龍馬伝 あらすじと感想

大河ドラマ「龍馬伝」のあらすじ、感想、視聴率をまためました。 主演の龍馬役の福山雅治さんや広末涼子さんなど他の出演者たちの情報・エピソードをまとめた龍馬伝レビューブログです。



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龍馬伝 第48回(最終回) あらすじ

第48回 「龍の魂」(最終回)  (11/28放送)

大政奉還の後、龍馬は陸奥陽之助のはからいで川原町通の近江屋に居場所を移し
そこで書き上げた 『 新政府綱領八策 』 を各藩に送る龍馬。

坂本龍馬

そして帝を中心とした新政府の体制が整うのを
京に留まり見届けようと思っていた。


その頃、旧幕府の者たちは大政奉還を将軍に迫った土佐藩、
幕府に従おうとしなかった薩摩藩、長州藩への怒りを煮えだぎらせていた。



翌日、龍馬は越前藩主 松平春嶽に謁見するため
新撰組がうろつく京の町を密かに抜け出し越前へ向かった。

越前城では松平春嶽と龍馬の話を側で聞いている三岡八郎(中川家礼二)

龍馬 松平春嶽

『 新政府綱領八策 』 があれば皆が同じ方向を向いて
新しい国の形を話し合うことができると言う龍馬。

○○○を盟主とし」の○○○とは何だ?と春嶽に問われ
皆の先頭に立って帝の元で政を取り仕切る御方の名前が入ると答える龍馬。

その○○○に入るのは誰だ?と聞かれ
それは私にも分からないと答える龍馬。

この○○○に誰が入るのか?とこれを読んだ者は皆、疑心暗鬼になると春嶽。
自分がその○○○になるべきだという者もおるかもしれないと三岡八郎。

その○○○に誰が入るがか、誰が相応しいべきかを
皆が真剣に考え始めるからそれでいいのですと答える龍馬。

「お前は承知の上で皆を煽ったと言うのか?」

「春嶽様、日本人はもう皆が前を向かんといかんがです!」

と真剣に言い微笑む龍馬に微笑み返す春嶽。


龍馬が言った通り、皆その○○○を巡って議論し始めた。

木戸貫治




龍馬を探しに京 土佐藩邸を訪ね龍馬の居場所を必死に尋ねる弥太郎だが
坂本龍馬は大殿様をたぶらかした曲者だとそっけない土佐藩士。

龍馬を探し出し 『近江屋』 に乗り込んできた弥太郎を笑顔で迎え入れる龍馬。

土佐藩邸に出入りできず、薩摩藩邸に世話になるわけにもいかないと
言いながら弥太郎を二階へ案内する龍馬。


「おまんは大政奉還を成し遂げて幕府を倒した英雄様じゃろうがぁ!
 薩摩にとっても長州にとっても大恩人じゃ!」と嫌味な口調の弥太郎。

「そう簡単にはいかんちや、それよりまさか弥太郎が此処に訪ねてくるとはの
 ほぉ~お、今日はどういたがぜ?」と笑顔の龍馬。

「おまんと会うがはこれで最後じゃき!
 これから言うことをよう聞きや」と真顔の弥太郎。


「ミニエー銃九千丁を売って五千二百四十五両 儲けたがじゃ~」

「ごっ、五千・・二百・・四十五両~!」と驚く龍馬。

「これはその手形ぜよ、土佐商会とは関わりないわしが儲けた金じゃ」

「オオッ~ おまんっ!ほんまの大金持ちになったがかい弥太郎~!
 これは凄いことぜよ~!やったのう~!」と嬉しそうに驚く龍馬。

「けんどのう、この金はいらんがじゃ」と真顔の弥太郎。

「はあっ?」と困惑する龍馬。

弥太郎 龍馬


「わしはのう、戦が起こると見越して九千丁仕入れたがじゃ。
 おまんの言う大政奉還らあり得んと思うちょったぁ・・・けんどのう・・・

 けんど、もしかしたらおまんは、おまんはやってしまうかもしれんと
 わしは弱気になったぁ・・・おまんを信じてしもうたがじゃ!

