろうがー!
 日本人同士で喧嘩しゆう場合かえっ!ええっ!西郷さんっ!」と西郷を睨みつける。

西郷吉之助


長崎奉行が乗り込んできた気配を皆が察知する。

高杉が銃口を天井に向けて引き金を引くと銃声が鳴り響く。
そして銃口を西郷に向ける。

高杉晋作(伊勢谷友介)

笑顔で高杉に近寄って行き、額に銃口が向けられた状態の西郷は笑顔で話す。

「そん散切り頭ぁ・・・騎兵隊とかちゅうのを作ってぇ長州を引っ張っちょる
 高杉晋作じゃ」

「さすが西郷はよう知っちょる。邪魔が入らんにゃ存分に相手になっちょるんじゃが
 運が良かったのう」と天井に一発銃声を響かせて逃げ去って行く高杉たち。

鋭い目で見つめ合う西郷と龍馬。
早く逃げるよう惣之丞たちが必死に急かす。


龍馬たちが部屋を出た瞬間、長崎奉行所役人 岩堀文治郎(松尾貴史)が乗り込んできた。

「長州藩士はもう~おりもはん、ハハハハ」と西郷。



後一歩のところで取り逃がしたと長崎奉行 朝比奈昌広に報告する岩堀文治郎。

「薩摩の連中は何をしていたのだ?」と奉行に聞かれ
「取り押さえようとしてたところを逃げられたと」と焦りながら答える岩堀。

「わしが治める長崎に長州藩士がおったとはのう。
 今度はもうちょっと早う知らせや、お元」

朝比奈昌広(石橋凌)

「はい、お奉行様」と頭を下げるお元。

お元(蒼井 優)


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龍馬伝 第28回 あらすじ

第28回 「武市の夢」      (7/11放送)

吉田東洋を殺したのは坂本龍馬だと容堂に報告する象二郎。
無言で部屋を出て行く容堂。


武市が投獄されている牢に突然一人で現れた容堂に驚く牢番の和助と武市。
和助に鍵を開けさせて牢の中にまで入ってきて武市と二人きりになる。


「坂本龍馬言う男がのう、東洋を殺したがは己じゃと言うたそうじゃ」

驚き目が泳ぐ武市。

「でもわしはそんな嘘は信じひん。東洋を殺したがは武市ぃ、おんしらじゃあ」
と武市の前に座り込む。

何も言えない武市。

「おんしはホトホト腹の立つ男じゃ。下士を集めてこの土佐を攘夷の旗頭に担ぎ上げ
 帝の遣いにまでなって幕府に攘夷実行を迫るら出過ぎるにも程があるっ!」

「私は全て、全て大殿様の為ぇ思うてっ!」

「武市ぃ・・・徳川様よりこの土佐を賜った山内家が、わしが、幕府に背くなど
 出来る訳ないろうっ!」

「おんしとわしは・・・よ~う似ちゅう」

思わず顔を上げる武市。

「徳川に失望しながらも忠義心だけは捨てられん。
 わしやちぃ心の底から、帝を敬いたてまつっちゅう。
 この日本は徳川幕府のものではないき」

「大殿様・・・」


酔っ払いながら立ち上がる容堂。

容堂

「大殿様は天下一の名君にございます!帝をお助けし、この日本をこれから動かして
 いくがは土佐の山内容堂公の他にはおられませんっ!」

「おまんは、え~家来じゃのう・・・おまんが長宗我部の人間でのうて
 この山内家の人間じゃったら、わしゃどればあ・・・可愛がったことかぁ」

「有難うございますっ!大殿様からそのような言葉を
 私は、私は、果報者でございます。

 大殿様、吉田東洋を殺させたがは・・・私にございます。
 私が命じ勤皇党の者に斬らせました」


ふらりと崩れるように座る容堂。

「岡田以蔵はこの件に一切関わっちゃあせんがです。
 けんど私は以蔵に命じ攘夷を阻む者らを殺させました。
 全ては帝の為、日本の為、土佐の為そして山内容堂公の為じゃと思うて土佐に・・」

「も~え~がじゃ~武市ぃ~ おまんはどうしたいがじゃ?
 このわしにど~いて欲しいがか言うてみい」

「願わくば岡田以蔵を楽にさせて頂きとうございます。私も同様に・・・」

「おまんを他の者達と同じように死なせる訳にはいかんがじゃあ・・・
 腹を斬りや・・・武市半平太はわしの家臣じゃき」と自分の刀を目の前に置く容堂。

「有難うございます!」と涙ぐみながら頭を下げる武市。

酔っ払って千鳥足で牢を出て行く容堂。

頭を上げた武市は涙を流しながら「有難うございます」とつぶやく。





武市からの手紙を牢の中で読む以蔵。

≪喜びや、大殿様がわしらのことをええ家来じゃと言うて下さったがじゃき。
 よう耐えた、よう耐えたのうっ!以蔵!≫

「武市先生・・・」と微笑む以蔵。





岩崎家では「行ってくるき」と浮かない表情の弥太郎に

「おまんっ!ほんまに龍馬を捕まえる気かいっ!」と弥太郎の胸ぐらを掴む弥次郎。

「まだ藩の言いなりになるがかえっ?」と美和。

「見損のうたで兄やんっ!」と弥之助。


「わしは龍馬を捕まえるゆ~気は無いっ」と弥太郎。

「ほんならどーいて行くがですろう!」と弥太郎の腕を掴む喜勢。

「これは形だけじゃあ」と弥太郎。

「形だけえぇ?」と弥次郎。


「やっかましわー!やかまし!やかまし!やかまし!
 おまんらっーわしのやることには口を出さん言うたやろうがぁー!」と怒鳴る弥太郎。

「言うちゃあせーん!」と弥次郎。

「何も言うちゃせんぞ!」と美和。

家を飛び出した弥太郎は
「何ちゃあ知らんと・・・ほんまのことを言える訳ないろうがぁ」と溜息をつく。


と、そこに何者かに手で口を塞がれ小屋に連れ込まれた弥太郎。
「大きな声を出しなや~」と龍馬が笑っている。

驚く弥太郎に「武市さんに会わせてくれやぁ」と言う龍馬。
「はあ?何を馬鹿なことを。藩は今、血眼になっておまんを探しゆうがやぞー!」

「みんな国堺に行ちゅう。わしが奉行所に行くらぁ誰っちゃ思っちゃせんき」

「・・・はああぁ?」






武市の牢に弥太郎と現れた龍馬。
「龍馬・・・龍馬かっ!龍馬!」と驚く武市。

牢越しの武市の前に跪き「龍馬です!龍馬です武市さん」と声を掛ける。

龍馬 武市 弥太郎

「龍馬はの、武市さんを助けてくれたがやぞ。罪を全部被ってくれたがやき」と弥太郎。
「もう大丈夫です。以蔵も牢から出してもらえますき」と笑顔で言う龍馬。

「龍馬・・・有難う・・・有難う」と頭を下げる武市。

「礼はいりませんき」と両手で武市の手を取る龍馬。

「けんどのう、わしは自分で言うてしもうたがじゃ」

「えっ?」と表情が固まる龍馬。

「大殿様に吉田東洋を殺したがは・・・わしらやと」

「あっ・・・はっ?」と龍馬。「何い?」と驚く弥太郎。


「大殿様はのう自らここに来られたがやぞ。おまんらがおるそこに。
 あの山内容堂様が同じ地べたに座られて、わしに声を掛けて下さったがじゃ」

「・・・・」言葉が出ない龍馬。


「龍馬、あれはもう10年も前じゃ・・・おまんが弥太郎に言うたことがあった。
 土佐を上士も下士も無い国にすると」

その場面が頭に蘇る龍馬。

「わしはあの時、おまんがとんでもないことを言いゆうと思うたがじゃき、
 まさか・・・大殿様とわしが同じ地べたに座る日が来るが・・・
 夢にも思うちゃせんかった」

どうにもやりきれない表情で涙ぐむ龍馬。


「これは奇跡じゃ。おまんが起こしてくれた奇跡ぜよ」と真顔で言う武市。

「武市さん・・・」


「おまんに、わしの身代わりはさせられん。
 おまんのやるべき事はもっと、もっと大きな事じゃきっ!
 この国を異国の侵略から守り独立した国にするががぁおまんの役目ぜよ」

「一緒に、一緒にやりましょう武市さん!
 この国を、日本を一緒に変えるがじゃきぃ」と泣くのを堪えて言う龍馬。

「龍馬ぁ・・・」と首を横に振る武市。

「生きて・・・生きてつかわさい武市さんっ!」と大声を出し必死になる龍馬に

「龍馬ぁ、龍馬ぁ、龍馬ぁ、武市さんはおまんに託したじゃき。
 この自分の志を、おまんに・・・成し遂げて欲しいと言いいゆうがじゃぞぉ」
と涙ぐみながら龍馬をなだめるように言う弥太郎。


「わしは、日本一幸せな男ぜよ。
 おまんの・・・おまんのおかげじゃ・・・龍馬」と微笑む武市。

「たっ、武市さあんっ!」と唇をかみ締める龍馬。

「坂本龍馬がどーやって日本を変えるがかぁ・・・楽しみぜよ」

声を殺して泣く龍馬。


「弥太郎っ!おまんも偉うなりや、誰よりも出世するがやぞ」

「当たり前じゃ、墓の前から見ちょっとれぇ・・・武市さん」と涙ぐむ弥太郎。

優しくうなずく武市。

「龍馬ぁ、おまんもじゃ、頑張りやぁ」

「武市さぁん・・・」


牢越しに泣きながら手を取り合う3人。

「もう行け、龍馬。弥太郎、行けっ!行ってくれぇ」

手をほどく3人。改まった龍馬は泣くのをやめ力強く
「有難うございます。有難うございます」と頭を下げる。

「龍馬・・・」と微笑む武市。

名残惜しさを断ち切るように牢を出て行く龍馬。





岡田以蔵の打ち首の刑が実行されることとなった。

岡田以蔵

ボロボロの身なりで両手を後ろで縛られた以蔵。
恋人のなつを思い出し涙を流す。






髭を剃り、髷を整え、真っ白な着物を着た武市が堂々と牢を出る。
牢番の和助と挨拶を交わし、ゆっくりと牢を後にする。

罪状を読み上げる後藤象二郎を真っ直ぐ見据えるように見る武市。

本来ならば斬首であるところを大殿様より格別のご配慮を受けて
武士としての身分を保ったままである切腹を命じられたと告げる。

武市半平太

腹に刺した刀をゆっくりと真横に進めていくと真っ赤に染まる着物。
突然激しく降り出した雨に打たれながら倒れていく武市。




富の元を訪ねる牢番の和助。
「ご立派でした」と武市の着物と刀をを差し出す。

武市からの手紙を手に取る富。側で心配そうに見守る乙女。

富 乙女

≪富、わしはおまんに嘘をついてしもた。
 これからは二人でのんびり過ごそうと約束したけんど、とうとう果たせんかったのう。 
 けんどのう富、もし来世ゆうもんがあるがやったら、わしはまたおまんと出会うて
 夫婦になりたいがやき、その時はず~っとおまんと一緒におるがやき富・・・   ≫

「私の旦那様は立派な最後を迎えることが出来たですき・・・
 私は幸せですき」と涙を流しながら笑顔の富。

「・・・」何も言えず涙を流す和助と乙女。

「これからは旦那様の分まで私は生きていきますきに」と力強く言う富。

武市富







閉鎖された海軍操練所で近藤長次郎、沢村惣之丞、陸奥陽之助ら脱藩組に
薩摩に行くことを決めたと言う龍馬。

「わしゃ言うたろう、西郷は小そう叩いたら小そう響き
 大きゅう叩いたら大きゅう響く・・・とんでものうしたたかな男ぜよ」

「ほなら、なおさら薩摩の世話になったらいかんろぉ」と惣之丞。

「ええように使われてしまうんとちゃいますかっ!わしら!」と陸奥。

「大きゅう叩いたらえ~がじゃきー」と見据えた目で言う龍馬。

「え?」

「西郷がわしらに目ぇ置く程、大きゅう叩いちゃったらえーだけのことぜよぉ。
 わしらはどんな船じゃち操る。黒船じゃち自由自在に操れるろ。
 この腕がある限り、わしらは誰にも縛られることのう
 己の道を進むことが出来るがじゃ!」

「己の道?」と長次郎。

「それはのう・・・この国を洗濯することぜよ・・・」
と決意を胸に秘めた眼差しで遠くを見ながら言う。

「せんたく?」

「徳川幕府が250年間も支配しちょったこの国には
 苔のような垢がびっしりとへばり付いちゅう。
 それを、わしら~が隅から隅まで全部落として真っ白にするがじゃき!
 それこそが、わしらの成すべき事ぜよ」とうなずく龍馬。

龍馬 脱藩組


岩崎弥太郎が語る・・・

この時から龍馬の目は、遥かな高みを見据えたがじゃ。

命と儚さを思い知り、志の尊さを知り、

悲しみも、別れも、虚しさも、悔しさも、恐ろしさも、人の情けも、愚かしさも知り

龍馬はこの時から・・・あの坂本龍馬になっていったぜよ。


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龍馬伝 第27回 あらすじ

第27回 「龍馬の大芝居」    (7/4放送)

京 伏見の船宿『寺田屋』に訪ねてきた龍馬。
龍馬を見て思わず笑顔になるお龍。

薩摩人もこの寺田屋を多く利用していると聞き、薩摩人はどんな感じかと聞く龍馬。
女将の登勢はみんないい人達ばかりで嫌な思いをさせられたことはないと答える。

海軍操練所が閉鎖されたことを知っていた登勢は、薩摩に行くのか?と聞く。
何も知らなかったお龍は「えっ?!」と驚き龍馬のことを心配している表情になる。

まだ薩摩に行くかは決めてないが、今はどうしたらいいか考えている。
それに操練所の仲間のことも考えんといかんと笑って答える龍馬。

他人の面倒を見ている場合か?自分のことを心配しろ、おせっかい過ぎると
心とは裏腹に龍馬に対して素っ気無い態度を取ってしまうお龍。




この先どうしたらいいのか分からず投げやりになっている脱藩組に
「そのうちど~にかなるぜよ」と元気付ける龍馬。

実は勝先生の勧められて薩摩の西郷吉之助に会ってきた。
薩摩に頼るのも一つの道と言う龍馬に驚く惣之丞たち。

西郷吉之助はどんな男やったか?と陸奥に聞かれ龍馬は答える。

陸奥陽之助

「小そう叩いたら、小そう響き・・・・大きゅう叩いたら、大きゅう響く。
 見た目は人好きのする顔じゃったけんど・・・
 相手次第じゃあどーにでも変わる恐ろしさを持った男やった」

薩摩に龍馬はたぶらかされたのだと惣之丞たちは反対するが
長州征伐を取り止めた西郷は、むやみやたらに戦をけしかける男ではないと言う龍馬。

龍馬を信じて操練所に入ったのにこの様じゃ!おまんに騙された!と
龍馬の胸ぐらを掴み突き飛ばし「クソォー!」と苛立つ惣之丞。

沢村惣之丞





大坂 大和屋に身を寄せている龍馬。徳と長次郎の間には子供が生まれていた。
志を持って土佐から飛び出してきた長次郎は龍馬と徳の前で話だす。

長次郎 徳

この子が生まれたということは
夢を諦めて商人に戻って店を継ぎなさいということなのか・・・
このまま親子3人でずっと一緒にいられるのはこの上ない幸せだが・・・

わしには志があったがじゃ!志が・・・と悔しそうに涙する長次郎。
「おまさん・・・」と夫のやりきれない思いを涙を浮かべながら聞く徳。



と、そこで誰かが戸を叩き「開けやー」と男の声がする。
土佐の役人かもと警戒する龍馬たち。

戸を開けると「わしじゃ!龍馬!アッハハハ」と笑う溝渕広之丞だった。
藩邸に届いた弥太郎からの手紙をたまたま最初に見つけ届けにきてくれたのだった。

溝渕広之丞

≪龍馬おまんはどこで何をしゆう?
 武市さんや以蔵が今どんな目に遭いゆうがか知らんがか!
 以蔵は恐ろしい拷問を受けゆうがやぞ。

 武市さんは以蔵を楽にさせちゃりたいゆうて、わしに毒饅頭を持たせたがやき。
 どーいてわしがそんなことをせんといかんっ!
 あいつらと仲がええがはおまんじゃろうがー!おまんが毒饅頭食わしちゃれぇー!

 好き勝手なことをしゆう場合ではないがやぞー!
 土佐に、土佐に戻って来いや龍馬あー!
 おまんの目でぇーこの修羅場を見んかえーー!≫

弥太郎

手紙を読み終わった龍馬の血相は変わり「ああああー!」と叫びながら畳を叩く。
土佐に帰ると言う龍馬に、「お前は脱藩者やぞ!」と言う溝渕。
思わず外に飛び出した龍馬は「うわああああー」と叫び狂う。





瀕死の以蔵に更なる激しい拷問をする象二郎。
「もうやめやっ、やめっ」と弥太郎も見るに耐えない悲痛な表情。


旦那様が地べたで寝てるのに自分だけ布団で寝るのは申し訳ないと
毎晩、板の間で寝ている富。


ある晩、坂本家に溝渕広之丞と一緒に現れた龍馬。
突然帰ってきた龍馬に皆は驚くが、久しぶりの再会に大喜びする。

翌朝、龍馬の為に慌しく朝食を準備する女性陣。
龍馬も久しぶりの坂本家の味に感動するが、今日の夜にはここを立つと言う。

権平に帰ってきた訳を聞かれ、武市を助けるためだと答える。
そして迷惑がかからないように坂本家から縁を切るようにとお願いする龍馬。




岩崎家では、弥太郎が出勤しようとした時、いきなり弥次郎が胸ぐらを掴み
「おまんっ、以蔵の拷問に手を貸してるがかー!」と弥太郎を突き飛ばす。

「わしゃ、わしゃ見るだけじゃ!」と吐き捨てるように言う弥太郎。

じっと見つめる弥次郎。

「わしやち、わしやち、わしやち辛いがぜよー!
 けんどわしに何が出来るがじゃー!何が出来るがぜよー!」

ああー!あー!うわあー!っとひざまずき泣き叫ぶ弥太郎。

「おまさん・・・」と手をかける喜勢。


「泣きなやっ、弥太郎。自分が非道なことに手を貸しゆう思うんやったら
 後藤象二郎様に願い出て、お役目を解いてもらいや」と淡々と言う美和。

「そんなこと出来る訳ないやろがぁー!」と立ち上がり叫ぶ弥太郎。


すると美和は静かに立ち上がり弥太郎の前に立って話し始める。

「おまん本当は心根の優しい子じゃ。それはお父やんち分かっちゅう」
と弥次郎を見て言う。

「喜勢やち、おまんの嫁になったがは占いでの相性が良かっただけではないぞね」
喜勢は軽くうなずきながら微笑む。

「おまんの好きにしいや、わては覚悟しちゅうき」とすわった目で言う美和。

「わしもじゃ」と弥之助。

「わたしもやき弥太郎さん」と喜勢。

何も言わずに、うんうんうんと弥太郎を見てうなずく弥次郎。


家族に励まされ家を出た弥太郎だが
「けんど・・・好きにしいや言われたちぃ・・・」と家のほうを振り返る。

突然手で口を塞がれ近くの納屋に連れ込まれた弥太郎。
「久しぶりじゃのう~、そんなに驚きなや~ 戻って来いゆうたがはおまんじゃぞ♪」
と満面の笑みで嬉しそうに言う龍馬と溝渕だった。

「おまっ、おまっ、おまっ脱藩しちゅうがやろうがっ。
 なんちゅう奴じゃ、ほんまに戻ってくるとは」と驚く弥太郎。

吉田東洋がいつどんな風に斬られ、どんな取調べが行われたのかを知るため
取調べが一部始終記されてある吟味書を見たいという龍馬。
奉行所に出入りできる弥太郎なら持ち出せるだろという溝渕。





今日は以蔵の声がしないのは何故だと牢番の和助に尋ねる武市。
昨夜、以蔵が死にかけたため今日は拷問が取りやめになったと聞かされる。

「それは・・・大殿様の御意思かのう・・・
 わしらがこんな惨い仕打ちを受けるがは・・・全て大殿様の命令だかかのう」




茶室で敬愛する茶道家 深山宗林にお茶を点てている容堂。
容堂が点てたお茶を飲みながら静かに語る深山宗林。

「私は色んな土地を周ってまいりました。
 世の中には、育ちが良いうえにず抜けて賢いというお方がいらっしゃるものです。
 羨ましくもあり、痛ましくもあり・・・」

「痛ましい?」

「そおいうお方は哀れ 先の先まで見えてしまい、己の成せる限りまでも悟ってしまう」





弥太郎は書類が保管されてある蔵の鍵を開け中に入り、焦りながら吟味書を探し
急いで龍馬の元に持っていくが、持ち出したのがバレたらとビクビクする。

「弥太郎、おまんは将来出世する人間だがやろうがあ、
 そおゆー者がこればーのことでオタオタしてはいかんぜよ~」
と余裕でドーンと構えながら吟味書を見る龍馬。

「なるほど~吉田東洋様はこうやって殺されたがかい~ もうええき」と吟味書を渡す。
慌ててクシャクシャに巻き戻した吟味書を急いで戻しに行く弥太郎。





「ほんならこれを藩にご提出下さいませ」と権平に縁切状を渡す龍馬。

「わしは武市殿を助けるために書いたがじゃき」と権平。

「おまんとほんまに縁を切るつもりはないがやきに」と乙女。

「もう、戻ってこんがぁ?龍馬おじちゃん」と春猪。

「龍馬さんが脱藩した時からもう二度と会えんと覚悟決めちょったろ」と千野。

「こうして元気な顔を見られただけでも幸せぞね」と伊與。

「兄上、母上、千野姉やん、乙女姉やん、春猪、どうかっお達者で」
と深々と頭を下げる龍馬。





町を歩く後藤象二郎に声を掛ける龍馬。

「坂本?」

「藩の御重役に覚えてもろうちょったとは~こりゃまっこと嬉しいことですの~」

「おんし脱藩者でありながら土佐に戻ってきたがかっ」

「人を呼んでも無駄ですろ、わしゃすんぐに逃げるき」

「上士に向こうてなんじゃー!どいてわしの前に現れた?ええっ!」

後藤象二郎


陰から心配そうに見守る弥太郎と溝渕。

弥太郎 溝渕


「ちっくと許せんことがありましての、わしの手柄を横取りされるがを
 黙って見よう訳にはいけませんき」

「手柄?」

「わしが土佐勤皇党を飛び出したがは、武市さんの考えがゆる過ぎたきぜよ。
 己が大殿様の家臣じゃ~言うところから離れられん、あ~の律儀さに
 わしゃ、ほとほと呆れ返ってしもうたがじゃ~」

「おんし何が言いたいがじゃ」


象二郎にゆっくりと近付き「吉田東洋を斬ったがは・・・わしじゃ」

龍馬

「えっ?!」と驚く弥太郎。

「あの男は開国派じゃったきの、わしが天誅を下してやったがじゃ」

「何を言いいゆう、叔父上を殺したがは勤皇党じゃ」

そして龍馬は吟味書に書かれてあったことを忠実に再現するかのように
東洋がどのようにして斬られたか説明していく。


「情けのう地べたにひっくり返った東洋の左肩が袈裟かけに斬り殺してやったがじゃあ」

「黙れっー!」と剣を抜く象二郎。

「武市さんらが大殿様のためじゃあ何じゃあ言いながら、わしの手柄を横取りして
 花々しゅう腹を切って、天晴れ!武市ら~と喝采を受けた日にゃ~
 わしゃもう悔しゅうて悔しゅうて夜も眠れんがぜよ~」

「叔父上はおんしを認めちょったやぞ!わしの目の前でのう!」

「そんなことわしにとっちゃどーでもえーことぜよ」

「何いー!おんしそれでも侍かー!よくも叔父上をー!」と龍馬に斬りかかる。

「おまんにはわしを斬れんぜよ」とあっさりかわし象二郎を倒して腹に一発入れ
「わしを捕まえることは誰にも出来んがぜよ」とその場から逃げ去っていく龍馬。


慌てて龍馬の後を追って帰る弥太郎と溝渕。急いで旅仕度をする龍馬。

「龍馬、一世一代の大芝居じゃ」と溝渕。

「龍馬!おまえほんまにあれでええがかっ!
 おまんが吉田東洋様を殺したことになるがやぞ!
 おまんが逃げても兄上や乙女姉やんらが罰を受けるがやぞ!」と弥太郎。

「兄上には絶縁状を書いてもろたがじゃ!わしゃもう坂本家の人間ではないがき」

口をあんぐりと開けて驚く弥太郎。


「溝渕さんも有難うございました。
 わしを助けてくれたこのご恩は生涯忘れませんきっ」

「わしも生涯忘れんぜっ、こんな恐ろしいことに首を突っ込んでしもうたがは」

「弥太郎、有難う、有難うっ!けんどのう、けんど、このことは家の者には
 決して言うてはいかんぜよ、ええな、ええな」

「龍馬ぁ~龍馬おまん、おまんそこまでして武市さんや以蔵を~龍馬ー!
 龍馬!龍馬~!」と龍馬の着物を掴みながら泣く弥太郎。

「もう行くきっ」と弥太郎の手を離そうとする龍馬。

「嫌じゃ~!龍馬ー!」と弥太郎。

振り返った龍馬は泣きながら頭を下げ笑顔でうなずきその場を去っていく。

「なんちゅう男じゃ~」と笑顔の溝渕。

「龍馬あ・・・」と弥太郎。


「うわあぁー!あー!龍馬ー!」
身動きが取れない象二郎は地べたを這いずりながら叫んでいる。


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龍馬伝 第26回 あらすじ

第26回 「西郷吉之助」      (6/27放送)

龍馬の夢でもあった海軍操練所が閉鎖することになってしまった。

「やっと書き終わったぜぇ詫び状、訓練生出してくれた各藩にな。
 海軍操練所潰すのは幕府の勝手だがぁ、地元に帰る奴等にゃあ
 みんな良くやったって、そう言ってもらいてえじゃねえか」と龍馬に話す勝。

薩摩藩主 島津茂久に政を任されているのが家老 小松帯刃
そして薩摩軍の参謀である西郷吉之助に会ってみないかと龍馬に言う勝。

薩摩藩は最新式の軍備を背景に幕府にも大きな影響力を持っていた。
その薩摩軍の総司令官が西郷吉之助だった。



大坂 薩摩藩邸に西郷吉之助(高橋克実)に会うためにやってきた龍馬。

西郷吉之助(高橋克実)