 こんな悔しいことがあるかえっー!

 おまんに儲けさせてもろた金らー欲しゅうないっ!
 こらおまんの金じゃー!おまんにくれてやるぜっー!

 わしには自信があるがやき、坂本龍馬ら足元にも及ばん男になってみせるがじゃあ!」

と吐き捨てて立ち去ろうとする弥太郎。


「待ちやー!」とずっと黙って聞いていた龍馬が叫ぶと立ち止まる弥太郎。

「弥太郎・・・おまんはそんなにわしのことが嫌いかえ?」と険しい表情の龍馬。

「オウッー!嫌いじゃ!この世の誰よりものうっ!」と振り向かず叫ぶ弥太郎。

「そうかえ、けんどわしはのう・・・
 おまんの事を嫌うたことはいっぺんも無いがじゃ
 岩崎弥太郎いう男は土佐におる頃からわしゃ死ぬまで友達じゃと思う・・」

「そおいうところが嫌いだがじゃあ!」と涙目で振り向く弥太郎。


「おまんは、自分の思うように生きて
 それがどーゆー訳かことごとく上手ういって!

 おまんと一緒におったら、わしゃのう、わしゃ自分がもぅ何ちゃあ出来ん
 こんまい、つまらん人間に思えたがぜよぉ」

唇を震わせる弥太郎。 「・・・・」何も言えずやりきれない表情の龍馬。


「けんどのう龍馬ぁ・・・人がみんなぁ自分のように
 新しい世の中を、新しい世の中を望んじゅうと思たら大間違いじゃぞ。

 口ではどお言うちょったち、いざ扉が開いたらぁ・・・

 戸惑い、怖気ずく者は山のようにおるがじゃき!
 恨みや、妬みや、恐れ、保身、そのうち怒りの矛先はおまんに向くろ!

 わしには分かる、眩し過ぎる日の光は・・・
 無性に腹が立ついうことを知っちゅうきの」


「おまんの言う通りかもしれん・・・・
 わしゃ・・・わしゃ気付かんうちに・・・
 人を傷付け、人に恨みを買うちゅうかもしれん」
と静かに言いながら弥太郎に近付く。

「世の人が、我を何とも言わばいえ 我が成すことは我のみぞ知る」
と窓の外を眺めながら言う龍馬。

「わしゃのう弥太郎、自分に出来ることをしただけぜよ。おまんもそうじゃ、
 おまんの思うように、思うように好きに・・好きに生きたらええ」


龍馬をじっと見つめる弥太郎。弥太郎の手を取り離さない龍馬に
「やっ、やめや」と手を離そうとする弥太郎。

「わしのことは、わしのことは~相手にせんでいい」と優しく語りかける龍馬。

「やめっ、やめやー!やめっ!やめやっ!」と必死で手を離そうとする弥太郎。

「弥太郎ー!おまんは!このっ、この金で世の中と繋がっちゅうじゃぞぉ!」

と倒れ込んでもがく弥太郎の手をそれでも離さない龍馬。


「弥太郎ー!おまんは!この金で、この金で日本一の会社を作って
 日本人みんなを幸せにせんといかんがやき。

 それはのう、それはわしには到底出来ん。
 この世で岩崎弥太郎いう男だけが出来る大仕事ぜよ!」

と目を見張って聞く弥太郎を起こす龍馬。

「わしに・・・やるべき事があったように
 おまんにも必ず、必ずやるべき事があるがじゃ!」

と手形を弥太郎の懐に押し込み、じっと弥太郎を見つめる龍馬。

「達者での・・・達者での弥太郎!」とうっすらと微笑み頭を下げる龍馬。





海辺で龍馬からの手紙を読むお龍。

≪お龍、達者で暮らしゆうか?退屈はしちゃあせんかえ?