「いやいや~お待たせして申し訳ごはん」と杖をついて龍馬の前に姿を現す。
よいしょっと龍馬の前に座る。

「勝麟太郎先生には前にお目に掛かったことつがありましてなぁ
 あの人は幕府の中で一番時世をよう分かっちゅう
 勝先生の一番弟子が坂本様じゃあゆうち、んにゃあ~大したもんじゃあ」

「先の蛤御門の戦で薩摩軍を率いて長州を破ったがは西郷様じゃと
 勝先生が言うちょられました」

「あいは~なかなか大変な戦でごわした。長州の弾が足をかすめまして~
 無様ななりで恥ずかしか、ハハッハハハ」

「それを聞いて是非お会いしたいと思うたがです」

「ハッハハハ、おいと何の話をしたかとですか?」

龍馬 西郷

幕府と薩摩はさらに長州を攻めると聞いたがそんなことをしていてもいいのか?
今、日本人同士で戦をすれば異国につけいられ、日本は異国の属国になってしまう。
だから長州征伐を止めるようにとお願いする龍馬。

長州藩は今叩いとかないとまた盛り返してくると穏やかに言う西郷。


「坂本さんは長州の味方ごわすか?」と聞く西郷に
「わしは、日本人の味方じゃ」と答える龍馬。

「ハッハッハッハッ日本人の味方ごわすか」と勝の弟子らしい答えだと言う。

しかし自分は薩摩が一番大事でそれ以外は徳川でも敵と思っているので
日本人という言葉でひとくくりにする勝の考えは甘すぎる、
だから軍艦奉行を降ろされ、海軍操練所が潰されるのも当然だと言う。

そして今は何の後ろ盾もないただの脱藩浪士である龍馬が
薩摩軍の総司令官である自分に意見できるような立場ではないと諭す西郷。


「じゃっどん、そげなことはおいは気にしとらん。
 薩摩は船乗りが欲しかとごわす」

「はっ?」

「勝先生から頼まれたとごわす。坂本さんたちを引き取ってもらえんろかち」

「勝・・先生が?!」

「んっんん、じゃどん、何か坂本さんは薩摩がお嫌いのようじゃ、ハッハッハッ
 そちらさんにそん気がなかとなら、こん話は無かったこつに。
 全ては坂本さん次第でごわす、ハッハハ」

初めて会った西郷に龍馬は得体の知れない恐ろしさを覚えたのだった。




土佐の坂本家では行商人(蛭子能収)から海軍操練所が潰れ
勝が軍艦奉行を辞めさせられたという話を聞かされ龍馬を心配する乙女たち。





海軍操練所では勝と訓練生が最後の日を迎えていた。

勝 訓練生

訓練生を労う勝麟太郎。幕府を飛び出しても何処までも付いて行くというみなに
脱藩するには歳を取り過ぎたと言う勝。

だが皆はまだまだ時間がある、これから何だって出来る。
自分達の腕でこの日本を変えてみろ!みんな日本を頼む!とエールを贈る。


「それじゃあみんな達者でな」と国元に帰っていく訓練生たち。

「国元に戻ってもここで学んだことはみんな~忘れなやぁ」と龍馬。


「みんなぁ・・・行ってしもた・・・」

土佐藩を脱藩した龍馬と共に残されたのは、
沢村惣之丞、近藤長次郎、高松太郎、千屋寅之助。


「陸奥、どーいておまんが残ちゅう?」と惣之丞。

「わしも脱藩浪士ですわ・・・帰るとこなんかありませんわ」
と皆と距離を置いていた陸奥陽之助も途方に暮れている。

陸奥 陽之助

「みんなぁ!元気を出しや!これからのことはみんなで考えるしかないがやきぃ。
 おい陸奥、おまんも来いや!」

と脱藩組を励まし海軍操練所を後にする龍馬。

龍馬たち






一方その頃、西郷は驚く案を幕府に示していた。

薩摩藩家老 小松帯刃(滝藤賢一)も「まっこて、お前はぼっけ者じゃあ~」と感心する。

「薩摩が天下を動かす藩になるためなら、おいは命を惜しみごはん」と言う西郷に

「頼もしかのう~ 吉之助~」と小松帯刃。



二条城では、「長州征伐は帝の御意思であるぞ!」と怒鳴る一橋慶喜。

こちらから戦を仕掛けるのは得策ではないから長州征伐を止めると
薩摩藩が言い出したのだ。

幕府勘定奉行 小栗忠順(齋藤洋介)は軍用金の蓄えがない今は
金のかかる戦は避けたほうがいいと助言する。



薩摩に振り回される幕府は危機感を抱きフランスに助けを求める。
フランス公使館で幕府勘定奉行 小栗忠順とフランス公使 ロッシュが会談している。

輸入に頼らず自らの力で軍を造る為に技術者を借してほしいとお願いする日本側。
フランスは快諾して資金面での協力もすると言ってきた。

この後、幕府はフランスを頼るようになっていった。








岩崎家では生まれたばかりの春路を囲んで談笑しているが
一人離れて座り考え込んでいる弥太郎。

「弥太郎、どーいてそこでじーと黙ちゅう?」と心配する美和。

「どーいた?兄やん」と弥之助。

「ほら、春路がかわいい顔して寝ゆうよ」と微笑む喜勢。


「おっ!こんなところに饅頭が」と毒饅頭を食べようとする弥次郎に
「止めやー!食うなー!」と慌てて饅頭を奪おうとする弥太郎。

「おまんが隠しちょったがか!」と饅頭を離さない弥次郎に
「馬鹿タレぇ」と必死に饅頭をもぎ取ろうとする弥太郎。

「親に向こて馬鹿たれとはなんぜ!」と怒る弥次郎の手をおもいきり噛む弥太郎。
「ああああー」と悲鳴を上げる弥次郎から饅頭を奪い取る弥太郎。

「馬鹿たれじゃきっ馬鹿たれ言うたがじゃー!」と怒鳴る弥太郎に
「ちょっとお父やんにやりや~」と美和が饅頭を取ろうとすると
「違うー!違うー!」と叫ぶ弥太郎。「何が違うがぜっ!」と弥次郎。


「この饅頭を食うたら死んでしまうがぜ」と静かに言う弥太郎。
「これはのう、毒饅頭だがじゃ!」と泣きそうな顔で叫ぶ弥太郎。

「毒饅頭?」と驚く美和たち。唖然とする弥次郎。
「そんなに饅頭独り占めしたいがかー!」とまた弥太郎から饅頭を奪おうとする弥次郎。

「嘘じゃないぜよー!ほんまぜよ!武市半平太が以蔵を殺してくれゆうて、
 わしにこの饅頭を預けたがじゃき」と半べそをかく弥太郎。

「以蔵て・・・」「岡田以蔵かい?」「どーいて兄やんにそんなことを」

「それはこっちが聞きたいぜっ!
 どーいてこんなことにわしが関わらんといかん!」と叫ぶ弥太郎。


「どーいて饅頭受け取ったぞね!」と美和。

「わしやち・・・わしやち・・・以蔵が可哀想じゃと思うてしもうたき。
 わしが以蔵やったら死んで楽になりたいと思うきっ」
と泣きながら話す弥太郎。真剣な顔で聞く弥次郎。

「わしはどーいたらええが・・・ この毒饅頭、どーいたらええがじゃ!」
と泣き叫びみなから背を向けて座る弥太郎。


「いかん、人殺しらやめてつかわさい!」と喜勢。
「いやあっ、食わしちゃり」と弥次郎。

「わしらはここでのうのうと暮らしてるからそんなことが言えるがぜよお。
 武市さんや以蔵の苦しみはワシらぁには分からん!」と言う弥次郎。

「お父やん・・・」と振り返る弥太郎。

「弥太郎、おまんが毒饅頭を受け取ってしもうたがは・・・
 武市さんの気持ちが分かったきじゃろ?
 以蔵を楽にさせちゃりたいと思うたきじゃろ?」

と半べそをかいている弥太郎の顔に両手をそえて
「以蔵に・・・饅頭食わしちゃり」と優しく言いうなずく弥次郎。

饅頭の入った包みを握り締めて声を殺すように泣く弥太郎。






牢の中でうつろな目をした瀕死の状態の以蔵は武市や龍馬の思い出に浸っている。
「武市先生・・・」「龍馬・・・」「昔は・・・楽しかったのう・・・」
と少し微笑みながらつぶやいている。

岡田以蔵

そこへ辺りを警戒しながら毒饅頭を持ってきた弥太郎が現れる。
「以蔵、以蔵」と必死に笑顔をつくる弥太郎。

弥太郎

「おまん・・・饅頭は好きか?武市先生がのう、おまんに食わせちゃりぃ言うて
 わしに饅頭を持たせたがじゃ」と震える声で泣くのをこらえ必死に言う弥太郎。

包みから饅頭を取り出し両手で持つ弥太郎。
「先生・・・」と体を引きずりながら近寄ってくる以蔵。


弥太郎は牢の中へ饅頭を差し出すが、手がブルブル震えだす。
「どーいて震えゆう?」と聞く以蔵。

「こっ、これは酒の飲みすぎぜよぉ ハハハ」と誤魔化す弥太郎。
「早よ食べ、早よ早よ」と饅頭を差し出す手は大きく震え
以蔵の顔をまともに見ることが出来ない弥太郎。

ついに饅頭を以蔵の手に渡してしまい大きく動揺する弥太郎。


饅頭を受け取った以蔵はすぐには食べず、壁にもたれ掛かり目をつむって
「有難うございます先生・・・」と涙を流す。

両手で持った饅頭を見つめてうっすら笑顔の以蔵は、ゆっくりと饅頭を口へ運ぶ。
とその時、以蔵の手を掴み饅頭を取り上げる弥太郎。

「いかん、食うたらいかん、出来ん、わしには出来んおまんを殺すことら出来ん」

「わしが自分で食う言うがじゃぁ、返してくれ弥太郎」と諭すように言う以蔵。

「出来ん、出来んちゃあぁぁぁぁ」と腰を抜かしながらその場を立ち去る弥太郎。

「わしはもう・・・自分の舌を噛み切る力もないがじゃ」と泣く以蔵。


どしゃ降りの雨の中、川に毒饅頭をちぎりながら投げ捨て
「わしには、わしには出来んがじゃー」と泣き崩れる弥太郎。


牢番の和助にまだ以蔵が生きていることを聞かせれた武市は愕然とする。





海軍操練所が閉鎖され行き場を失くした龍馬たち脱藩浪士たちは
これからのことを考えなくてはならなかった。

自分が引っ張った仲間たちを何とかするためには
薩摩藩 西郷吉之助の元に行くしかないのかと悩む龍馬。


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龍馬伝 第25回 あらすじ

第25回 「寺田屋の母」      (6/20放送)

京 伏見に到着した龍馬は、船宿『寺田屋』の女将 登勢(草刈民代)が生母の幸に
あまりにも似ていたので「母上・・・母上っ」と走り寄っていく。
「お泊りどすやろか?」と登勢に言われ「はい!」と答える龍馬。

登勢のことが気になって仕方が無い様子の龍馬。
わしの顔に見覚えがないか?昔、土佐におったとか?歳の離れた姉がいてないか?など
変な質問をしてくる龍馬に怪訝そうな登勢。

母上のことを考え眠れない龍馬は外に出る。川沿いに一人佇みタバコをふかす登勢の姿。
実は亡くなった母上にそっくりで、ドキドキして登勢の顔がまともに見れないと話す龍馬。

脱藩浪士になった今は土佐に帰ることができず、父と母の墓参りもできないと言う龍馬に
「お二人とも龍馬はんを見てくれてはります。日本のために頑張りなさいって」
と微笑みうなずく登勢。


「いっぺんだけ・・・いっぺんだけでいいき、母上ち呼んでもええろうか」

「え?」

「ほんで、龍馬ち・・・答えてもらえませんろうか」

いっぺんだけ!いっぺんだけ!と必死に頼む龍馬に「どうぞ」と笑顔で引き受ける登勢。
ほんならと改まった顔で「母上」と言う龍馬に「龍馬」と笑顔で答える登勢。

「やっぱり、全然違う」と満面の笑みで言い嬉しそうに宿に戻っていく龍馬に
「なんや」と龍馬の後姿を笑顔で見送る登勢。


そして、神戸海軍操練所に戻った龍馬は仲間たちと訓練に精を出していた。




“ 八月十八日の政変 ”で都落ちし、“ 池田屋事件 ”で多くの同士を惨殺された
長州藩が再び立ち上がろうとしていた。

帝を奪い返すために京の御所を攻めると言う久坂玄瑞に、そんなことをしたら
長州は朝廷の敵となってしまう!と止める桂小五郎。

久留米藩士 真木和泉(利重 剛) や長州藩士 来島又兵衛(角田信朗) らは
帝の為と言って聞く耳を持たない。


元治元年(1864)7月 ついに長州藩は帝を取り返すべく京に攻め込んだ。
久坂玄瑞、真木和泉らは御所 堺町御門を、来島又兵衛らは御所 蛤御門を襲撃した。

蛤御門


二条城で陣を構えていた一橋慶喜(田中 哲司)はその知らせを聞き
「ついにやりおったか」と出陣命令を出す。

迎え撃つ薩摩藩により長州藩は全滅し、炎に包まれながら切腹する久坂玄瑞。

久坂玄瑞



長州が幕府と戦を始め、都が火の海になっているとの知らせが龍馬にも入り、
すぐに京の町へ向かう龍馬。京の町では家を焼き出された人たちが彷徨っていた。

瓦礫の中に佇む桂小五郎と偶然会う龍馬。薩摩に強い憎悪を抱いている。
「坂本君、達者でな」とその場を立ち去る桂小五郎。

桂小五郎


お龍たちを発見し再会する龍馬。母と子供たちは無事だった。
お龍の母に薬を与え、「みんなが無事で良かったき」と安心する龍馬に
奉公先の『扇岩』は焼けてしまったと言うお龍。