 わしは今、自分の役目の最後の仕上げに掛かりゆう。
 これが終わったら、もうわしの出番は無いがぜよ。
 そうしたら、わしはおまんを連れて土佐に帰り皆で世界を旅して周るがじゃ。

 その前に、おまんもイギリス語を学ばんといかんのう。
 実は海援隊の皆にイギリス語の辞書を作るよう言いゆう。

 わしゃのうお龍、子供らがこの国に生まれてきて
 まっこと良かったと思うような、そおいう日本を作りたいがじゃき。

 おまんに一つ簡単なイギリス語を教えちゃる、“ アイラブユウ ”言葉ぜよ。
 アイはわし、ラブは好き、ユウはおまん、わしはおまんが好きじゃいう意味ぜよ。
 よ~お覚えちょきや、わしらにとっては一番大事な言葉じゃきの≫

「アイ、ラブ、ユウ・・・」と微笑むお龍。

「アイラブユウじゃ、お龍」と微笑む龍馬。




龍馬が○○○に徳川慶喜の名を書くつもりではないのかと危惧する西郷に
龍馬は皆で日本のことを考えようとしているのだと説得する中岡慎太郎。

西郷吉之助

それならば龍馬の真意を確かめてくる、もし言うてはならない名を口にした時は
その場で龍馬を斬ると覚悟を決めた目で西郷を見る中岡に、無言でうなずく西郷。



土佐藩邸に届けられた中岡からの手紙を受け取る龍馬。
居場所を教えて欲しいと書いてあった。



京の町を中岡慎太郎が歩いていると、新撰組の近藤勇に
坂本と一緒にいてた者だな?と声を掛けられる。

中岡慎太郎

思わず逃げる中岡を追ってくる新鮮組たち。
中岡慎太郎と近藤勇の一騎打ちでの斬り合いが始まる。

近藤勇 中岡慎太郎

その様子をそっと見ている見廻組の与力頭 今井信郎(市川亀治郎)
佐々木只三郎(中村達也)、渡辺篤(SION)たち。

佐々木只三郎 渡辺篤


追い詰められた近藤は思わず中岡の腕をおもいっきり噛みつく。
痛い!と近藤を突き放し、中岡は自ら剣を投げ捨てて近藤に近付く。

「この刀がっ!何の役にも立たん世が目の前に来てるがじゃ!」

何も言えずにたちすくむ近藤勇。

「おんし・・・これからどうするか」と問いかける中岡。

「分からん!そんなことは分からん!」と苦笑いしながら言うと立ち去っていく。





弥太郎が宿で酒を煽るように飲んだくれていると外に連れ出され
龍馬の居所を教えろと今井信郎(市川亀治郎)たちに囲まれるが
龍馬とは関わらないようにしてるから知らないと言い張る弥太郎。

今井信郎(市川亀治郎)

「龍馬をどうするつもりぜよ?殺すつもりかぇ?

 おんしら誰ぜぇ?幕府の者かえ?
 新撰組・・・見廻組かえ!薩摩かえ!長州かえ!

 もしかしたらいろは丸で負けた紀州、それとも長崎奉行所の者かい」
と半笑いで聞く弥太郎。

「たくさんおるのう、坂本を恨んでいる者は。お前もその一人か?」と聞く今井信郎。

「そうじゃ!あんな奴はのう殺されて当然ぜよー!」と叫ぶ弥太郎。

すると次々と去って行く今井たち。


「待ちやー!待ちやー!」と追いかけて今井の前に立つ弥太郎。

「けんどのう、けんどのう!
 龍馬は殺される程の、殺される程のことらしちゃあせんがじゃきー!

 アイツは、アイツは日本の為を考えちゅうだけやきぃ!

 そら出過ぎた事をしたかもしれんけんど!
 龍馬にはのう、何ちゃあ悪気は無いがぜよー!クソォー!」と振り返り

「いかんぞ!龍馬を殺したらいかんぞぉー!」と叫ぶ弥太郎。


無視して弥太郎の目の前を通り過ぎようとする今井を
「オッ、待ちや、待ちや」と思わず制止する弥太郎。

「殺さんとってくれ、殺さんとってくれ、殺さんとってくれ!
 そうじゃ、そうじゃ、そうじゃ、金ならあるき!金ならあるき!
 これをおまんらにやるき、のっ、五千両ある!おまんらに全部やるき!」

「坂本龍馬は、その男は、徳川に忠義を尽くす我ら侍の苦労した
 我等の全てを、我等の全てをっ・・・無にしたんだー!」
と叫びながら弥太郎のミゾオチに一発入れ去って行く。

その場にうずくまってもがく弥太郎。




近江屋の二階の部屋で風邪をひき咳き込む龍馬。

仕事のし過ぎだと心配する寅之助に
「今日はわしがこの世に生まれた日ぜよ」と言う龍馬。

無理をしないようにと龍馬に羽織をかけると帰る寅之助。


新政府に携わる人名をずらっと並べて書いた巻物を広げ
その前に正座して一人で話しだす龍馬。

「武市さん・・・新しい政府には志を持った者が集まらんといかんがじゃき。
 ほんで、考え方の違う者をおらんといかん。色んな考えがあってええがじゃき」

盃に酒を注ぎ目の前に置く。

「ここに・・・武市さんの名を書きたかったのう・・・」
と少し微笑み盃を一気に飲み干すと少し微笑んで盃を置く。

「以蔵、おまんは優しい男じゃき人を助ける仕事が向いちゅうの~う」
と二杯目の盃を飲み干す。

「おまんの事も忘れちゃあせんぜよぉ長次郎」と写真立を置く。

「おまんにはのう世界中を飛び回ってもらう・・・
 そんな大仕事を任せるがじゃ~」
と三杯目の盃を一気に飲み干し笑顔になる。

「高杉さん、高杉さんが夢見た新しい日本が来るぜよぉ」
と四杯目の盃を飲み干す。




どしゃぶりの雨の中を傘を差さずに険しい表情で歩く中岡慎太郎。
その様子をこっそりと見張っている今井信郎たち。


近江屋にたどり着いた中岡が龍馬のいる二階へと案内される。

「おう中岡、待っちょったぞ~。
 そんなとこに突っ立っちょらんで中に入りや」

「ずっと此処に隠れちょったがか」と険しい表情の中岡。

「そ~ゆ~わけではないきぃ。あっちこっち駆けずり回っちょった」

部屋に入りフスマを閉めて座る中岡。

「ちっくと~新政府の重役を考えゆうところじゃったぁ。
 これを元に木戸さんや西郷さんらに
 新政府のたたき台を考えてもらわんとのう」と紙を広げて見せる龍馬。

「・・・」険しい表情のままの中岡。


「中岡、おまんもちっくと見てくれや」

と龍馬に言われ○○○に入っている名前を確認する中岡。