「ほんまに勝手やわ・・・お侍さんたちは。
 日本を守るとか異国を打ち払うとか偉そうなこというて・・・
 どうして私らをこんな目に遭わすの」と言うお龍。

「すまんちや・・・おまんの言う通りじゃ。こんなことはおかしい。
 何かが大きゅう間違うちゅう」と静かに言う龍馬。

「うああああー!」といきなり叫ぶ龍馬に驚くお龍。
「おまんらをここに置いとくわけにはいかんっ!わしがどうにかしちゃるき!」と龍馬。

龍馬


お龍たちを『寺田屋』に連れてきた龍馬は女将の登勢に預かってくれるよう頼む。
迷惑そうにする登勢に、「人様の世話になるのは性に合いまへん」と遠慮するお龍。

「何を言いゆう、母上のこと兄妹のことも考えや!」とお龍を諭す龍馬に

「あなただって赤の他人どす」と言うお龍に、

「赤の他人じゃー!けんどのう、赤の他人に頼らんといかんこともあるぜよ!」と龍馬。

見かねた登勢はお龍たちの家を探すと言い出す。

登勢(草刈民代)

そんなことしてもらう筋合いはないと言うお龍に、その代わりうちで働いてもらうと登勢。
「有難うございます!」と喜ぶ龍馬と子供たち。






京 御所に呼び出された一橋慶喜は孝明天皇からの勅命を受ける。
“ 御所に攻め入った長州は朝廷の敵である。幕府は直ちに兵を出し長州を征伐せよ ”

一橋慶喜は帝からの命を老中や幕臣たちに伝えるが、今は内輪もめしている場合ではないと意見をする勝に、
「お前の振る舞いは幕府の軍艦奉行にあるまじき行為だ!」と
神戸海軍操練所の閉鎖を言い渡されてしまう。



龍馬たち訓練生の前で軍艦奉行を降ろされ、江戸で蟄居謹慎となってしまい、
海軍操練所も閉鎖となってしまうと告げる勝。

突然のことで動揺する龍馬と訓練生たち。悔しくて涙を滲ませる訓練生たち。
「おいらに力がねえばっかりにすまない」と土下座して謝る勝。




『寺田屋』で奉公するお龍の愛想のなさに、笑顔を見せるよう言う女将の登勢。
「うち、そおいうのは苦手なんどす」けど仕事はちゃんとするから女将には迷惑は
掛けないと言うお龍に「ほんまに難しい子やぁ」とため息をつく登勢。

重たい荷物を持とうとするお龍に「それは無理ぜよ~!」と声を掛ける龍馬。
突然訪ねてきた龍馬に驚くお龍。


龍馬が待っている部屋にお茶を運ぶお龍。
「ようやってくれてはりますわよ~お龍ちゃんは。
 ほんまによう助かっとります」と登勢が入ってきた。


部屋を出ようとするお龍に、「海」と言えと龍馬は言う。
違う違うと何回も「海」といわせる龍馬。それだけで笑顔に見えると笑う龍馬。

「おまんの笑顔は、誰よりも別嬪じゃき~」と笑顔で言う龍馬。

「失礼します」とそそくさと部屋を出て行ってしまうお龍。

「お龍殿!お龍殿っ! ま~た怒らせてしもうた・・・」と龍馬。



外に出て動揺しているお龍。「帰るぜよ」と龍馬が声を掛ける。

龍馬 お龍

「もう?」とお龍。

「おまんのことを宜しゅう言うてよ~う頼んできたき。
 海じゃぞ、う~み」と笑顔で言い、駆け足でその場を去っていく龍馬。

「あの!」と龍馬を引き止めるお龍。振り返る龍馬。

「今度は・・・いつ?」

「それは・・・分からんのう。お龍殿は強いおなごじゃ。
 わしがおらんでも大丈夫やき。ほなら、達者での」と足早に去っていく龍馬。

去って行く龍馬の後姿を見つめるお龍。「うみ」と声を出さず言ってみるお龍。

お龍





誰もいなくなった海軍操練所に戻ってきた龍馬。

父上、母上、乙女姉やん、わしの夢やった日本の海軍がのうなってしまった・・・
と心の中でつぶやく龍馬。

「わしは、わしはどうすればええがじゃー!」と海に向かって叫ぶ龍馬。





土佐では、いくら拷問にかけても口を割らない岡田以蔵に業を煮やした後藤象二郎は
武市半平太を拷問にかける許しを山内容堂に請うが全く相手にされない。

ますます以蔵への拷問を激しくする象二郎。
側でその様子を見なければならない弥太郎も辛く見るに耐えない様子。
それでも「武市先生は素晴らしいお人ぜよ」としか言わない以蔵。

以蔵

「やめてくれやー!以蔵が、以蔵が死んでしまう。
 大殿様に会わせてつかわさい、わしらは藩の為に働いてきただけやのに」
 大殿様に・・・大殿様に会わせてつかわさいー!」と牢の中で泣き叫ぶ武市。


夕方、以蔵の声もしなくなった牢にやってきた弥太郎。
いい加減にしないと本当に以蔵は死んでしまうと武市に言う弥太郎。

「どういてわしがこんな役回りを!」とイライラしている弥太郎。

「おまんも辛いの」と淡々と言う武市に「辛いぜよー!」と牢を蹴飛ばす弥太郎。

「毎日、以蔵の拷問を見せられるがやぞー!以蔵と仲がええ訳でも何ちゃあないに
 わしゃもう辛うて、辛うて、見ておれんがじゃきー!」
と牢を蹴飛ばし、泣きながらやりきれない表情の弥太郎。


「そうかえ、そう思うてくれるがか」と振り向く武市。

「弥太郎、頼みがあるがぜよ。以蔵にこれを食わしちゃってくれんかえ」
と3つの饅頭を差し出す武市。

「・・・? 何ぃ?」と首をかしげる弥太郎。

「以蔵を助けちゃってくれぇ」と真顔で言う武市。

「おまん・・・おまん、今ワシが言うたことを聞いちゃあせんかったがかー!
 わしゃおまんがホンマのことをしゃべりやと言いやあぞー!」

「これは・・・これは・・・これはの、毒饅頭じゃ」
と和助に頼んで手に入れたアヘンを使った饅頭だという武市。

目を丸くして驚き言葉も出ない弥太郎は思わず牢から飛びのき腰を抜かす。

「わしはの以蔵が可哀想でならん。どうか、どうか以蔵を楽にしちゃってくれ!
 頼む!頼む弥太郎!」と必死に両手で持った包みを牢から差し出す武市。

腰を抜かしたまま動けない弥太郎。

弥太郎

「頼む!頼む弥太郎ー!」と土下座してお願いする武市。


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龍馬伝 第24回 あらすじ

第24回 「愛の蛍」      (6/13放送)

元治元年(1864)6月5日 京の宿屋『池田屋』に集まり
孝明天皇の奪還計画を密談していた攘夷派の志士たちは、
幕府の命を受け京の都の治安を守る浪士組「新撰組」に襲撃され惨殺された。

これが後にいう“ 池田屋事件 ”


目の前で息絶えた望月亀弥太を救うことが出来なかった悔しさでいっぱいの龍馬。
すると目の前を新撰組の一行が揚々と歩く姿を見て、思わず飛び出そうとする龍馬を
引き止める者がいた。手拭いで顔を隠した桂小五郎だった。

僕もはらわたが煮えくり返っているが今、新撰組の前に飛び出すのは得策ではない
怒りに任せて動いてもどうにもならんと龍馬を説得する。




奉公先の『扇岩』で“ 池田屋事件 ”の噂を聞いたお龍は驚いて龍馬のことを心配する。
とそこに小五郎と龍馬が現れた。

京の町は新撰組がうろついているので神戸村に帰るのは日が暮れてからの方がいいし
ここにいては危険なので、それまでお龍の家に隠れるよう宿の主人と女将に言われる龍馬。




宿の主人に、龍馬に持っていくように言われオニギリを握るお龍。
とそこへ突然、新撰組が押しかけてきた。
この宿は攘夷派を匿っているそうだなと部屋を探しまわる。

新撰組

険しい顔のお龍に「何故、わしを睨む?」と近藤勇が詰め寄るが
「睨んではおりまへん、怖いだけどす」と冷たく言い放すお龍。

「そうは見えんな」と睨む近藤勇を睨み返すお龍。
どの部屋にも誰も見当たらないので引き上げる新撰組。

近藤勇



お龍が家に戻ると、幼い弟妹たちと龍馬が楽しく歌を歌っていた。
そっとその様子をじっと見つめるお龍。

お腹を空かせた弟妹たちと床に伏せている母のために今から夕飯の支度をすると言うが
「坂本さんは・・・これをどうぞ」とオニギリの包みを渡す。

「おっ、こら何ぜよ?こりゃ何ぜ~♪ そぉ~れ♪」と包みを開く龍馬。
うわぁ~♪と白米のオニギリを見て嬉しそうな弟たち。

思わずお龍の元へ行き「こりゃあ貰えんぜよ、みんなで食いや」と言う龍馬。
「扇岩の旦那さんから持って行けと言われましたさかい」とそっけなく言うお龍。

「ほんなら~みんな~で食うかい♪」と笑顔でみんなを集める龍馬。
嬉しそうにオニギリを頬張る子供たち。

「はい、おじちゃん♪」とオニギリを差し出された龍馬は

「あっ、わしにもくれるがかっ♪ ええ子じゃのう~。けんどおまんが食いや」
と微笑みながら子供たちに言う龍馬を見つめるお龍。




お龍の身の上話を聞こうと話しかける龍馬だがそっけなく返されてしまう。
お金は必ず返しますと愛想なく言うお龍に、金のことはいい、自分もこうして
世話になってるからと笑顔で微笑む龍馬。

医者をやっていた父は、“ 安政の大獄 ”の時に攘夷派の侍を助けたことを
咎められて亡くなったと話し始めるお龍。

だから攘夷派も、薩摩も、新撰組もみんな嫌い。
家族を放り出して好き勝手なことやってる人は大嫌いと言うお龍。


自分も両親を亡くした、母上はとても優しい人だったので、お龍の母上を見た時、
とても他人事には思えなくて、何とか喜んでもらいたくて歌まで歌ってしまった。
暮らしが大変なのは分かるが、母上の病気は治してあげたりと龍馬。

龍馬


「もし、金が足らんようやったらワシが出し・・・」と言いかける龍馬に

「いえ、坂本さんにはもう助けて頂きません」と冷たく言うお龍。

「お龍~どのっ、人の気持ちゆうがは銭金とは違うがぜよ」と優しく言う龍馬。

龍馬の顔を見張るお龍。

「貸し借りとは関わりのう、受け取ってえ~時もあるき」

瞬きしながら視線をそらすお龍。

「おまんが侍を嫌いだがはよ~う分かったけんど、たまには笑顔を見せてくれやぁ」

「もーすぐ日が暮れます。そろそろ御立ちになったほうが」とそっけないお龍。



亀弥太の亡骸を残していくのは辛いとつぶやきながら行こうとする龍馬に、

「志を貫かれたんでしょう、あのお人は!
 坂本さんは褒めておあげにならんといかんのと違いますか・・・
 よう頑張ったと、お前は侍らしゅう死んだと」と言葉を掛けるお龍。

お龍

「そうじゃの、おまんの言う通りじゃ!」と何かが吹っ切れた龍馬。

世話になったのとお辞儀をして微笑む龍馬。






二条城では老中 板倉勝静から呼び出しを受けた勝麟太郎が登城していた。
海軍操練所で学ぶ者は藩士に限ると決めていたはずだが、
脱藩浪士が混ざっていると忠告される。

脱藩の罪を許すよう各藩に今お願いしているところだと笑いながら
のらりくらりといいくるめようとする勝。

本題はそのことだけでない、昨夜の池田屋の一件だという。
そこに集まった攘夷派の中に望月亀弥太の名前があると聞いて顔色を変える勝。


岩崎弥太郎が語る。
あの時、池田屋に望月亀弥太がおったという事実。
これが後に海軍操練所と龍馬の運命を大きゅう変えることになってしまったがじゃ。






土佐では岡田以蔵の取調べがますます激しさを増していた。

以蔵

叫び声を聞く度に「以蔵、すまん、すまん」と辛そうな武市。
牢番の和助はそんな武市を見守ることしかできなかった。

武市



弥太郎を呼びつけた後藤象二郎は郷廻りの仕事に戻るよう命じる。
商売が軌道に乗ってきた矢先のことで困惑する弥太郎。

後藤象二郎の遣いできたと弥太郎が牢に入っている武市に会いにきた。

「わしゃ誰が吉田東洋様を殺したかはどーでもええがじゃ!
 けんどのう、それが分かるまでは商売したらいかん言われたら話は別ぜい!