「三岡八郎・・・松平春嶽・・・」と紙を龍馬の方に向けて見せる中岡。

「松平春嶽様は心の広い御方じゃ。新政府には必ずや必要なお人じゃき」

「春嶽公は徳川御家門ぜよ!」と顔がひきつる中岡。

「・・・・腹が減ったのう」と真っ直ぐ中岡を見つめる龍馬。

軍鶏鍋が食べたいから軍鶏を買ってきてほしいと
階下にいる世話役の峯吉(大和田健介)に頼みに行く龍馬に
「龍馬ー!」と大声を出す中岡。

「軍鶏鍋でも食いながらゆっくり話すがぜよ~」と呑気な口調の龍馬。


「いかんぜよ龍馬、徳川を新政府に入れてはいかん!」と必死の中岡。

「中岡、これはのうっ、日本人による日本の為の新政府だがじゃ」

「龍馬、人の気持ちはそれほど割り切れるもんではないがぜよ!」

「それは弥太郎にも言われた。
 けんどのう中岡、二百六十年も前の・・」と龍馬が言いかけると

○○○誰の名前が入るがじゃ?」と鬼気迫る感じで聞く中岡に黙る龍馬。

「答えや、龍馬あー!!」

「それはの・・・みんな~じゃ」と睨むような眼つきで低い声で答える龍馬。

首をかしげる中岡の手を握り締め、真っ直ぐ見つめる龍馬。


「あの○○○には、みんなが入るがじゃ。
 上士も下士もない商人でも百姓でも志がある者やったら
 あの○○○には誰もが入れるがぜよ!」

手を振り払い立ち上がる中岡。

「それを皆で選ぶがじゃ、志のある者をみんなで選ぶがじゃ!」
とまた中岡の手を握り締めて離す龍馬。

「ほんで皆で選んだそのお人を、この人らで支えたらええがじゃ。
 それがわしの考えじゃ」と名前を書いた紙を広げて見せる龍馬。

「中岡・・・わしを斬る前に、よーお考えてくれや」と座って中岡を見つめる龍馬。

「おまんの名前が無い」と紙を拾い上げて静かに言う中岡。

「わしはのう、役人になる気らぁこれっばあも無いがじゃ」と微笑む龍馬。



土砂降りの雨の中、転びながらも「龍馬あ!龍馬ー!」
と龍馬の元に駆けつけようと必死で走る弥太郎。



「わしゃのう中岡、長崎の海援隊の仲間らと一緒に世界の海を見て周るがじゃ。
 アメリカがイギリスがどればぁの国かわしがこの目で確かめてきちゅう」

無言でじっと突っ立っている中岡。


「ええか中岡!これからのう、この日本は大きゅう変わるがじゃ!

 世界中の知恵と、世界中の技術と、世界中の人々日本に持って帰ってきて

 まぁだわしらが見たことの無いもん、珍しいもん、面白いもん
 蒸気船のようにわしらが驚くもんがこの世界には満ち溢れちゅうがじゃ!」

と地球儀を持ち出して嬉しそうに語る龍馬。


「この日本に、この日本に世界中から知恵と技術と人とが集まったら
 この国はまぁだわしらが感じたことの無いような
 夢と希に溢れた国になるがじゃぞ」と地球儀を抱えて興奮して語る龍馬。

「のぞみ・・・」

「そうじゃ、希じゃ!」とニッコリ笑顔の龍馬に顔がほころぶ中岡。


地球儀を挟んで座る二人。

「船があったら、この北の蝦夷地まで行けるがじゃ。
 わしゃのう、この蝦夷を開拓して一から新しい村を作ろうと思ちゅう」

「ハッ・・・それも面白そうじゃのう」とやっと笑顔がこぼれる中岡。

「そうじゃろ~ そうじゃろ~」と中岡の肩を持つ龍馬。

「この海を渡るがじゃぞ!わしらには船があるがじゃ!
 船があれば何やち出来るがぜよぉ~」

「海かえ~」と中岡の目から涙が頬を伝う。

「そうじゃ~」



近江屋の戸を叩く音がして、軍鶏を買いにいった峯吉が戻ってきたのでは?
それにしては早過ぎるのでは?と主人の新助(東根作寿英)や藤吉たちが不思議がる。

女将のスミ(星野真里)が声を掛けると中岡の妻だと名乗る女性が返事をする。



「ほいじゃけんど龍馬ぁ」

「はあ?」

「誰にも言わん通せよぉ」と龍馬に近寄り顔を近付ける中岡。

「どおいたぁ?」

「わしゃ泳げんがじゃ!」と真顔で言う中岡。

「・・・ウァハッハッハッ!そりゃ誰にも言えんの」と二人で笑いあう。

階下でドスン!と騒がしい音がするので「ほたえな!」と叫ぶ龍馬。


とその瞬間、「いかんっ!」と叫ぶ中岡。

今井信郎(市川亀治郎)、佐々木只三郎(中村達也)、渡辺篤(SION)たち
見廻組が突然 部屋に押し入って襲撃し龍馬に斬りかかる。

「龍馬ー!」叫びながら必死で応戦する中岡。

薄暗い部屋の中で繰り広げられる殺戮の後
「もうよい」と引き上げていく見廻組たち。

瀕死の状態で横たわる真っ赤な血で染まった龍馬と中岡・・・

力を振り絞り必死に龍馬に近付こうとする中岡。

「わしの船は・・・どんな嵐やち沈まんっ!」
と必死に起き上がり壁にもたれ掛かる龍馬。

「アアッ・・・ほんなら安心じゃのう・・・」と必死に答える中岡。

「りょ・・・龍馬ぁ・・・」

「何ぜえ・・・」

「世界いうがはどればぁ広い・・・」

「すんぐに見に行けるきぃ・・・」

「そうじゃの・・・」

「中岡・・・わしは・・・わしはこの命を使いきれたがかえ」

「何言うがじゃ・・おまんはまだまだ・・・まだまだー!」

「そうかえ・・・そ~かえ・・・まだ・・まだかえ・・
 ハッハッ・・・そうじゃのう・・・」



「龍馬ー!」と京の町を走り抜ける弥太郎と見廻組が鉢合わせする。

目を見開き大きく口を開けて愕然とその場に膝をつく弥太郎。
刀を持つ今井信郎は真っ赤な返り血に染まっている。

「ハッ・・・ウワアアアアアー!!!
 おんしらー何ちゅうことをしてくれたー!」と駆け寄り胸ぐらを掴む弥太郎。

「何ちゅうことをー!何ちゅうことをー!」と叫び倒す弥太郎。

弥太郎を引き離し放り投げると「ほっとけ」と歩いていく見廻組。

激しい雨にうたれながら、顔をくちゃくちゃにして悔しがる弥太郎。




「そうじゃのう・・・」薄れいく意識の龍馬。

「龍馬ぁ・・・」弱々しく声を掛ける中岡。

静かに目を閉じていく龍馬。したたり落ちる雨の音が響く。

「龍馬・・・りょ・・うま・・・龍馬あー!」

横たわる龍馬の側に行こうと這いつくばりながら必死でもがく中岡。

龍馬の手元には真っ赤な血で染まった名前が書かれた紙が虚しく残る。




雨の中、地べたを激しく叩き嗚咽する弥太郎。

「返してくれー!返してくれ!俺の龍馬を返してくれー!
 返してくれー!龍馬を返してくれー!大事な人やぁ・・・何でやぁー!」
と地面を這いながら泣き崩れる弥太郎。




龍馬の故郷 高知の桂浜で佇むお龍。
海を眺めていると龍馬の声がして静かに振り向くと龍馬の姿が・・・

「気持ちがええのう~ この海の向こうに広い広い世界があるがじゃぞ~。
 ええかお龍、海じゃぞ~ う~み アッハッハハハ」と笑顔で語りかける龍馬。

龍馬

また海を見つめるお龍。もう一度振り向くとそこにはもう龍馬の姿はない・・・
涙を堪えてその場にじっと立ち尽くすお龍。


微笑みながら歩いてくる乙女と権平。

「お龍さん」と乙女に優しく声を掛けられて振り向くと
少しはにかんだ笑顔を見せて「う~み」と涙ぐむお龍。

楢崎龍

えっ?と意味が分からない乙女だが、砂浜を歩いていくお龍を
穏やかな顔で見守る乙女と権平。

坂本乙女 権平





三菱汽船社長 岩崎弥太郎の話を聞く新聞記者の坂崎紫瀾。

「明治政府も西郷、木戸がおらんなった今、醜い勢力争いばっかりじゃ!」

「時はかかるかもしれんけんど
 龍馬さんが思い描いてた国にきっと!きっとなると思います」と答える坂崎。

「そんな甘いことではないがぜよ!」とうっすら涙を浮かべる弥太郎。

杖をついてソファーから立ち上がろうとするが転倒してしまう弥太郎を
起こそうとする坂崎に「わしに触るなー!」と突き飛ばす。


「龍馬・・・龍馬・・・龍馬・・・龍馬・・・龍馬はのうー!

 能天気で!自分勝手で!人たらしで!おなごに好かれて!
 あれっばー腹の立つ男はおらんかったがじゃきぃ!

 わしはこの世でアイツが一番嫌いやったー!

 あんな男! あんなっ・・・
 あんな龍はどこにもおらんがぜよー!」と涙を流す弥太郎。


明治18年(1885) 2月7日 岩崎弥太郎 死去


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