 わしがやったと素直に謝ったら許しちゃると後藤様は言われゆう。
 武市さんっ、おまんがやったがか? 誰かに斬らせたやろうー。
 頼むき、正直に言うてくれっ!武市さんっ!!」


「そんなこと、わしがおまんに言うと思うかえ。
 素直に謝ったら許す、子供やち騙されんぞ」鋭い目つきをして言う武市。


「以蔵が死んでしもてもええがかっ!
 お富さんにいつまで苦しい思いをさせるがぜ!
 あんなに健気に旦那様の帰りを待ちゆうお富さんの為にもワシやち味方になるぜよ!

 こんまま牢に閉じ込められとったち、どーにもならんがろう!
 堂々とホンマのこと言いや!武市さん!」


「弥太郎っ!そんなた易いことではないがぜっ!
 わしを責めるがは後藤様だけやない、大殿様もじゃ」

表情が固まり何も言えなくなる弥太郎。


「わしがやってきたことは全て大殿様の為ぜよ!
 それが大殿様に背いた逆心じゃと思われるがは・・・こればぁ悔しいことがあるかい

 このままでは終われんがじゃき、自分の夫が侍ではなかったなと言われて
 富を悲しませることは、断じて出来んっ!!」と涙を浮かべながら言う武市。

言葉を失くす弥太郎。




山内容堂の元に茶道の家元 深山宗林(大和田伸也)が訪ねてきた。
「宗林先生が!」と満面の笑みで喜ぶ容堂。

茶室で宗林が点てたお茶を飲み干した容堂は泣きそうな表情で
「うまかった・・・」と感無量の様子。深山宗林に心酔している容堂。




夜分に武市家を訪ねてきた牢番の和助。武市から富への伝言を預かってきたという。
「おまんに辛い思いをさせてすまん、まっことすまん」と伝える和助。


坂本家では武市と富の話題をしている。
以前、富が乙女に話してくれたという話をする乙女。

坂本家


富は武市と夫婦になって3年経っても子供が出来なかった。

その時に武市の友人から、武市ほどの立派な人の子供ができないのは
もったいないから、しばらく家を開けてくれたら、他の女を連れてくるので
子供を産んでもらえと、その友人に富は言われたという。

普通なら3年経っても子供が出来なければ追い出されても仕方ないのに
うちの旦那様は、まっこと何も言わん優しいお方じゃき、ここは私が我慢しよう
思うて家を空けたという。

代わりにやってきたのは、とても美しい女性だったが
武市は指一本その女性に触れなかったという。

武市の友人は、それやったらとまた別の女性を連れてきたが
やっぱり武市は手を付けなかったという。

しばらくして家に戻った富は武市に「つまらんことをすな」と言われたという。

「子はおらんでも、あの二人の絆は途方ものう強いがじゃき」と微笑む乙女。




武市の元へ戻ってきた牢番の和助は、富から預かった布包を手渡す。

「これは・・・」と布をめくると3匹のホタルが光っていた。
そしてフワリと蛍が牢の中を舞っている。

縁側で涙を流す富の前にもホタルが舞っている。

牢の中の武市は思わず涙が込み上げる。




船に乗り神戸村に向かう龍馬の目の前にも蛍が舞っている。手を伸ばす龍馬。

「亀弥太・・・わしは・・・おまんの死を無駄にはせんき」と唇をかみ締める。


船を乗り継ぐ為に、京 伏見に到着した龍馬。
船を降りると『寺田屋』という船宿があった。

その瞬間、『寺田屋』の女将 登勢(草刈民代)に龍馬の目は釘付けになる。

「母上・・・」幼い頃に死に別れた生母の幸(草刈民代)にそっくりだった。

幼き日の記憶が蘇り目を大きくして見つめる龍馬。


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龍馬伝 第23回 あらすじ

第23回 「池田屋に走れ」   (6/6放送)

文久3年9月20日 近藤長次郎と大和屋の娘 徳の祝言が行われた。

長次郎 徳

徳(酒井若菜)


祝いの席に駆けつけた勝から、神戸村の海軍操練所が完成したと報告を受ける龍馬たち。


こうして全国の各藩から集まった200名近くの志士たちは
神戸海軍操練所で操船術・砲撃術を学ぶことになった。
中には龍馬のような脱藩者もいたが皆、新しいことを学ぼうと意欲に湧いていた。


訓練生の陸奥陽之助(平岡祐太)は秀才ぶりを鼻にかけた物の言い方で
何かと望月亀弥太に突っかかり、二人がもめるのを仲裁に入る龍馬と長次郎。
イライラしている亀弥太は長次郎に当り気を悪くする長次郎。

陸奥陽之助(平岡祐太)


収二郎は切腹させられ、武市先生と以蔵は牢に入れられ、一緒に戦った仲間が大変な時に
自分はこんなことしていていいのかと苛立つ亀弥太。

「大変ですな~あっちにも、こっちにも気遣うて」と嫌味を言う陸奥陽之助に
紀州藩の家老格の家柄であるのに何故ここに来たのかと問う龍馬。
陸奥が脱藩してきたと知り、「アイツにも何か志す物があったがじゃのう」と龍馬。



一人海辺で佇む亀弥太に話しかける龍馬。
武市たちのことを思って辛いのは自分も同じ。でも新しい道を進むしかないと言う龍馬。

「おまんは忘れてしもうたがか?龍馬。
 わしら下士は土佐では犬猫同然の扱いやったがぜよ。
 わしを救うて下さったがは武市先生ぜよぉ。」と亀弥太。黙って聞く龍馬。

「亀弥太、土佐で虐げられちゅうことは忘れや、
 今、日本は異国の侵略を受けゆう。わしらは帝の元で一つになり、
 刀を抜いて異人を追い払うがじゃ。尊王攘夷ぜよ!」と叫ぶ亀弥太。顔をしかめる龍馬。

「あの時の志は、なんちゃあ変わらんとここにあるがぜよお!!」と笑顔で言う亀弥太。
「目を覚ましいやっ、亀弥太!時はどんどんどんどん流れちゅうがじゃ」

今更、攘夷じゃ、開国じゃと内輪もめしている場合ではない。
日本を守る為に海軍を作ろうとしていることはお前もよく分かっているはずだ
と説く龍馬に「龍馬・・・」と唇を震わせ泣く亀弥太。

武市さんに申し訳ないという気持ちはわしにも良く分かるが
「けんど、もう後戻りしてはいかん」と龍馬に言われ、泣きながらうなずく亀弥太。






江戸 高輪 イギリス公使館では各国の公使が集まって会合している。

イギリス公使 オールコック(ダニエル・フォーリー)
「我ら4カ国で長州を攻撃しよう」

アメリカ公使 プリュイン(イアン・ムーア)
「邪悪な攘夷派を徹底的に叩くわけか」

オランダ公使 ポルスブルック(リチャード・ヴァン・ローイ)
「良い考えだ。幕府は喜び我らに協力するだろう」

フランス公使 ロッシュ(ピーター・フランクル)
「我らにとっては一石二鳥だ」

「日本をしゃぶりつくそう!」と乾杯する。

西洋諸国は日本を思いのままに操り食い物にしようとしていた。






京でおこった“ 八月十八日の政変 ”で薩摩藩、会津藩に都を追い出された
長州藩 久坂玄瑞を中心とした攘夷派は世の中を攘夷に引き戻そうとしていた。
その為に桂小五郎を京に忍び込ませていた。


お龍が奉公している宿屋「扇岩」で攘夷派と密会をする桂小五郎。
「薩摩の手から力ずくで帝をお救い申し上げるんじゃ」と作戦を話す。

酒を持ってきたお龍に聞き耳を立てていたのでは?と勘ぐる小五郎に
「お客様の話を盗み聞きするようなことはいたしません」と淡々と答えるお龍。

「我らは日本国の為に奔走しとるのじゃ」と言う小五郎に愛想無いお龍。

お龍

桂小五郎


“ 日本を守る言うて土佐を飛び出したけんど、まだなんちゃあ成し遂げちょらん ”

“ 大切な友達が、また捕まってしもた”と涙を流す龍馬のことを思い出すお龍。








土佐で牢に入れられている武市に食事を運んできた牢番の和助(小市慢太郎)。
下士の和助は身分の低い下士を率いて土佐を動かした武市を尊敬していると言う。

島村衛吉の声がしないので死んでしまったのか心配する武市に
辺りを見回しながら拷問は取り止めになったことを教える和助。
そして以蔵が捕まって土佐に戻されたことを聞かされた。


象二郎はわざと以蔵を武市の牢に入れて二人を再会させる。
聞き耳を立てられているから小声で話すよう以蔵に言う武市。

武市 以蔵

吉田東洋を暗殺した者を白状したら、勤皇党は皆殺しにされるから
絶対に口を割らないようにと以蔵に言う武市。
側で聞き耳を立てていた象二郎は、すぐ以蔵を戻すよう命じる。






弥太郎は、妻の喜勢との間に長女 春路(はるじ)が誕生していた。

武市家に富を心配して来ていた乙女。
とそこへ道具を持った弥太郎が勝手に部屋へ入ってきた。

「材木買わんかー!わしが修繕しちゃるき!」

「いい加減にしいやー!今、武市さんがどんな目に遭いゆうか知らんがかえ!
 お富さんの気持ちを少しは考えや」
と家中を勝手にうろつく弥太郎に怒る乙女。

「仕方ない、タダにしちゃるき」

「え?」と驚く乙女。

「雨漏りしゆう所があったら、わしが屋根に登って直しちゃろー。のうっ」

「お富さんを心配してくれるゆーがかえ?」と乙女。

「心配らしちゃあせん、んっ、ここんとこ岩崎家はええこと続きでのう。
 けんど、幸運を溜め込んだら次は不幸がやってくる。
 ちっくとここで損をしちょこ思うただけぜよ。何処が壊れちゅうがか早う言いや」

笑顔になる乙女。「おまさんにも全うな心があったがかえ~」と嬉しそうに言う乙女。

「有難うございます」と富。

「心配しいゆう訳じゃない言うたろうがっ」と弥太郎。



「御免下さい」と牢番の和助が武市から預かった手紙を持ってきた。

「何じゃおまん、勝手に人の家の庭先に」と偉そうに言う弥太郎。

和助は懐から手紙を取り出し富に渡した。
自分は大丈夫、風邪をひかないようにと富を気遣う内容だった。

「風邪をひかんよう言うて、牢の方がよっぽど寒いろうに」と乙女。

「大丈夫そうじゃないかえ武市さんは。気にかけることないがろうぜよ、なっ」
と気を遣う弥太郎。

乙女 富






ある日、亀弥太がいないことに気付いた龍馬は高松太郎を問い詰めると
京にいてる長州藩士らが何か事を起こすと言って夜中に出て行ったと言う。

今から亀弥太を連れ戻しに行ってくると言う龍馬に
陸奥陽之助は海軍より攘夷派を選んだ奴にそこまですることはないと言う。
志の違う者を無理に引き止めることはないと言う長次郎。

亀弥太も考え抜いてのことやろう、好きにさせてあげろという沢村惣之丞。
皆は何事もなかったかのように、訓練に戻る。


「それは違うぜよー!」と大声を出す龍馬。一瞬で皆の動きが止まる。

龍馬

「わしら、わしらはたった200人しかおらんがじゃ。
 たったの200人で、この日本の海軍を作ろうとしてるがじゃ、わしらは。

 アメリカ、フランス、イギリス、ロシア、異国は日本がバラバラになるんがを
 待ちゆう。いつでも日本を乗っ取る準備が出来ちゅう。

 けんど、そうはさせんと、そうはさせんと心に決めた者らが
 この海軍操練所に集まっちゅうがやろうが!

 おらんでええゆう仲間らあ、ここには一人もおらんっー!」

と叫ぶ龍馬に何も言えずじっと聞く訓練生たち。

沢村惣之丞

「亀弥太は真っ直ぐなええ奴ぜよ。アイツを死なせるわけにはいかんき。
 アイツを連れ戻してくるき」と走り去って行く龍馬。






お龍が奉公している宿屋「扇岩」
宿屋「扇岩」に龍馬が亀弥太を探しにやってきた。客のことは教えられないと言うお龍。
大切な仲間を死なせたくないと必死にお願いする龍馬に、
今夜「池田屋」で攘夷派の会合があると長州藩士が言っていたと教えるお龍。


「池田屋」の二階では攘夷派の志士たちが集まっていた。
熊本藩士 宮部鼎蔵(小西博之) 、長州藩士 吉田稔磨(松本実)や亀弥太の姿もある。
京の都、御所に火をつけて混乱させている間に帝を救うという作戦を話している。

そして桂小五郎の到着を今か今かと待っていた。
階下で物音がしたので桂小五郎が到着したと皆は思っていた。


必死に「池田屋」に向かって走る龍馬。
すると路地に一人の男が倒れている。声を掛けると瀕死の亀弥太だった。

腹には刀が刺さっている。「りょ・・う・・ま・・・」と亀弥太。
「何をしゆうー!おまん、どーいて・・・」と刀を抜く龍馬。

「逃げてきたがじゃ・・・」と亀弥太。

「しかっりしいや、しっかりしいや」と医者を呼びにいこうとする龍馬。

「わしは・・・侍やき・・・あんな奴らに・・
 留めを刺されるがは・・まっぴらでなぁ・・・」

「あんな奴ら?あんな奴ら、あんな奴らって誰ぜい?
 池田屋で、池田屋で何があったがじゃ?」

「おまん・・おまんの言う通りにしちょったら・・・良かったかのう・・・」

「えーき、えーき、えーき、目を開けや!目を開けや!亀弥太っ!
 亀弥太っ!亀弥太っ!目を閉じたらいかーん!亀弥太っ!目を開けや!」

「後戻りは・・・いかんかったのうぅ・・・」と言い残し崩れ落ちる亀弥太。

「亀弥太あーーっ!おまん・・・どーいて・・・」悔しがる龍馬。

そして池田屋に走る龍馬。




池田屋の前では大勢の人だかりができていた。
部屋には障子に飛んだ血しぶきと無惨に殺された志士たちの死体が横たわっている。

返り血を浴びた新撰組の一行が“誠”の旗を掲げて揚々と歩いている。

「誰がこんな恐ろしいことを?」「決まってますやん新撰組やろ」と町人が話している。

「新撰組・・新撰組・・・新撰組とはなんぜいっ!
 そいつらはっ、そいつらは何処におるっ!何処におるがぜっ!」

新撰組の屯所に向かって走り去る龍馬。


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龍馬伝 第22回 あらすじ

第22回 「龍という女」    (5/30放送)


龍馬の元に武市半平太が投獄されたという知らせが届いたのは
文久3年(1863)9月の終わりのことだった。

“ 八月十八日の政変 ”を境に土佐藩は藩の内外にいる勤皇党の弾圧を始め
京の都で攘夷派の残党狩りも幕府により始まっていた。


龍馬は半平太や以蔵を心配する気持ちを抑えつけて
一心不乱に勝塾で学ぶことしかできなかった。

大阪 専称寺 勝塾に土佐藩の役人たちが突然やってきた。
土佐藩士は帰国命令が出ているので命に背けば脱藩者とみなすという。

ここは幕府の軍艦奉行の勝麟太郎先生の私塾と知ってのことか!と塾頭。
他の藩士たちも役人たちを囲み追い出してしまう。

有難う。有難うみんなと礼を言う龍馬。
わしらには海軍の仲間がおるがじゃ!と長次郎たちに叫ぶ龍馬。
そうじゃ!そうじゃ!と盛り上がる訓練生たち。


再び脱藩者となった龍馬を心配した乙女からの手紙を読む龍馬。
家族みんなも龍馬の味方だと書いてある。
困ったときに使いなさいと手紙と一緒に金5両が入ってあった。





京では新撰組から逃れた以蔵が恋人のなつの元にこっそりと戻ってきた。
「会いたかったぜよぉ、会いたかったぜよぉ」となつを抱きしめる。

恐ろしい奴らに囲まれた。奴らは一言も言葉を発せず襲い掛かってきた。
どうしてこんな目に遭わんといかんぜよと話す以蔵。

以蔵 なつ

一緒に逃げてずっと自分の側にいてほしいとなつの手を握る以蔵。
なつは震えながら、幕府の役人がきて以蔵が大勢の人を殺したことを聞かされたと話す。

怖がるなつに「そんなこと言いなや、なつ」と言う以蔵に
「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣くなつ。

「ほじゃの、おまんに迷惑掛けられへんの・・・わしのことは忘れてくれや」
と部屋から出て、どしゃぶりの雨の中に消えていく以蔵。声を上げて泣くなつ。





長次郎を心配する大和屋の娘お徳。
「徳ちゃんは、どーいてわしを心配してくれるがじゃ」

「それは、長次郎さんが元々うちと同じ商人やし」

「それだけ?」

「お侍さんにならはったゆうても頼りないやないの。
 恐ろしゅうて刀も抜けへんのでしょ」

「あっ、はぁー、もおいい、それ以上は言いなやぁ」

「それにいぃー」

「ほんまにもう」と背を向ける長次郎に「言わせて!」と徳。

「うちは・・・長次郎さんのことを・・・」

と言いかけた時“ドンドン”と誰かが戸を叩く。以蔵の恋人なつだった。
大事な用があると龍馬を訪ねてきたという。

なつ

恐ろしくなって、どうしようもなくなって自分が追い出してしまったと泣くなつに
「泣かんでえーき、泣かんでえーきなつ、よう知らせにきてくれた。
 おまんはえー子じゃ。まっことえー子じゃ!」と慰める龍馬。

今外に出ると龍馬も危ないとみなに止められるが、
以蔵は助けを求めていると一人で以蔵を捜しに行く龍馬。





西洋諸国は日本に対し、更に強い態度で迫り始めた。
江戸 高輪 イギリス公使館では
イギリス公使代理 ニール(マダム・マカン)と老中 水野忠清(若杉宏二)が会談している。
イギリスは鹿児島と下関にも港を開いてほしい。そして
外国人の日本居住を許す権利を各大名に与えてほしいと要求してきた。

それはできない。外国との交易は全て幕府に任せてほしいと反対するが
我々に自由な交易をさせることが日本の利益になるのだと
イギリス側から一方的に要求を突きつけられてしまった幕府。

彼らの経済的侵略を止めることは、もはや幕府にも出来なかった。






土佐では武市半平太の取調べが始まっていた。
後藤象二郎に吉田東洋の暗殺について聞かれる武市。

事件に前後して何人か土佐からいなくなっている。
沢村惣之丞や龍馬の名前も出しこの中の誰かが東洋の暗殺の実行犯だという象二郎に
土佐勤皇党は土佐藩や大殿様の為に尽くしているだけだと答える武市。

自分は誰よりも大殿様に忠義を尽くしている侍という武市の言葉を聞いた容堂は
何が侍じゃ、この土佐で侍は上士だけだと気を悪くする容堂。


牢屋で正座をして目をつぶりつぶやく武市。
「わしは・・・土佐藩のために・・・大殿様のために・・・
 なんちゃあ間違うたことはしちょらん」

武市半平太

と隣の牢から叫び声が聞こえてきた。すると象二郎が現れた。

「あははっ!残念じゃけんど土佐藩の決まりでは上士に拷問したらいかん
 ゆうことになっちゅうき。けんど下士には何をしてもえーがじゃき。
 勤皇党の島村衛吉ゆーがは、おんしの親戚そうじゃの。
 おんしが口を割らんがならアイツにしゃべってもらうがぜよ」

立ち上がり心配そうに向こうを見る武市。

「あいつが死んでもまだ他がおる。岡田以蔵を捕らえたらアイツはしゃべるかの~
 岡田を追いゆーがは今や土佐藩だけやないきにのうっ!!」と去って行く。

「え、衛吉っ!」とその場に崩れ落ちる武市。


拷問されている衛吉の叫び声を聞きながら
「やめろ・・・やめてくれ」と涙を浮かべ
鳴り止まない叫び声に「やめてくれー!」と叫ぶ武市。


半平太が先頭に立ってやっていた尊王攘夷の運動は、もはや消え失せようとしていた。




道の小さな神社で龍馬の無事を祈る乙女が弥太郎とばったり出会う。

「こりゃ~こりゃ~龍馬の姉上」

「相変わらず材木を売りゆうがかえぇ」

「こないだからコレ、どんどん売れだしてのうー。
 そのうち坂本家に借りた金、耳を揃えて返しちゃるきに。どきやっ!」

「商売繁盛!宜しゅう頼みますう~」と手を合わせる弥太郎。

「おまんは気楽でえ~ねぇ!武市さんは今大変なことになっちゅうがよ!」

「わしが気楽に見えるとは・・・やっぱりえ~とこのお嬢様じゃのう。
 わしは武市さんに同情らコレっぱぁもしちゃあせん。
 むしろ滑稽に見えるがぜよ」

「何じゃとぉー!」

「平井収二郎に腹を斬らせたがは大殿様じゃ。
 大殿様はの、武市さんのことを嫌うちゅうぞ~。

 土佐では下士が調子に乗ってはいかんがじゃき。
 大殿様の為と言えば言うほど、言われた方はイライラしてくる。
 人間ゆうがはそおいうもんぜよ」

何も言えない乙女。「あ~忙し、忙し」と去って行く弥太郎。その場に立ち尽くす乙女。





その頃、龍馬は京の町で以蔵を捜し回っていた。

身を潜めて「殺されるがは嫌じゃ。武市先生・・・龍馬・・・」と脅える以蔵。

岡田以蔵



攘夷派の志士を匿ってくれるという『扇岩』という宿を訪ねる龍馬。
宿の主人 竹蔵(諏訪太郎)に以蔵がここに泊まっていなかったか尋ねるが、知らんと言う。
しかし人斬り以蔵はまだ京の町を逃げ回っていると宿泊客が言っていたという。

夜の都は物騒なので今晩はここに泊まるように竹蔵に勧められ泊まることにした龍馬。
しばらくして女が騒ぐ声がするので「どーいたがじゃー」と出ていくと、
竹蔵と妻のせい(宮地雅子)とここで奉公している女がもめていた。


女の名は、お龍さん(真木よう子)こと楢崎龍(ならさきりょう)

楢崎龍(真木よう子)

「申し訳ございませんお客様、お休みのところを」と竹蔵。
「もう静かにいたしますよってどーぞお戻りやしておくれやす」とせい。

「お~おまんらのその様子はただ事ではないがぜよぉ」と龍馬。

「お客さんには関わりのないことでございます」とキツイ口調で言うお龍。

「えいきー、聞かせてくれっ主人、どいた?」と龍馬。

「実はこの子は、龍(りょう)と申しまして飯炊きをやっております」と竹蔵が話すと

「りょう!お~わしも龍じゃ、龍馬じゃ、坂本龍馬じゃ」と笑顔で言う。


一瞬3人の動きが止まるがまた暴れだすお龍。
借金のかたにヤクザに連れて行かれた妹を取り返すために
自分の着物を全部買ってほしいと言ってきたと竹蔵が説明する。

飛び出して行こうとするお龍を必死で止める竹蔵とせい。
「侍さんは黙っといて下さいっ!」と言うお龍に
「金は用意できたかー!」と怒鳴る龍馬。

妹が連れ去られたというのは、それなりの借金があるということだろう。
着物を売ったくらいの金で連れ戻せるのかと言う龍馬。
全く足りない。自分たちが貸してあげれるのは1両が精一杯だと竹蔵とせい。


力ずくで連れて帰ると言うお龍に借金はいくらか聞く龍馬。

「そんなこと、あんたさんに言う筋はおへんのや!」とお龍。

「えーき、言うてみい、借金はなんぼぜ主人」

「5両やそうです」

「5両!はあ・・・そりゃ無理ぜよ!」と龍馬。睨みつけるお龍。

「1両で妹を返してもらえる訳ないろうがぁ~」と呆れて言う龍馬。

「そんなら・・・」と制止を振り切り包丁を握り締め「奴らを殺す!」と言うお龍。
「妹を連れ戻す為やったらうちはどんなことでもやるわっー!」と飛び出して行く。


慌てて後を追う竹蔵とせい。「気ぃの強いおなごじゃのう」と龍馬がお龍を止める。
「お願いやから行かせて下さい!」と暴れるお龍。

「確かに、5両の金で妹を連れ去るゆーがは酷い連中じゃ、おまんの怒りも分かるき!
 けんどのう借金は借金ろ、金は返せんが妹は返せ、返せんかったら殺しちゃるー
 ゆーがは、相手がいくらヤクザ者でも理が通らんぜよぉ」と説き伏せる龍馬。

「そしたら、どうしたらええの」とその場にうずくまり泣き出すお龍。


龍馬は部屋に行き乙女から送られてきた5両を手に取りお龍の前に出す。

「丁度、5両あるき、これを使いや」

「うちを買おうと」とお龍。

「そんなこと思ちゃせん」

「ほな、何のつもりよ」

龍馬 お龍


「わしゃ土佐の下士の生まれでの。けんど本家が大きい質屋をやりよって
 子供の自分から金に不自由したことは無いがぜよ。
 脱藩した今もこおして心配して金を送ってくれゆう」

「ええ御身分ねぇ」

「けんどわしは心苦しいぜよ。日本を変える、日本を守る言うて大きゅうたたいて
 土佐を飛び出したけんど・・・まだ何ちゃあ成し遂げちょらん・・・
 ええ歳をしてまぁだ親・兄弟に助けてもろちゅう。まっこと情け無いがぜよ・・・

 この金はわしには使えん、おまんが使うてくれや。
 この金で妹を取り戻して、これを生き金にしてくれ」

とお龍に5両を手渡してうなずくと、さっと部屋へ戻って行く龍馬。






京の町を以蔵の似顔絵を手に捜し回る龍馬。
また新撰組が人を追いかけていったと噂する町人を見つけ以蔵の似顔絵を見せると
こんな顔をしていたと言われ、「以蔵!以蔵おー!」と必死に辺りを捜す龍馬。

以蔵を追う3人の新撰組。必死に逃げる以蔵。

「どこじゃ以蔵!」と叫びながら捜す龍馬に突然、以蔵が斬りかかってきた。
「わしじゃ!以蔵!」と止める龍馬。錯乱状態の以蔵。

龍馬と気付いた以蔵。「おまんを捜しちょったがぜよー!」と龍馬に言われ
「りょ龍馬、龍馬、龍馬あー!」と抱きつく以蔵。
「大丈夫じゃ、大丈夫じゃ、わしが助けちゃるき」と以蔵を抱きしめる龍馬。


そこへ新撰組がゆっくりと歩いてきた。脅える以蔵。
近くにあった竹を手に取り「行きや、行きや!以蔵ー!行けー!」と以蔵を逃がす。

龍馬に襲い掛かってくる土方歳三(松田悟志) 沖田総司(栩原楽人)。
「以蔵を渡すわけにはいかんぜよっ!!」と刀を抜く龍馬。

近藤勇(原田泰造)に命じられ以蔵を追う二人。
睨み合う龍馬と近藤勇。「いたぞー岡田以蔵がいたぞー」との声がした。

「お前は次だっ!」と言い残し去って行く近藤勇。

「以蔵ー!以蔵!逃げや以蔵ー!逃げやああああああー!」と叫ぶ龍馬。

逃げる以蔵の前に大勢の役人が現れ、取り囲まれた以蔵は捕まってしまう。





龍馬の部屋に夕食を運んできたお龍。

「借金の件、おおきに。おかげ様で妹は無事帰って参りました」

「そうかえ良かったのう」

「そやかてあの5両は必ずお返し致します。
 私共にとって坂本さんは赤の他人どす。
 そんな方からお金を頂くわけにはいけませんさかいに」

「えー匂いじゃのおまんが作ってくれたのか」

「そうどす」

「けんど、すまんけんど・・・それは下げてくれんかえ」

「えっ?」

「わしゃあ今なんちゃあ喉を通らんがじゃ・・・
 大切な・・・大切な友達がまた捕まってしもうた・・・・
 また・・・またなんちゃあ出来んかったがじゃ・・・」と涙ぐむ龍馬。

「坂本さん・・・」

「以蔵・・・以蔵!以蔵ぉおー!」と涙を流し悔しがる龍馬。

龍馬の背中を見つめるお龍。


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龍馬伝 第21回 あらすじ

第21回 「故郷の友よ」      (5/23放送)


文久3年7月 龍馬は勝麟太郎を訪ねて京に来ていた。

日本はついこの間まで攘夷の嵐が吹き荒れていたのに
いつの間にか風向きが変わってしまった。
一体世の中はどうなっている。何が世の中を動かしているのかと勝に問う龍馬。

攘夷、攘夷と世の中が騒いだのは
攘夷派の公家 三条実美や長州の久坂玄瑞らが帝を取り囲んでいたから。

ところが攘夷に反対の中川宮尊融親王や薩摩の高崎正風(脇 知弘)らが割り込んできた。
全ては帝が薩摩と長州のどちらの意見にうなずかれるかにかかっていると答える勝。

武市や以蔵の心配をする龍馬に、今お前がやらなければならないことはなんだ?
余計な事を考えている暇はないのではないか?と勝に言われる。





そして帝の決断はついに下った。御上はかように仰せになりました。
『確かに攘夷勅命の実行を出した。
 しかし御上はただ犬猫が嫌いなように異人がお嫌いなだけ。
 ほんまに戦を仕掛けてほしいとは思っていなかった』

激しく動揺する三条実美。

この瞬間、朝廷の攘夷派は失脚した。




文久3年8月18日 御所 堺町門に1千の長州兵が押し寄せ
これを守る薩摩他6千の兵と睨み合った。

薩摩藩士 高崎正風(脇 知弘)
「長州はお役御免になったんじゃ。今すぐ都から出て行かんか~い」

長州藩士 久坂玄瑞、桂小五郎
「撃つな!撃てば薩摩の思うつぼじゃ」と必死に止める小五郎。

これが後に言う“ 八月一八日の政変 ”


京を追われた攘夷派の公家達は長州へ逃れるしかなかった。
この時から薩摩と長州は互いを憎み殺しあうほどの関係になっていった。




長州藩士の姿が都から消え、朝廷からの攘夷派も都から一掃されたと
高知城の容堂にも一報が入った。

「うわっはっはっはっはは。やっと時が来たがじゃあ~」

「大殿様は攘夷が廃れることが分かっちょったがですか?」

「土佐を出ている勤皇党どもに伝えやぁ。直ちに帰国せえとっ!」





京にいる勤皇党の党員に帰国の命が出たことはすぐに武市の耳にも入った。
命に逆らう者はみな脱藩者とみなすということだった。

武市道場に勤皇党の党員を集めた武市。
「ええか、攘夷の火はまだ消えちょらん!わしらは何も間違うちょらんがじゃ!
 大殿様を信じや、わしら土佐勤皇党は山内容堂公の為に
 命を捨てても異国を叩き潰すがじゃ!」


以蔵が会いにきたら知らせてくれと、以蔵の恋人なつに言う龍馬。
以蔵は幕府だけでなく山内容堂の命を受けた土佐の役人にも追われていた。
逃げ隠れる以蔵を必死に探す龍馬。




「勝殿も用心なされたほうが良いのでは?
 勝塾には攘夷派だった者も少なく無いのでは?
 今のうちに追い出したほうが宜しいですぞ」と同僚に言われる勝。

勝は塾生達を集める。
「帰国命令が出ている者がいてるが今帰ったらろくな事にはならない。
 いや、帰ることは俺が許さない。
 お前たちは今、日本の為に海軍を作ろうとしている。藩のためじゃない。
 だから帰るな。今は負けるが勝である!」と説得する。

長次郎 勝塾生
龍馬

望月亀弥太、井上正太郎、高松太郎は、京にいてた勤皇党員は皆戻っていったのに
自分達だけ、ここでのうのうとしてるわけにはいかないと言う。


「長次郎さんはどないしはるん」と心配するお徳。

長次郎 お徳


悩む龍馬に土佐に帰りたいと思っているのか聞く長次郎。

越前で会った横井小楠から言われたことを話す龍馬。

“ 世の中の流れから見たら・・・一人の人間ら芥子粒ほどでしかないと ”
確かに横井先生の言う通りかもしれん。

「けんど・・・わしゃどーいても抑えきれんがじゃ!
 攘夷の火が消えたからいうて、武市さんらが罪人になるゆうがはおかしいぜよ!」

「わしは、日本の為に働きたい思うて土佐も商売も捨てて侍になったがです。
 もう何があったち土佐には帰りません。
 武市さんらは元から侍じゃ。何があろうと覚悟は出来ちょったじゃないですろうか」

「その通りじゃ。おまんの言う通りじゃ!
 けんど・・・そうじゃけんどっ!はあっ!」と悩む龍馬。






荷車に材木と鳥篭を載せて引っ張っている弥太郎。
「ありゃ!ありゃあ~」とボロボロの家を見つけて勝手に入っていく。

「ほらっ、ほらっ、大きな穴が開いちゅうの~雨風が吹き込んでかなわんじゃろう」
 ちょと来い、ちょと来い、ちょと来い」と家の主人の手を引っ張り外へ連れ出す。

荷車に積んである材木を指して
「これで塞いだほうがええぞ。一束100文でどうじゃ!
 おまけに仏様を付けちゃる。これワシが彫ったがじゃあ~ご利益があるぜよ~」

とお粗末な木彫りを取り出し見せる弥太郎。

「いらん」と主人と周りの子供たちに言われ

「ほなら、ほなら、ほなら、はち、80文にまけちゃる!
 んっ、たった80文で穴が塞がるぜよ」

「いらん!」と嫁・子供たちも口を揃えて言う。

「このバチ当たりがー!後で欲しいゆうても売ってやらんきにのおー!」

と悪態をつき手彫りの仏様を投げつける弥太郎。

その場にしゃがみ込み「何をオマケに付けたらええがかワシには分からんぜよ」
と半べそをかく。

ふと見ると牛が目に入る。
何かひらめいた様子の弥太郎はスクッっと立ち上がり
今、断られたばかりの家の玄関先まで行く。

「家の修繕はわしがやっちゃる!貰うがは材木代だけでええき!
 この穴の開いた所は全部ワシが直しちゃるぜよ!
 これならどうじゃ、これならどうじゃ!」




町をぶらぶらと歩く武市。高知城を見つめている。
と、そこへ荷車を引っ張る弥太郎が通りかかる。

「さっすが武市さんじゃ~お城を拝んでお殿様に忠義を誓うちゅうがか~」

「弥太郎、どーいて材木を引きゆう」

「これを売りゆうがじゃ、わしゃ商売で身を立てると決めたきにのうっ!
 ええー!言わんでも分かるぜよぉ。
 弥太郎っ、おまんには侍の誇りは無いがかっ!そお言うて説教するつもりじゃろう」

「・・・・」顔を背ける武市。

「そんなもんワシには無いぜよ。わしゃのう、刀より算盤を信じちゅう。
 商売で出世するがじゃワシはっ」

「そうか、わしは今までおまんのことを馬鹿にしちょった。
 けんどおまんの様な人間がおってもえーがかもしれん」

「・・・」武市を見る弥太郎。

「おまんの女房は気立てがええらしいのう。早よ子供作りや」と去って行く武市。

「武市さんっ、今日やっと材木が売れたがやき。
 初めて60文稼いだがぜよ」と袋から銭を取り出して見せる弥太郎。

「・・・」真っ直ぐ前を見たままの武市。

「オマケゆうがは、物ではのうて人の気持ちじゃいうことを知ったがじゃき」

振り返って弥太郎を見る武市。

「平井収二郎に腹を切らせたがは大殿様じゃの、悔しゅうないがか?
 理不尽とは思わんがか?それでもまだ大殿様を慕うちゅうがかえ?」

「・・・」

「武市さんは今、辛そうな目でアレを見っちょたぜよ!」
と武市の両肩を持つと、すぐ払いのける武市。

それでもまたすぐ武市の両肩をしっかり持ち
「わしの様な人間がおってもええと思うなら・・・
 武市さんも好きに生きてみいや!正直に生きたらええがじゃき!」と言う弥太郎。

弥太郎 武市

「わしは正直に生きちゅう!
 お殿様に忠義を尽くすのは侍にとって当たり前のことぜよ!」
と弥太郎の手を払いのけ立ち去る武市。

「そうかえー!おまんのことらわしゃどーでもええがじゃき!勝手にしいやー!」
と武市の後姿に向かって叫ぶ弥太郎。



家に帰った弥太郎は家族の前で袋からたくさんの銭を出して見せると驚く家族。

「材木が全部売れたがじゃ。材木が全部、全部、全部売れたがじゃ!」
と泣きながら喜勢に抱きつく弥太郎。

「でかしたぞ弥太郎!」と美和と抱き合う弥次郎






以蔵や武市を助けるために暇をもらうために勝に会いに京に来ていた龍馬。
しかし「俺は帰るなと言ったはずだぞぉ!」と勝は許さない。

たとえ考えが違っても自分たちは幼馴染で、友達が殺されようとしている時に
自分だけが、自分・・・だけがっー!と感情的になる龍馬。

土佐に帰ってお前に何が出来る!
土佐から逃げ出せというのか? 攘夷は間違っていたと容堂公に命乞いさせる気か?
いいか、武市はもう覚悟してる。友達って言うんだったら
アイツの生き様を遠くからしっかり見守ってやるしかねえ!と言う勝。

坂本龍馬は俺が見込んだ男。日本の為、日本の将来の為、
大いに働いてもらう為に弟子にしたんだ!
かわいい弟子をここで殺されてたまるかー!と説得する勝。







朝食を食べている武市と妻の富。ぼぉ~っとしている武市に声を掛ける富。
龍馬のことを考えていたという武市。

「アイツがおったら、どお言うたかと思おてのう・・・
 勤皇党の皆に・・・わしは攘夷の火は消えちょらんと言うたがじゃ。ワシを信じやち。
 あそこにアイツがおったら・・・まだ言うがか武市さんち。わしを叱ったじゃろうのう。
ワシやち、分かっちゅう。いつの間にやら何もかにもが変わってしもたぁ。

 けんど、みんなには言えんぜよ・・・
 みんなわしを信じて付いてきて来てくれたがじゃき。

 今わしが泣き言を言うたら・・・
 わしらは何の為に生きてきたがじゃち・・・みんな思うぜよ・・・」

と涙を浮かべながらゆっくりと話す武市。

「おまさん・・・」

「わしはっ、己の生き方を貫くことしか出来ん。
 龍馬や・・・弥太郎のようには・・・生きられんがぜよ」

と涙があふれ出るのを堪えて言う武市。

「それでええがです。それが私の旦那様ですきぃ」

「富・・・おまんにだけは謝らんといかん。
 子もおらんに、二人きりの家や。わしはおまんをいつも一人にしちょった。
 寂しい思いをさせてしもた」

「おまさん」

「申し訳なかったのう」と頭を下げる武市。

富

「何を言われます。こんな出来ん嫁が追い出されるがか当たり前ですろ。
 おまさんはいっぺんも私を責められんでした。
 いつも私に優しゅうして下さいました。
 私はいっぺんも寂しい思いらぁしたことはないですき」

「富・・・」

「私はおまさんの妻です。おまさんを支えるがが役目です。
 外で泣き言が言えんやったら、どうぞ私に言うてつかわさい。
 私には本当のおまさんを見せてつかわさい」

泣きながらうなずく武市。
「富、これからはおまんと二人で過ごすがぜよ」

微笑む富。

「夏が終わる前に桂浜へ行こう。海がキラキラして美しいろ」

「はい」

「秋になったらぁ・・・」と言いかけた時“ドンドン”と誰かが戸を叩く。

「武市半平太はおるかい!武市半平太はっ!」と男が呼ぶが

「秋になったら紅葉狩りじゃの・・・二人で温泉に行ってもええ。どうじゃ富?」
と武市は話を続け、それを涙を流しながら聞き「はい」とうなずく富。

「大殿様の命である!神妙に出て参れっ!」

「冬になったら、そうじゃのう・・・」

「何処にも行かんとここで二人で過ごしたいがです」と声を震わせて言う富

「そうか、そんならそうしよう」

「武市!わしの声が聞こえんかったがか?」と踏み込んでくる役人。

「聞こえちょりました。けんど妻と朝ぎをしておりましたき」

「立て!刀はわしらが預かるきのう」

「富、ちっくと出かけてくるき」と立ち上がる武市。

はいと返事をする富。そして紋付の上着を武市に着せる。

「行ってらっしゃいませ」と玄関で三つ指を突いて見送る富。

武市



岩崎弥太郎が語る。
武市半平太が投獄されたのは、文久3年9月21日のことじゃった。

そして土佐勤皇党の全ての者に容堂公は牙をむき出して襲い掛かったがじゃ。

幼い頃から一緒に遊び喧嘩した仲間が、それぞれの運命に飲み込まれていきゆう。





京の町を逃げ惑うボロボロになった以蔵は偶然に龍馬が目の前を通り過ぎるのを見て
「龍馬あー!龍馬あー!」と叫ぶ。

とそこに現れたのは新撰組の
近藤勇(原田泰造)、土方歳三(松田悟志)、沖田総司(栩原楽人)の3人の侍。

新撰組

「龍馬ああー!」と叫ぶ以蔵の声が聞こえた龍馬は辺りを見回す。

以蔵

刀を抜き襲い掛かる新撰組たちから逃げ回る以蔵。


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龍馬伝 第20回 あらすじ

第20回 「収二郎、無念」   (5/16放送)

大阪 専称寺の勝塾で航海術の勉学に励む龍馬を訪ねて権平がやってきたが
入れ違いで龍馬は勝麟太郎に会いに京へ出かけた後だった。

龍馬を連れ戻しにきたではと心配する長次郎たち。
龍馬が戻ってくるのを待つ間、自分たちと一緒に学びませんかと権平を誘う。
結局、皆に混じって訓練に参加することになった権平。

勝塾


京にいる勝と会って話す龍馬。全くこの国はどうなっているんだ。
みんなバラバラと幕府の姑息なやり方を嘆く勝。

物事には2つの見方がある。見る方向によってはまるで違ったものに見えると言う勝に
収二郎が投獄されたので何とかして助ける方法はないかと相談する龍馬。

龍馬

でも東洋を暗殺したのは武市だから武市が悪いと言う勝に
武市は藩の為にやったことだから悪くないと言う龍馬。

では東洋が悪いと思うのか?と聞かれた龍馬は、いや悪くないと答える。
それもまた、こっちから見るのと、こっちから見るのでは
違ったものに見えるってことと説き伏せられる。


そんなことよりも勝塾が危ないと言う勝に驚く龍馬。
幕府からの予算が削られて資金が底を着くと言う。

頼みは越前の松平春嶽と言う。ひとっ走り行って千両もの大金を引っ張り出してこい
と軽く言う勝に「ええっ!」っと困る龍馬。


勝塾に龍馬からの手紙が届き、資金調達の為に松平春嶽に会いに行くと書いてある。
塾生たちと権平は心配するが、きっと龍馬なら借りてくることが出来ると盛り上がる。


福井城に訪れた龍馬は、日本の為、海軍の為に援助してほしいと松平春嶽に頼む。
以前、千葉道場の重太郎に紹介されて訪ねてきて
勝麟太郎を紹介してほしいと頼みにきた龍馬のことを春嶽は覚えていた。

しかし当家も色々と物入りで、千両出すのはなかなか厳しいという春嶽に

「千両が大金じゃゆうことは重々分かっちょります。」
 けんど、わしら勝塾はその金を必ずや生き金にしてみせますき」と言う龍馬。

「生き金?」

「死に金は物と引き換えに支払うだけの金。
 けんど生き金は使うたもん以上のもんが何倍にも何十倍にもなって返ってくる金」

「なるほど。お前はわしの千両を生き金にしてみせるという訳か」

「私は勝先生から教えてもらいました。物事には全く違う見え方があると
 攘夷も正しかったがか、間違うちょったがか、見方によってまるで違うがです」

 今、土佐では大殿様の為にあればぁー働いた者らが
 次から次へと何人も何人も牢に入れられちゅうがです。

 どおいてそおいうことになるがか・・・わしは・・・わしは納得できんがです!
 はっ!これはとんだご無礼をっ!勝手にペラペラペラペラとっ」

「んふっふっふっ。なかなか面白いのう。こいつは」と横を見る。

春嶽の隣でポリポリお菓子を食べながらずっと話を聞いていた
熊本藩士 横井小楠(山崎 一)は「はい」と答える。
とても優れているので越前に招いたと龍馬に紹介する春嶽。

横井小楠


「分かった。千両出そう。その代わりわしに約束せい坂本。
 この千両必ず生き金にすると」

「お約束しますきっ!春嶽様にあっぱれと喜んでもらえる生き金にして見せますき!」
 有難うございます!と喜ぶ龍馬。

「ばってん、一つよかでしょうか?」と春嶽を見る横井小楠。

「お前は~デモクラチイゆう言葉を知っとるとか?」

「はっ?」

「イギリスの言葉で、より多くの民の考えば国の政に生かす仕組みのこったい」
 アメリカも、こんデモクラチイの仕組みばとっとるたい」

「それは・・・プレジデント、民が決めるゆうがもデモクラチイですろうか?」

「おおっ~!そっ、そうたい~」と春嶽と顔を見合わせて笑う小楠。

「良く知っておるなぁ」と微笑む春嶽。

「時代が変われば人の考えも、物の値打ちも、当~然っ変わる。」

「その通りじゃと思います。はいっ」

「では、物事には違う見え方があると分かっておって、平井収二郎が投獄されたことは
 納得できんちゅうことは・・・ハッ おかしな話たい」

「はっ?!」

「今まで値打ちのあったもんが・・・古びて用無しになったちだけのこったい。
 世の流れば作っとるとは人間ばってん。
 世の中の流れから見れば一人の人間など、芥子粒ほどのもんでしかなか。
 平井収二郎も、武市半平太もな・・・」

困惑した表情で何も言えない龍馬。






坂本家の縁側に座っている弥太郎。
「相変わらず女子だらけじゃのうこの家は~」

弥太郎 坂本家

「今日は何の御用ですろうか弥太郎さん」
伊與、乙女、千野、春猪がうちわで扇ぎながら弥太郎の相手をしている。

弥太郎が泣きついてきたので仕入金を立て替えた材木がさっぱり売れないからと
何故かその材木を買ってくれと言ってきた弥太郎に皆は呆れ果てた顔。

しかも、「1本金5文目のところ4文目にもう負けちゃる」と図々しいことを言う。

「どいてそれをうちが買わんといかん!」と相手にされない弥太郎は

「ちっとも売れんがじゃき!金が無い金が無いと誰も買うてくれんがじゃき!」

と挙句の果てに逆切れする弥太郎。






山内容堂に会いにきた武市の目の前に現れたのは吉田東洋の甥の後藤象二郎だった。
収二郎がしでかしたことは私利私欲ではなく
大殿様の為、藩の為にやったことと弁明する武市。

武市 象二郎

しかし今回は別件でも問い詰めていることがあるという象二郎。
それは吉田東洋を暗殺したのは誰かと。

その瞬間目つきが変わった武市は、吉田様は時世を読む力が無かった。
あのまま政が続いていたら土佐藩は攘夷の動きから取り残され狼狽するだけだったと
言う武市に「何ぃ?黙れー!!」と叫ぶ象二郎。

叔父である東洋を殺したのは土佐勤皇党だと思っている。
平井の心配をする前に、己のことを心配しろと吐き捨てて出て行く象二郎。



東洋に足蹴にされたことを思い出しながら
「東洋は死んで当然じゃき。わしらは間違うちょらん」とつぶやく武市。

加尾に会う武市。収二郎は何も悪いことはしていないから心配しなくていいと言う武市に
なら何故、投獄された?と聞かれ、大殿様は勘違いをしているだけだ。
勤皇党は何も悪いことはしていないと答える武市。

加尾

でも京では以蔵さんに大勢の人を斬らせたでしょと淡々という加尾に
それは反攘夷派の悪い奴だから幕府や土佐の重役だろうが天誅が下るという武市。
そして収二郎はわしが絶対助けてやると言う武市。




体を縄で縛られて吊るされた収二郎は激しい拷問にあっていたが、
東洋暗殺は武市かと聞かれても絶対に口を割らない収二郎だった。

収二郎

気絶するほどの拷問を受けても知らぬ存ぜぬを通す収二郎に業を煮やす象二郎。
どうするかのう~と不気味な笑みを浮かべる容堂。

山内容堂

そこへ武市が容堂への面会を希望しにやってきた。
東洋を暗殺したのは収二郎ではない。勤皇党は大殿様に忠義を尽くしてきただけと
収二郎の赦免を容堂に訴える武市。

「そうか・・・もうやめちゃれー後藤」

「ハアッ?」

「これ以上あの男を責め立てても仕方ないがじゃ」

「大殿様ぁ」と武市。 「大殿様!!」と象二郎。

「藩に断りなく朝廷に取り入った、その罪で裁くだけじゃき」

絶句する武市。




牢の中に入り瀕死の状態で横たわる収二郎を見て、収二郎・・・と手を握る武市。
気が付いた収二郎に「よう耐えた。よう耐えてくれた」と涙ながらにいう武市。

「何言われるがですか先生。わしゃあほんまに知らんがです。
 誰が吉田東洋を殺したがか。」

「収二郎・・・」

「ほんじゃき、我慢らしちょりません」と微笑む収二郎。

「おまんはもう・・・おまんはもう・・・
 いたぶられることはない。もうないっ」と必死に泣くのを堪えて言う武市。

「わしゃ許されたがですろうか? うちに帰れるがですか?」

「ううっ」と咽び泣く武市に「どういたがですろうか?」と収二郎。

「大殿様は・・・おまんが朝廷に取り入ったことだけを咎められた。
 大殿様は・・・おまんに・・切腹を命じられたがじゃ」

「せ・・・切腹・・・」

「ううっ・・・す・・・すまんっ収二郎。全てワシのせいじゃ。
 わしが勤皇党を作ったから・・・
 おまんを誘わんかったらこんなことにはならんかったぜよ。
 許してくれ収二郎」と泣きながら詫びる武市。

「何を言われるがですか先生。土佐勤皇党が無かったら、わしはどうなっちょったか。
 武市先生に付いていったき攘夷の旗頭になれたです。帝の遣いにもなれたがです。
 まるで夢のようじゃったぁ」

「先生などと呼ばんとってくれぇ・・・呼ばんでええ」

「切腹は武士の誉れですろ。有難き幸せ・・・
 加尾に伝えてつかわさい。兄は・・・間違っちょらんと・・・
 兄は幸せじゃったと!」と泣く収二郎。

収二郎を抱きしめて泣く武市。






皆に混じって訓練に励む権平の前に龍馬が戻ってきた。久しぶりの再会に喜ぶ龍馬。
権平は脱藩の罪を許された龍馬を連れ戻しに来たと言うがやっぱりもういいと言う。

自分にはこの海軍がどんなものかまだよく分からないが、皆が一生懸命なのは伝わった。
土佐に戻るのはいつでもいい、おまんは自分の決めた道を進んでいきやと言う権平。

側で見守る長次郎と惣之丞も顔を見合わせて安心する。

「ただ・・・乙女に手紙を書く時は、わしはおまんに戻って来いと言うたと書いてくれ。
 今~家で男はわし一人じゃきの、みんなに責められたら太刀打できんきにの」と笑う。

「有難うございます。有難うございます兄上。
 十年後、十年後には必ず、堂々と土佐に戻って帰れる男になってますき。必ず」

龍馬 権平

「体にだけは気をつけや龍馬。決して道半ばで命を落としたらいかんっ!」

「はい。はいっ!!」と涙を堪えて力強く返事する龍馬。






権平が土佐に戻ってしばらくたってから龍馬の元に1通の手紙が届いた。
加尾からの手紙だった。


『昨日、兄の平井収二郎が切腹しました。

 兄は最後まで侍らしゅう立派に死んでいったと武市さんから伺いました。

 武市さんは、兄はなんちゃあ間違うたことはしておらん。
 
 そうやき父上も母上も私も兄を誇りに思うてええがやと言って下さいました。

 けんど私にはどういても分かりません。間違うたことをしておらんがやったら

 兄上はどういて切腹させられたがですろ?教えとうせ龍馬さん。教えて・・・』


手紙を読み終わった龍馬は遠くを見つめ、うっすら涙を浮かべた。
「その通りじゃ・・・その通りじゃ!加尾!
 こんな理不尽が・・・まかり通ってええがかっ!!」


横井小楠が言った台詞が頭の中に蘇る。

“ 今まで値打ちのあったもんが・・・古びて用無しになったちだけのこったい ”

「人の命とは・・・人の命ゆうがはそんなもんだがかっ!」

“ 世の中の流れから見れば一人の人間など、芥子粒ほどのもんでしかなか ”

手紙を握り締め、その場にしゃがみ込み、ウワアァ~! ウワアアア~! と叫ぶ龍馬。


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